【米国:イリノイ州】マリファナが合法化された場合、警察犬を殺処分しなくてはならないと警察が主張

人間って本当に勝手だなと思います。
マリファナが合法化された場合、警察犬(K-9)がどうなるか考えたことがありますか?

新しく訓練される犬については、マリファナ以外の違法薬物などを探知する訓練します。この場合は、問題はありません。

問題が生じるのは、マリファナを含む違法薬物をその優れた嗅覚で探知し、活躍していた優秀な警察犬たちです。

嗜好性マリファナが合法になった場合、麻薬探知犬を訓練をし直せばいいと思われるかもしれませんが、そんなに簡単な事ではありません。

イリノイ州の警察K-9アカデミーの訓練ディレクターによるると、「もし同州が嗜好性マリファナが同州で合法化すれば、犬を安楽死させなければならないと述べた」とパンタグラフが報じています。

麻薬探知犬は、薬物に反応するように訓練されているので、マリファナについては無視するように再訓練する必要があります。

イリノイ州には約275頭の麻薬探知犬がいて、その訓練に数千ドルの費用をかけており、もしマリファナを合法化した場合、犬をマインドセットをするため再訓練が必要になります。

その訓練は「極度の虐待」に近い行為になる、とマコン郡のK-9(警察犬)トレーニングアカデミーの訓練責任者であるチャド・ラーナー氏は述べています。

また、犬を他の犬に交換した場合、何百ドルもの費用がかかるそうです。

 

警察当局の元K-9ハンドラで元警察署長のスティーブ・ペトリリ(Steve・Petrill)によると、
「麻薬探知犬になった時点で、彼らは5種類の匂いを訓練されている」と説明しています。

しかし、ラーナー氏は、次のように示唆しました。

「犬は、一度この訓練をプログラムされてしまえば、それらをプログラム解除することはできません」

「犬はまた効果的な労働者になるために社会的であることを訓練されているため、マリファナが合法化された場合、多くのK-9犬たちを安楽死させなければならない」

しかし、マリファナ擁護団体NRMLの所長ダン・リン(Dan Linn)氏は、この問題については懐疑的で「大の大人がわずかマリファナの所有を合法化する考えと全ての麻薬探知犬を安楽死させるということを同等に考えるということは、大げさなことに見える」とパンタグラフに語っています。

同様に、ペトリリ氏は、犬はリタイヤした飼い主と一緒に暮らし続けるようにしており、すでに合法化されている州では、K-9のほうが、マリファナの臭いをもっとを無視するように再訓練されていると述べています。

しかし、そうは言っても、自由と平和を主張する嗜好性マリファナの合法化を求めるリベラルな人達は、自分たちの要求には敏感ですが、犬の命については鈍感な気がしてなりません。
きっと、自分と関わりのないところでは、弱者について優しいのでしょう。

編集者の注釈:この記事はもともと安楽死される可能性のあるイヌの数は誇張されているようですが、いずれにしても安楽死される可能性だということは事実のようです。

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