【米国:国境の壁】下院議長のナンシー・ペロシ氏に対し、反逆罪で弾劾を求める署名が集められた

Post by ONTiB, Mariko Kabashima 2019/01/29 23:50

トランプ大統領の政策である国境を守る壁。
この壁についてのトランプ大統領の演説を当サイトでも紹介しました。

この国境の壁の予算について拒否しているのは、一部共和党員もいるものの主に民主党下院議員たち。

その米下院議長のナンシー・ペロシ(民主党―カリフォルニア)について、ホワイトハウスの嘆願サイトで、同氏を「反逆罪」での弾劾を求めることを要求する嘆願に、ほんの数日間で10万人の署名を集めました。

ホワイトハウスのルールによれば、米ホワイトハウスの嘆願書サイトで、1カ月で10万筆集まれば、米政府が内容を検討し「ホワイトハウスから最新情報を得る」仕組みになっています。
これは、トランプ大統領がナンシー・ペロシの弾劾の請求を対処することが、ほぼ保障されることを意味します。

 

嘆願書の内容は次のとおり

 

ナンシー・ペロシは、米国民の裏切り者だ!

Created by M.G. on January 18, 2019

 
憲法は、「米国に対する反逆罪は・・・合衆国の敵に固執し、援助と便宜を与える」と定義している。不法外国人は、麻薬、人身売買、およびテロなどの目的でわが国に侵入し、米国民に死と犯罪をもたらす敵である。ナンシー・ペロシは、米国市民の税金で賄われているサンクチュアリ政策に賛成票を投じ、支援と便宜を提供することでこれらの敵を頑なに守り、国境の壁に資金提供することを拒否し、国境を開放させ危険な状態にし、米国民を守ることを拒否している。ペロシはエンジェル・ファミリー*との面会を拒否し、政府を閉鎖させ、その後、80万人の連邦政府の職員が給料をもらえない期間に、米ドルでハワイとプエルトリコに旅行し、トランプ大統領を招請しなかった。 ナンシー・ペロシを反逆罪で弾劾せよ!

 

訳注:エンジェル・ファミリー*・・・不法移民によって殺害された犠牲者の親戚を説明するためにトランプ大統領が使用した言葉

トランプ大統領は、国境の壁の予算を拒否している下院議員について次のようにツイートしています。

ツイート:
わが国を犯罪、麻薬、人身売買から守るために壁や鉄の障壁を設けることを望んでいないのは、愚か者、あるいは政治的な目的を持つ人だけです。常にそうだ。


現在、ペロシ氏がトランプ氏の国境壁への資金提供を拒否し続けている中、民主党議員の中にはトランプ氏を支持するために下院議長であるペロシ氏に背を向ける人が増え続けています。

エリッサ・スロートキン下院議員(民主党ーミシガン)は、ペロシ氏はトランプ氏と「忌々しい部屋に入る」必要があり、壁に資金を供給するために交渉する必要があると述べました。

参考までに、米国の反逆罪についての法律にはこう記されています。

アメリカ合衆国憲法[20] 第3条
第3条[反逆罪]
[第1項]合衆国に対する反逆罪は、合衆国に対して戦争を起こす場合、または合衆国の敵に援助と便宜を与えてこれに加担する場合にのみ、成立するものとする。何人も、同一の外的行為についての2人の証人の証言、または公開の法廷での自白によるのでなければ、反逆罪で有罪とされない。

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

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