【ISIS:新事実】ISISは兵士たちに化学兵器攻撃や航空機撃墜で金銀の報酬を与えていた

ロシアトゥデイ・アラビアが、ISISに関わるテロリスト集団の文書を入手し、その内容に関する記事がアップされていました。
ISISに来た兵士たちが、信念だけで集まったわけではなく財政的な動機で集まったという幾分生々しい内容です。
しかし、この記事をみた読者の人たちのコメントをみると「どこからこの金銀はきたんだ?」とか「この記事は信じない方がいい。ロシアのプロパガンダだ」といった意見も見られます。
ですからこの記事を一応紹介しますので、ご自身で世界でこういう情報が流れているという点を考えながら読んでいただけたらと思います。

Post by Mariko Kabashima 2018/11/15 23:31

RT 2018/11/15】

RTがイラクで入手したテロリスト集団の文書によると、ISISのジハーディストたちは、彼らの任務に対して十分な報酬を得ていた。
化学兵器を使用した兵士には銀で支払われ、断首をすると金が与えられたという。

世間一般ではよく、イスラム国(IS (旧ISIS/ISIL))の戦闘員は、しばしばテロリスト集団に加わるよう強制されたり、ジハードを実行するという信念に基づいて徴兵されたりしていたと言われていたが、イラクの都市モースルからの文書とRTで見ると、自称カリフのために戦うことにも財政的な動機があったことがわかる。

かつてはシリアとイラクの領土で自称カリフ国家を宣言していた組織化されたテロ組織に加わることは、軍人とシャリアの訓練に基づいて慎重に評価された推薦状を通じてのみ可能であった。

いったん入国すると、兵士たちはISの司令官たちの綿密な監視下に置かれ、配備、弾薬、補給、最終的に死に至るまで監視していた。

テロリストの軍隊で忠義を尽くし任務を果たした者は報酬を受けるか、少なくとも報酬を約束された。例えば、航空機をどうにか落下させた人たちは、車を約束された。

RT アラビアが確認した会計記録によると、敵のヘリコプターやドローンを破壊することで、少なくとも7金貨ディナールが得られたという。

ISが化学兵器を使用するメリットははるかに少なく、ISは化学兵器を搭載した爆弾を発射するために、兵士たちに10銀貨ディナールしか支払われなかった。

化学兵器の使用に関するイラクの調査で、ISがキルクーク、ファルージャ、ティクリート周辺でマスタードガスなどの有毒物質を使用していたことをRTが発見した。

数千人の戦闘員とその家族が、イラクとシリアでの活動の最盛期にISに加わった。イラク軍の情報機関が保管しているIS文書によると、大半はイラク国内からで、その他はの地域から来ていた。

「多くの武装勢力が他国からイラクに到着した。イラク領土に不法に密入国したテロリストの家族、妻や子どもたちを含む何十万人もの人々について話すことができる」とジャベル・アサド中佐はRTアラビアに語った。

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

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