【経済:ジョージ・ソロス】ソロスがFB株を売却したのは株価が急落する前だったことが文書で明らかになった

ソロス氏が、SNSについて批判を述べたスピーチは、以前当サイトでフル翻訳の上紹介しました
よくソロス氏は、陰謀論の親玉のように語られることがありますが、ずっと同氏の動きを追っていると、いいか悪いかは別として、同氏は自らのビジネスで資本を作り、同氏の考える世界を実現しようとしているだけに過ぎない一人の投資家ですし、そのリスクも自ら背負っているということが分かります。
しかし、同氏がSNSを批判したにも関わらず、FBとは上下関係にあり、同氏の株の売買について色々な解釈ができるのではないでしょうか。
この記事は、ロシアトゥデイから紹介します。
Post by Mariko Kabashima 2018/11/22  12:48

RT 2018/11/21】

リベラルな投資家ジョージ・ソロス氏は、フェイスブック株が急落する前の今年初めに同社株を売却した。また、ソロス氏がNetflixとゴールドマン・サックスの株式の一部を売却したという文書もある。

証券取引委員会(SEC)に提出された書類によると、ソロス・ファンド・マネージメントは2018年第3四半期にFacebookの保有株をすべて売却し、Netflixとゴールドマン・サックスの保有株を減らした。
3社とも9月以降大幅に下落しており、Netflixは29%減、Facebookは20%減、ゴールドマン・サックスは15%減となっている。

ソロス氏はソーシャルメディアを「社会への脅威」と非難したとしても、物議を醸している億万長者のヘッジファンドは、フェイスブックと上下関係にあり、伝えられるところでは、2017年11月に30万株を売却した後、2018年夏に買い戻したという。

Facebookへの投資と並行して、ソロス氏はGoogleの親会社であるAlphabet Inc.とAmazonへの投資を縮小していたが、Twitter、Spotify、Pandora、New York Timesへの投資を増やしていた。

つい先週、The TimesはFacebookがソロスにつながることで批判をかわすためにPR会社を雇ったことを明らかにした。
同氏の財団を通じて、ハンガリー出身の億万長者は、実際にはフェイスブックに批判的であったいくつかの活動家グループに資金を提供している。しかし、同氏の擁護者たちは、彼についてそういうのは反ユダヤ的だと主張している。

ソロス氏は、空売りと通貨投機でかなりの富を築いてきた。最も有名なのは、1992年に英国ポンドを売り、10億ドルを手に入れたことだ。その利益の一部は、米国と世界の左派勢力を擁護するNGOネットワークへの資金提供に充てられている。

同氏の出身国であるハンガリー政府は、不法移民への援助などソロスの多くの活動を禁止しており、ソロスの資金援助を受けている中央ヨーロッパ大学は、隣接するオーストリアへの移転を検討していると発表した。

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

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