【2018年トランプ演説:全文翻訳】各国が自分たちの役割を果たし、自分たちの負担に貢献してこそ、国連の一番高い志を実現する事が出来る

2018年9月25日、トランプ大統領が国連総会でスピーチを行いました。そのトランプ氏のスピーチを全翻訳しました。当サイトは、昨年も、国連総会でのトランプ氏のスピーチを全翻訳いたしました。
昨年は、初めての国連でのスピーチ、今年は2回目になります。
トランプ大統領の主張は、基本的には昨年と同じですが、昨年は、ISISの問題、北朝鮮の問題などが語られました。今年は、社会主義についての批判、国連分担金についてよりはっきりと主張しています。
昨年のスピーチと合わせてご覧ください。

2017年国連総会トランプスピーチ1(2本に分けて発信していますのでお気をつけください)

Post by Mariko Kabashima, Tranlated by Eimi1003、Mariko Kabashima 2018/10/11 12:59

2018年9月25日、国連総会でのトランプ大統領のスピーチ

国連総会議長様、国連事務総長様、世界各国首脳の皆様、大使の皆様、ならびに貴賓代表の皆様:

一年前に私は初めてこの壮大な会場で皆様の前に立ちました。世界が直面している危機について話し、人類すべてが輝かしい未来を実現させるためのビジョンを示しました。

今日私は、国連総会の前に立ち、我々が成し遂げた驚くほどの進歩を共有したいと思います。

二年足らずで私の政権は、我が国のどの歴代政権より多くの事を成し遂げました。
アメリカはとても喜んでいます。(笑)(訳注:この部分の文字原文書き起こしでは、so trueになっているものもありますが、動画音声をチェックしたところ、so thrilledと言っています)
そのような反応が来ると思いませんでした。大丈夫ですよ。(拍手)

米国経済はかつてないほど急成長しています。大統領就任以来、資産が10兆ドルに増えました。株式市場は史上最高値を更新し、失業保険請求額は50年ぶりの低水準となりました。

アフリカ系アメリカ人、ヒスパニック系アメリカ人、アジア系アメリカ人の失業率も歴代最低レベルを記録しました。

我々は製造業の雇用50万件を含む400万件の雇用を作り出しました。米国の歴史史上最大の減税と経済改革を行いました。

大規模な国境の壁の建設を開始し、国境警備を大幅に強化しました。

軍事予算に関しても史上最大レベルで、今年度は7000億ドル、来年度は7160億ドルを確保しました。すぐにこれまで以上に我が国の軍隊は強力になるでしょう。

言い換えれば、私が大統領に就任した二年前と比べると、アメリカ合衆国はより強く、より安全に、そしてより豊かな国になりました。我々はアメリカとアメリカ人を守り、そして世界を守っているのです。

我々がそれを守ろうとしているのは、我が国民や平和を愛する他の国々の国民にとって良い知らせです。
隣国の権利を尊重し、自国民の利益を守れば、安全・繁栄・平和を授かる事が出来るようによりよく協力していけると考えています。

ここにいる皆さんは、それぞれ異なる文化を代表している使者です。豊かな歴史、そして記憶・伝統・価値観を共にする人達の集合体であり、それぞれの祖国が地球上で唯一無二な存在なのです。

だからこそアメリカは世界による統治や支配ではなく、独立と協力の道を常に選択します。

私は、ここにいる各国の皆様のそれぞれの風習・信仰・伝統を追従する権利を尊重します。
アメリカ合衆国は皆さんがどのように生きるか、どのように働くか、どのように信仰するかについては口出しをしません。
ただ一つだけお願いしたいことは、皆さんの国も我々の主権を認めて欲しいということだけです。

ワルシャワからブリュッセルまで、東京からシンガポールまで、米国を代表して海外に出ることは、私にとって最高の栄誉です。

この場所にいる沢山の各国首脳と強い友好関係や協力関係を築きました。
我々のアプローチの仕方は常に凄まじい変化をもたらしています。ここにいる多くの国々の協力の基で我々は北朝鮮と立ち向かって対立の芽を摘み、大胆に新たな平和の道を切り開こうとしています。

6月に私は金正恩総書記と会うためにシンガポールに行きました。
我々はとても有益な会議を行いました。朝鮮半島の非核化を目指すのは両国にとって重要であると合意しました。

その会議以降、改善の兆しとも受け取れるような、そして少し前まで考えられなかった事が見られました。
ミサイルやロケットはどの方向にも向けて飛んでいません。一部の軍事施設は解体されつつあります。人質は解放され、朝鮮戦争で命を落とした兵士の遺体はアメリカの地で埋葬されるために帰郷しつつあります。
最近行われた事に関し、金総書記に感謝したいと思います。まだまだやるべき事がたくさん残っています。

非核化が実施されるまで、(北朝鮮への)制裁は続けます。
ここまで来るのに我々に手を貸してくださった国々に感謝いたします。
ここまで来るというのは、皆さんが考えているよりも重大な事です。また、前に進むための支援などをして下さった韓国の文大統領、日本の首相、そして中国の総書記に対しては特に感謝の気持ちを申し上げたいと思います。


中東では、我々のアプローチが大きな進歩と歴史的な変化をもたらしています。
サウジアラビアでの訪問後、湾岸諸国はテロリストの資金集めを阻止するための団体を設立しました。彼らは新たな制裁を課していて、我々と一緒にテロリストネットワークを特定し追跡しています。更に自分の地域において今までよりもテロや過激派と闘う責任を受け持っています。

アラブ首長国連邦、サウジアラビア、カタールはシリアとイエメンの人々を支援するために何百万ドルも拠出し支援してきました。彼らはイエメンの酷い内戦に終止符を打つ手伝いをすると誓いました。

最終的には、どのような未来を望むか、そしてどのような未来を自身の子供達に残していくかはその地域にいる国々に委ねられています。

そのため、米国は湾岸協力会議、ヨルダン、エジプトと協力し、中東諸国が自国地域全体の繁栄、安定、安全保障を前進させるための地域戦略同盟を構築しています。

米軍と多くの国々との協力のおかげで、残忍な殺し屋達すなわちISISがイラクとシリアでかつて支配していた地域から追い出されたことを喜ばしく思います。

我々は、資金、領土、支援、あるいは我々の国境に侵入するいかなる手段も、過激なイスラムテロリストを阻止るために、友好国や同盟国と引き続き協力します。

シリアで今も続いている惨事には胸が痛みます。
我々が共有する目標は、シリア国民の意思を尊重する政治的解決とともに、軍事紛争のエスカレーションを緩和することでなければなりません。

国連が平和プロセスを率いるように呼びかけたいと思います。
もしアサド政権が化学兵器を使った場合、米国は応戦するつもりですのでご安心ください。
この非常に残忍な内戦からの難民を受け入れてくれているヨルダンやその他の隣国を讃えたいと思います。

ヨルダンでも見られるように、最も思いやりのある対応の仕方というのは国の再建プロセスの中心部に戻りやすくするために出来る限り難民を地元に近い地域で受け入れる事なのです。

このアプローチは限りがある資源をより多くの人々を救うために使うという事で、使った1ドルごとの価値が高まるのです。

シリアの人道危機に対するすべての解決策には、それを助長し資金を提供してきた残忍な政権に対処するための戦略、すなわちイランの腐敗した独裁体制も含めなければなりません。

イランの指導者たちは混乱と死と破壊をもたらしました。
彼らは隣人や国境、国家の主権を尊重しません。その代わりに、イランの指導者たちは、私腹を肥やし、中東やそれ以外の地域に暴力と混乱を広めるために国の資源を略奪しています。

イラン国民は、指導者たちが数十億ドルをイランの国庫から横領し、経済的一部を奪い取り、国民の宗教的な財産を略奪し、経済の貴重な部分を差し押さえ、国民の宗教的財産を略奪したことに当然のことながら憤慨しています。良くありません。

イランの近隣諸国は、この地域の[政権]の課題である侵略と拡大に多大な犠牲を払ってきました。

だからこそ、中東の多くの国々は、2015年の恐ろしいイラン核問題から米国を撤退させ、再び核制裁を加えるという私の決定を強く支持したのです。

イランの核密約はイランの指導者にとっては大きな資金源になりました。合意されてから1年経った時点で、イランの軍事費が4割近く増えました。

イランの独裁政権は、その資金を使って核装備が出来るミサイルを作り、国内の弾圧や抑圧行為を増やし、テロリズムに資金提供をし、シリアとイエメンでの殺戮に資金提供をしました。

アメリカ合衆国はこの残虐な計画を成し遂げるための資金獲得を阻止出来るように、経済的な制裁を課しました。
先月我々は再び強力な制裁を課しました。追加制裁は11月5日からで、さらなる制裁が課せられます。イランの原油を輸入している国々と協力をし、その国々が購入を著しく減らすように促しています。

世界で最もテロ支援をしている国が世界で最も危険な兵器を持つことは許されません。
「アメリカに死を!」と叫び、イスラエルを壊滅させるような政権が、核弾頭を地球上のどの都市にも届ける手段を持つことは許されません。我々はそれを絶対に許しません。

我々は、イランの侵略が続く限り、すべての国がイラン政権を孤立させるよう求めます。
そして我々は、すべての国が、宗教的で当たり前の運命を取り戻すために戦っているイラン国民を支援するようお願いします。

今年、また我々は、中東で重要な一歩を踏み出しました。すべて主権国家がイスラエルの首都の決定を承認し、私は在イスラエル米大使館をエルサレムに移しました。

米国は、イスラエル・パレスチナ間の和平を含め、この地域の平和と安定の未来に向かうために熱心に取り組んでいます。 その目標は、明白な事実を認めることによって後退するのではなく前進します。


米国の道義的現実主義(principled realism)(訳注:訳語は在日米大使館文書に拠る)は、過去のドグマや、信用できないイデオロギー、そして何年も何度も間違っていることが証明されてきたいわゆる専門家たちに囚われない事を意味します。

これは平和の問題だけでなく、繁栄の問題にも当てはまります。

我々は貿易が公正で互恵的でなければならないと考えています。もう米国はこれ以上利用されたりはしません。
何十年もの間、米国は世界最大の市場をほとんど条件なしで開放してきました。我々は世界中から外国製品が我が国の国境を自由に行き来できるようにしました。

しかし、他の国々は、その見返りとして、我々に自国の経済市場への公正かつ互恵的なアクセスを与えませんでした。

さらに酷いことに、一部の国では、自国の製品をダンピングし、補助金を出し、我が国の産業を標的にし、自国の通貨を操作し、自国に対して不当な優位性を獲得するために、開放性を悪用しました。
その結果、貿易赤字は年間8000億ドル近くに膨れ上がりました。

このような理由で、私たちは壊れ正しくない貿易協定を体系的に再交渉しています。

先月、画期的な米・メキシコ貿易協定を発表しました。

そして昨日、私は文大統領と一緒に、新しい米韓貿易協定の妥結を発表しました。これはほんの始まりにすぎません。

世界の貿易システムに変化が必要だという点では、この会議の多くの国が同意するでしょう。

たとえば、世界貿易機関(WHO)に加盟した国が、その組織の基盤となっているすべての原則に違反していました。
米国など多くの国がルールを守っている一方で、これらの国は政府が運営する産業計画や国有企業を利用して、自国に有利なシステムを構築しています。
彼らは容赦ない製品のダンピング、強制的な技術移転、知的財産の窃盗を行っています。

中国がWTOに加盟した後、米国は300万人を超える製造業の雇用、全鉄鋼業の4分の1近く、6万の工場を失い、過去20年間で13兆ドルの貿易赤字を抱えてきました。

しかし、その時代は終わりました。我々は、もうそのような暴挙を許しません。
我々は、労働者が犠牲になり、会社がだまされ、富が略奪され移転されることを許しません。アメリカは国民を守るために絶対に謝罪しません。

米国は先ほど、中国製商品の関税を2000億ドル追加することを発表しました。これまでのところ、合計2500億ドルです。

私は友人の習近平国家主席に敬意と愛情を持っていますが、貿易不均衡は受け入れられないものだとはっきりと主張しました。中国の市場のひずみと取引方法は容認できません。

私の政権が示したように、アメリカは常に国益のために行動します。


去年皆様の前でスピーチをしましたが、国連の人権委員会は、この機関にとっては重大な恥となっている事について警告しました。米国やその友好国をバッシングする一方で、言語道断レベルの人権侵害を行う者達を保護しています。

我が国の国連大使ニッキー・ヘイリーが改革のための明確な議題を提示しましたが、報告や繰り返し警告されたにもかかわらず、何の措置も取られませんでした。
そのため、米国は唯一の責任ある行動をとり、人権理事会から離脱しました。真の意味で改革が実施されるまでは復帰しません。

同様の理由から、米国は、国際刑事裁判所(ICC)への承認を支持ません。米国に関する限り、ICCには管轄権も正当性も権限もありません。ICCは、あらゆる国の国民に対するほぼ普遍的な裁判権を主張し、正義、公正、法の適正手続きのすべての原則に違反しています。我々は、米国の主権を、選挙で選ばれているわけではなく説明責任がない世界規模の官僚機構に明け渡すつもりは決してありません。

米国はアメリカ人によって統治されています。我々は、グローバリズムのイデオロギーを否定し、愛国心の理念を受け入れたいと思っています。

世界中の責任ある国家は、グローバルなガバナンスだけでなく、他の新たな形の弾圧や支配からも主権に対する脅威からも防衛しなければなりません。

米国では、自国と同盟国のエネルギー安全保障が重要だと考えています。我が国は、世界最大のエネルギー生産国になりました。

米国は、豊富で手頃な価格の石油、クリーンな石炭、天然ガスを輸出する用意があります。

OPECとOPEC諸国は、いつものように、世界の他の国々に対して搾取していますが、私はそんな状況が好きではありません。そんな状況が好きだと思わないのは当然の事な事です。我々はこれらの国々のほとんどを無償で防衛しています。そして彼らは我々に高い石油価格で売りつけることで我々を利用します。良くない状況です。

我々は、彼らに原油価格を引き上げやめて、価格を引き下げてほしいと思っています。今後、彼らは、実質的に軍事的保護に貢献しなければなりません。我々はこのひどい価格に、これ以上我慢するつもりはありません。

単一の外国企業に依存すると、国家は恐喝や脅迫を受けやすくなります。
ポーランドのような欧州諸国が、エネルギー需要を満たすためにロシアに依存しないよう、バルト海パイプライン建設を主導したことを歓迎いたします。
ドイツはすぐに方向を変えなければ、ロシアのエネルギーに完全に依存することになるでしょう。

ここ西半球において、我々は、領土拡大主義の外国勢力の侵略からの独立を維持することにコミットしています。

モンロー大統領以来、米国の公式な政策として、この半球や自国の問題における外国の干渉を拒否してきました。

米国は最近海外投資に関しては国家安全保障への脅威をより効率よく阻止するために法律による規制を強化しました。同様のことを望む国々との協力を歓迎します。
自国を守るために必要な事です。
また、米国は中南米地域の国々と協力をして制限なき移民の流入による国家主権への脅威と立ち向かっています。人間の闘争、密入国、人身売買に対する寛容は人道的ではありません。
今まで誰も見たことのないレベルで起きていることは恐ろしいことです。非常に残酷です。

不法移民は、犯罪ネットワーク、冷酷なギャング、そして致死的な麻薬の流れに資金を提供します。
不法移民は脆弱な人々を搾取し、勤勉な市民を傷つけ、犯罪、暴力、貧困の悪循環を生み出しています。

国境を守り、犯罪組織を破壊してこそ、この悪循環を断ち切り、真の繁栄の基盤を築くことができます。


我々はこの会場にいるすべての国が、その国益に応じて独自の移民政策を設定する権利を尊重します。

我々が同じようにする我が国の権利を尊重していただきたい。それが、米国が新たな 「移民に関するグローバル・コンパクト」 に参加しない理由の1つです。

移民は、わが国民に説明責任を負わない国際機関によって統治されるべきではありません。

最終的には、移民問題に対する唯一の長期的な解決策は、人々が自国でより希望に満ちた未来を築くあげるための支援をすることです。
彼らの国々が再び素晴らしい国へとなるように。

現在、例えば、我々は、ベネズエラで人類の悲劇を目撃しています。200万人以上の人々が、社会主義者のマドゥロ政権とキューバの支援によってもたらされた悲劇から逃れました。

かつて、ベネズエラは地球上で最も裕福な国の一つでした。現在、社会主義は石油の豊富な国を破産させ、国民を極貧に陥れました。

実際に、どこにでも社会主義や共産主義が試され、苦しみ、腐敗、腐敗を生み出してきました。

社会主義の権力欲は、拡大、侵略、抑圧につながります。
世界のすべての国々は、社会主義とすべての人にもたらす悲惨さの原因に抵抗すべきです。

その精神の下、我々はここに集まっている国々が我々と一緒にベネズエラに民主主義が復活する事を呼びかけて欲しいのです。

本日、我々は、マドゥロ政権とその側近を標的とした抑圧的政権に対する追加制裁を発表します。

我々は、人々が自らとその家族のためにより良い生活を築けるよう支援している国連が世界中で行っているあらゆる活動に感謝しています。

米国は世界最大の援助国です。

しかし、我が国に何かを与える国はほとんどありません。それが、我々が米国の対外援助を厳しく見直している理由です。

それはマイク・ポンティオ国務長官によって進行されるでしょう。我々は、何が機能しているのか、何が機能していないのか、我々の資金と我々の保護を受けている国々が我々の国益を尊重しているかどうかを見極めます。

これからは我々を尊重する国々と、そして率直に言って、我々の友好国にのみ対外援助をするつもりです。

そして、その他の国々には自国の防衛費を公平に負担することを期待します。

米国は、国連がより効果的で責任あるものにすることにコミットしています。

私は国連が無限の可能性を持っていると何度も言いました。
改革の一環として、私は交渉の担当者に、米国は国連平和維持予算の25%以上を負担しないと伝えました。

これは、他の国々が歩み寄り、関与し、この非常に大きな負担を分担することを奨励することになります。

米国の財源を最も成功するプログラムに使えるように、我々は決められた分担金から自主的な分担金へと資金をシフトさせるよう動いています。

我々各国が自分たちの役割を果たし、自分たちの負担に貢献してこそ、国連の一番高い志を実現する事が出来るのです。
恐れずに平和を追い求め、絶望を感じずに希望を持ち、弁解せずに安定を求めなければいけません。

多くの歴史的な出来事が起きたこの会場を見回すと、我々は自国の課題や時代の課題について取り組むためにここに来た多くの先代の方々のことに思いを馳せます。

全てのスピーチや国連決議の言葉と希望に流れていた同じ問いに心を向けたいと思います。

その問いとは、「我々がどのような世界を子供たちのために残し、どのような国家を継承するか」ということです。

この会場を埋め尽くしている夢は、この演壇に立っている人たちと同くらい多様であり、ここに代表される国々と同じくらい多様です。本当にすごいですね。本当に素晴らしい歴史です

10億人を超える自由な社会で無数の人々を貧困から救い出し中流階級に引き上げることに成功したインドがあります。

サウジアラビアでは、サルマン国王と皇太子が大胆な改革を進めています。

イスラエルは、聖地における民主主義の繁栄として70周年を誇らしげに祝っています。

ポーランドでは、独立、安全、主権のために素晴らしい国民が立ち上がっています。

多くの国が独自のビジョンを追求し、希望に満ちた未来を築き、運命、遺産、故郷という素晴らしい夢を追いかけています。

世界は今まで以上に豊かになり、それぞれが非常に特別で、それぞれが非常にユニークで、それぞれが世界の一部で明るく輝いている美しい国々のおかげで、人類はよりよくなりました。

それぞれの国を見渡すと、同じ過去を引き継いだ事と同じ未来を創り出す事で団結している人々の希望が見えます。
我々米国人に関しては、望んでいる未来はもうわかっています。アメリカがどのような国でなければならない事もわかっています。アメリカは自由の至上権と個人の尊厳を重んじています。

我々は自治と法の支配を重んじています。自由を維持するような文化を大切にしています。それは強い家族の絆、深い信仰心、そして猛烈な独立心から成り立っている文化なのです。ヒーローを称え、伝統を大事にします。そして何よりも我々は自国を愛しています。

今日、この素晴らしい会場にいる全ての人々と、世界中で耳を傾けている皆様の中には愛国心があります。国を強く愛する気持ちと祖国への強い愛着は同じです。
愛国者の中に燃えている情熱とその国の精神が改革と革命、犠牲心と無私無欲、そして科学の発展と素晴らしい芸術を産み出しました。

我々の務めとはこれらを消すのではなくて受け入れる事です。これを基盤にして更に発展する事、先人の知恵から学びその中から我々の国々をより発展させ、治安をよりよくし、世界をより良い所にする志を見出すことです。
この途方もない可能性と人々を引き出すためには、それを可能にする基盤を守らなければいけません。

自由が存続し、民主主義が存続し、平和が繁栄する唯一の手段は、主権国家と独立国家です。だからこそ国家主権と何よりも独立を維持しなければなりません。

そうした時に、我々は協力の新たな方法を見出すことが出来きるでしょう。
内側から平和維持の情熱が新たに燃え上がることを感じる事が出来ます。

我々の周りに新たな意義、新たな決意、新たな勇気が溢れ出します。我々が住む世界が新たな美しい世界になります。共に愛国心、繁栄、そして誇りに満ちた未来を選びましょう。支配と挫折よりも平和と自由を選びましょう。

自国と自国民のために闘いましょう。永遠に強く、永遠に独立していて、永遠に公平な国。永遠に神の恩寵、善良心、光栄を授かっている事に感謝をしながら。
神のご加護がありますように、世界の国々に神のご加護がありますように。ありがとうございました。

(海外ニュース翻訳情報局 翻訳 Eimi1003, Mariko Kabashima)
(H/T VoxThe Atlantic) 

 

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