【ファーウェイ:速報】ポーランド:2名の中国のスパイを逮捕

Post by Mariko Kabashima、ONTiB  2019/01/12  11:58 update 18:38

10日木曜日の夕方、ワルシャワ地方裁判所は、8日火曜日に逮捕した中国企業ファーウェイWeijinga Wの2人の中国のスパイの逮捕に関し、3カ月の拘留を発表した。

ファーウェイは米国とその同盟国から更に度重なるスパイ疑惑に直面している。

以下、ポーランドのTVP Infoから抜粋:


容疑者は、内部安全保障局(ABW)の元職員と、中国系多国籍通信会社ファーウェイのポーランド支社の営業部長を務める中国人。 
彼らはポーランド国内治安機関に拘束された。
この二人はスパイ容疑で起訴されており、10年の禁固刑を受ける可能性がある。

「機密情報漏洩」

ポーランド人容疑者「Piotr D (ピオトル D)」は、政府の内部通信システムを含む機密情報にアクセスし、政府高官に情報を秘密裏に伝達していた。

容疑者等は第130条第一項「1.ポーランド共和国に対するスパイ活動について」の罪に問われている。

ABWの資料は、両者が中国の特殊部隊の利益のために行動したことを示している。容疑者は10年までの懲役を宣告される恐れがある。

中国人スパイはまた、スタニスワフ(Stanisław.)というポーランド人の名前を使い、罪を認めず、説明を拒否している。

この事件に関連しての記者団に対し、ポーランドにある中国の副大使が外務省の建物に現れ、中国領事館が逮捕された中国人と連絡を取ることを許可するよう求めた。

ファーウェイの販売責任者は、外交的免責特権を保護していないため、少なくとも3カ月間は拘留されることになる。

ピヨトル・D大尉は、2011年まで国家安全保障局の幹部を務めていたが、同局では、テレインフォマティック・セキュリティ局の副局長であり、この特別任務の長であったボンダリク( Krzysztof Bondaryk)将軍の顧問を務めていた。同氏の辞任は、政府のIT入札における不正に関するいわゆる情報提供者に関連したものだが、同氏が起訴されたことはない。

 

米国のFortune誌が、ファーウェイにこの件について問い合わせたところ、同社のからのコメントはなかったという。

この逮捕は、世界最大の通信機器メーカーにとって厳しい時期に起きている。
間近に迫った「5G」モバイルネットワーク配備へのファーウェイの関与をブロックする国が増えている。ノルウェイもまもなくそのリストに加わるかもしれないと報じられており、先月ファーウェイの最高財務責任者孟晩舟氏のカナダでの逮捕は、米中の緊張をさらに高めた。

 

H/T  Radio Poland 、  TVP Info、 Fortune

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

 

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