【米国・中国】米国の警察が「中国のジェフ・ベゾス」が性的違法行為の疑いで逮捕

ミネソタ州警察は、電子商取引大手JD.comの最高経営責任者 (CEO) であり、中国で最も裕福な男性の1人を、性的違法行為の容疑で一時逮捕した。その実業家は告訴されないまま釈放された。

グーグルとウォルマートから投資を受けたオンラインショッピングサイトJD.comの創設者でCEOの劉強東(Liu Qiangdong)氏は、金曜日深夜にミネアポリス警察に逮捕され、次の翌日の午後に釈放された。

この億万長者は「中国のジェフ・ベゾス」と呼ばれ、ジャック・マ―氏のアリババEコマース帝国に対する主要な挑戦者となっている。

米国ではリチャードという米国名で呼ばれている劉氏に対して告訴はされていない。

同氏が逮捕された理由として、ヘンネピン郡の記録には「考えられる原因」と記されているが、これは米国の法律では「妥当だ」とされている。

この主張はおそらく真実であるが、それ自体では刑事上の有罪判決を下すには十分ではないのだろう。

劉氏が関与したとされる犯罪の詳細と規模は明らかにされていない。
劉氏の純資産は94億ドルで、昨年のフォーブス誌で中国の富豪18位に選ばれた。

同氏は、保釈なしで釈放され、市、州、さらには国を自由に離れることができると警察は発表した。

最高経営責任者(CEO)の解任後、JD.comは、日曜日、中国のソーシャルメディアネットワーク「Weibo」上で声明を次のように発表した。

「同社の最高経営責任者(CEO)に対する申立は「偽」であり、警察はすぐにこの主張には何のメリットがないと判断し、当初の予定通りの出張を続けることができました」
また、同社は、「虚偽の報告に対して必要な訴訟を起こす」と警告した。

しかし、コメント欄には保安官事務所の刑務官が撮影したスクリーンショットがすぐにアップされ、ユーザーは、被害を食い止めようと警察の報告書が事実ではないと会社に電話した。(訳注:確かに生年月日が違うようです)

 

ミネソタへの旅行の主張や目的に関して、その実業家自身は何のコメントもしていないが、ミネソタ大学は、劉氏が博士号取得のために勉強していたことと、ビジネスリーダーシップカリキュラムの研修部分を完了するためにミネソタ州に来たことを確認した。

劉氏が参加したプログラムは、中国の大学と提携して設立されたものである。

劉氏はこれまでに性犯罪に関与したという申し立てを受けたことはないが、2015年12月にオーストラリアの自分の土地で女性が性的暴行を受けたことに関連して、彼の名前がニュースになった。

劉氏のパーティーに招待されたロングウェイ・シュウ(Longwei Xu)は今年7月、女性に対する強制わいせつ罪で有罪判決を受けた。

同氏はこの公判で、 「自分の名前を言及することは、名誉を傷つけることだ」 と主張し、検察側に身元を隠すよう求めた。

しかし、シドニー・モーニング・ヘラルドは7月に、劉氏の法廷での圧力を打開し、億万長者の正体を明らかにした。

JD.comはアリババの主要な競争相手の一つと見なされてきた。

6月、アルファベットのグーグルは同社に5億ドルを投資し、同社のショッピングサービスでアジア以外の市場にアクセスできるようにした。

H/T Wall Street Journal 

Post by JK 2018/09/03  18:25

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