【米国・ホワイトハウス】宗教の自由を推進するための閣僚におけるペンス副大統領の所見

Issued 2018/07/26

場所: ハリー・S・トルーマンビルディング、ワシントンDC 10:17 AM EDT

ありがとう、ポンペオ国務長官。
ブラウンバック大使、グリーン(米国国際開発庁)長官、マルバニー(行政管理予算)局長、そしてここに集まった80以上の国々の代表者の方々、そして特に今日参加いただいた宗教的迫害の生存者の皆様に感謝いたします。
初のそして今年初めての、信仰の自由を推進することについて発言することを光栄に思います。(拍手)

そして、国内外で信教の自由の熱心な擁護者からの挨拶を持ってきています。
今朝、米国大統領第45代大統領ドナルド・トランプ氏からの挨拶です。ここで表明されたすべての尽力に感謝の意を表します。(拍手)

トランプ大統領が何度も述べたように、米国は「信仰の国」であり、信教の自由がこの政権の最優先事項です。
アメリカは、建国当初から信教の自由を支持してきました。

我々の最も初期の入植者たちは、迫害を恐れずに信仰を実践できる新世界を求めて船出するために故郷を後にしました。
我々の先人たちは、建国憲章と初期の法律に宗教の保護を刻みました。
この偉大な国が我々の独立を手中に収めた後、アメリカの建国者たちは、合衆国憲法における最初の自由として宗教の自由を正式に記しました。

そして、アメリカは常に、そしてこれからも、我々の事例によって世界を導いてきました。
初代大統領ジョージ・ワシントンが、ニューポートのシナゴーグに宛てた有名な書簡の言葉を引用すると、彼は 「全く認めず宗教的偏見をもち、迫害しても何の助けにもならない」とし、ここでは、「米国は、人類に…まねされるに値する価値のある政策を与えた」とあります。
そして、「我々の保護のもとに住んでいる人たちは、善良な市民としてふるまうべきである」としています。

この国の長い歴史の中で、宗教の自由は私たちの最初の自由でした。
しかし、建国者たちが知っていたように、この貴重な自由は、政府によってではなく、我々の神によって与えられたものです。
そして、我々はそれがアメリカ国民だけでなく、このようにあらゆる人間に与えられたものだと信じています。(拍手)

(宗教を)信じる権利と信じない権利は、最も基本的な自由です。
我々は、宗教の自由が否定されたり破壊されたりすると、その他の自由-言論の自由、報道の自由、集会、さらには民主主義制度自体がさえも危険に晒されていることを知っています。

だからこそ、アメリカは昨日、今日、そしていつも宗教的自由を表明しているのです。我々がこうするのは、それが正しいからです。
我々はまた、宗教的自由が世界の平和と安全のために必要であるから支持するのです。

宗教の自由を拒否する国家は、自国民に急進主義と憤りを生みます。
彼らは国内に暴力の種を撒き、その暴力は隣国や世界中に広がります。
歴史が何度も示しているように、自国民の宗教上の自由を否定する人々は、他の人々の権利を踏みにじり、世界全体の安全と平和を弱体化させます。

本日は、世界中で宗教の自由を推進しようとするアメリカの偉大なリーダー達を何人か紹介しましょう。
まずは、この歴史的閣僚を集めてくださったマイク・ポンペオ国務長官に感謝の意を表したいと思います。(拍手)

国務長官は80カ国を呼び寄せてくださることにより、世界の舞台において米国の信教の自由を優先事項にするというトランプ大統領の希望を盛り上げてくださいました。
長官、ありがとうございました。

また、生涯をかけて宗教の自由の熱心な擁護者、サム・ブラウンバック大使の並々ならぬ努力と外交について触れたいと思います。(拍手)
大使、ありがとうございました。

ポンペオ国務長官とブラウンバック大使が周知のとおり、今週行われた議論は前途有望なものでありますが、我々には多くの課題があります。
今日、悲しいことに、世界中の人口の83%が、宗教の自由を脅かされているか禁止されている国に住んでいます。

宗教的な迫害の犠牲者は経済制裁に直面しています。彼らは頻繁に逮捕され、投獄されます。
彼らは集団暴行と国家テロの標的になっています。
そして彼らの支配者に逆らう者は、大抵の場合迫害ではなく死に直面することになります。

宗教の自由を侵害する国のリストは沢山あります。彼らの犯罪と抑圧は我々の世界に及んでいます。
この西半球では、ニカラグアでダニエル・オルテガ政権が事実上カトリック教会との戦争が行われています。
何カ月もの間、ニカラグアの司教たちは、今年初めに同国を席巻した民主化を求める抗議行動を受けて、国民対話の仲介を試みてきました。
しかし、マチェートや重火器で武装した政府の支援を受けた暴徒たちは教区や教会の建物を襲撃し、司教や司祭たちは警察によって物理的に暴行を受けました。

我々は、今日、群集を聖なる慈悲教会へ導いてくださった信仰の英雄であるラウル・サモラ神父様の協力を得ました。
先週、200人以上の学生たちが神父様の教会に避難し、2人の学生が命を落とました。その後、オルテガ政府は同教会を包囲しました。今年だけでも自由のために350人以上の勇敢なニカラグア人が亡くなりました。

神父様、あなたに申し上げます:我々の祈りはあなたと共にあります。
そして、アメリカの人々はニカラグアの自由と信仰の自由のために、あなたと共にあります。(拍手)

我々の故国から遠く気がかりな、世界で最も人口の多い国である中華人民共和国においての宗教的な迫害は、範囲と規模のどちらとも拡大しています。
国務省の「国際宗教の自由」についての年次報告書では、1999年以来、中国を宗教の自由を侵害する国と位置付けています。他の宗教的な少数派とともに、仏教徒、イスラム教徒、キリスト教徒が度々攻撃を受けています。

本日、我々と共にいるチベットの仏教の僧侶Kusho Golog Jigme。
70年近くの間、チベット人は中国政府によって残忍に抑圧されてきました。
Kusho氏は、祖国で中国の支配に反対する発言をした後、投獄され拷問を受けました。
同氏は中国から脱出しましたが、彼の信者が彼らの信仰を実践し、彼らの文化を守るために戦っています。Kushoさんに申し上げます。
あなたが、ご出席していただいたことを光栄に思います。
我々はあなたの勇気と自由に対するあなたの姿勢に敬意を表します。(拍手)

悲しいことに中国政府はウイグル系イスラム教徒をいわゆる「再教育キャンプ」に何十万人、場合によっては何百万人も拘束しています。
彼らは昼夜を問わずの政治的教化に耐え、宗教的信条や文化的アイデンティティを非難することを目標として強いられています。

しかし、中国のあらゆる人権侵害よりも、隣国の北朝鮮はさらに深刻です。
我々は米朝間の関係が改善し、北朝鮮の核と弾道兵器の脅威が除去されることを願っていますが、北朝鮮の指導者が数十年にわたって国民に比類のない窮乏と人権侵害をもたらしたという明白な事実から免れることはできません。

拷問、大量飢餓、公開処刑、殺人、さらには強制的な堕胎、そして産業規模の奴隷労働までもが、北朝鮮の政権が70年以上にわたってその権力を保持してきた手段でした。
今日、我々がこの閣僚会議に集う中、想像を絶するほど残忍な奴隷労働収容所には、推定13万人の北朝鮮人が拘留されています。

韓国のキリスト教共同体が繁栄しているのとは対照的に、北朝鮮によるキリスト教徒への迫害は地球上では他に類を見ないほどです。
その迫害は容赦なく、組織的で、絶対的で、しばしば破滅的です。
キリスト教の聖書を所有しているだけで極刑に値する罪になります。
そして、体制によってキリスト教徒であると特定された人々は、通常処刑されるか家族とともに北朝鮮の矯正労働収容所送りを宣告されます。

これは、今年初めにこの地方を旅したときに光栄にも会うことができた、私たちと共にここにいるジヒョナに起きたことです。
ジヒョナは、母親が彼女に与えた聖書を持っていただけで投獄され、拷問されました。
脱出に失敗した後、北朝鮮当局は、彼女に強制的に子供を中絶させられました。
ジヒョナは幸運にも逃げることができました。
そして今日、あなたが我々と一緒にいてくださって光栄に思います。
あなたの信仰と勇気が我々皆を奮い立たせます。(拍手)

ロシアでは、17万人以上のエホバの証人が世界中の他の国々と同様の迫害に直面しています。
彼らは信仰を実践することを法律で禁じられています。
政府職員は、サンクトペテルブルク近くのエホバの証人の本部を差し押さえ、同国の礼拝堂を強制捜索し、多数の信者を逮捕し投獄しました。

そして、テロの主要な国家スポンサーであるイラン・イスラム共和国に目を向けてみると、イランの人々は、たとえあったとしても、宗教の自由をほとんど享受していないことを認識しています。

キリスト教徒、ユダヤ人、スンニ派、バハーイー教徒、その他の少数派の宗教団体は、シーア派の多数が享受している最も基本的な権利を与えられていません。
そして、日常的に罰金、鞭打ち、逮捕、暴行、さらには殺害されています。
2016年だけで、20人のスンニ派クルド人が、信仰を実践しただけで「神に対する戦争を繰り広げた」とされる罪で処刑されました。

そして、アメリカ合衆国の人々は、長く苦しむイランの人々へのメッセージがあります。
テヘランにおけるあなた方の指導者たちの脅迫や悪意のある行動に対して強い立場をとっていますが、我々はあなた方と共にいることを知ってください。
我々は、あなた方のために祈ります。そして、イランの善良な人々である皆さんに、自由と平和な未来のために勇気をもって邁進していただきたいと思います。(拍手)

宗教の自由は常に権威主義体制において危険にさらされているが、宗教的マイノリティへの脅威は独裁政治や独裁者に限定されません。
政府の迫害からだけではなく、偏見や憎しみから、自由な社会で同様に起こります。

宗教の自由が原理として生まれ、法に謳われているヨーロッパでは、悲しいことに、多くの地域で宗教的不寛容が増加しています。
ホロコーストからわずか70年後、ユダヤ人への攻撃は、高齢のホロコースト生存者への攻撃でさえ、驚くべき速度で増加しています。

昨年、英国ではユダヤ人に対するヘイトクライムが過去最高を記録しました。
同じ時期に、毎日平均4件近くのユダヤ人に対する攻撃がありました。

フランスやドイツでは状況があまりにも悪くなったため、ユダヤ人の宗教指導者たちは、彼らが暴力的に攻撃されることを恐れて、自分の信者たちに人前でキッパー(訳注:ユダヤ教の民族衣装で帽子の一種)を着用しないよう警告しました。
そして、あまりに多くの場合、それがまさに起きていることです。
2012年のトゥールーズでのユダヤ人学校の外での4人の小さな子どもの殺害から、2016年のパリのユダヤ人スーパーマーケットへのテロ攻撃まで、世界は、ユダヤ人に対するこれらの攻撃が起こるのを恐怖のうちに見てきました。

驚くべきことに、フランス系ユダヤ人は生涯の中で、かつてはナチスから特定されるユダヤ人特有の服を着用するように強制され、今は民主主義の指導者たちから特定されるユダヤ人服を着用しないよう警告されている人もいます。
これらの暴力や憎しみ、反ユダヤ主義の行為は終わりにしなければなりません。(拍手)

世界中にはさらに多くの例があります。我々はそれらすべてに注意を払っていますが、ISISのテロリストたちによる野蛮な行為と暴力、そして彼らの行為の重大さを決して忘れてはなりません。

ISISは、中世以来、中東では見えない残虐な行為を見せてきました。そして、中東、アフリカ、ヨーロッパの他の地域に、ISISは、終末論的な狂気を拒絶するだろうすべての人々を征服し、根絶しようとし続けています。
そして、イスラム教徒、キリスト教徒、ドルーズ派(訳注:シーア派に源を持ち、エジプトのファーティマ朝の第6代カリフのハーキムを神とする秘教的宗派)、その他と含む多くの背景を持つ多数の信者たちは、その手にかかりひどく苦しんでいます。

しかし、ヤジディ(訳注:中東のイラク北部などに住むクルド人の一部において信じられている民族宗教)ほどISISによって非常に残酷に標的にされた信仰のコミュニティはなかったでしょう。ナディア・ムラドは、今日我々と共にいます。
4年前、ISISの殺戮者が彼女の村に入り、ナディアの兄弟と義兄弟6人を含む600人以上のヤジディ人の男性と少年を虐殺しました。
それから彼らはナディアとすべての若い女性を誘拐し、最も人間の品位を貶める奴隷として虐げていました。

ナディアは拘束されている間、ISIS兵士によって残虐行為を受けました。彼女が逃げ出すことができたのは、人質が鍵をかけずにドアを開けたままにしていたためであり、近隣の家族が、安全に密かに出国できるまで彼女を匿いました。

しかし、ヤジディの姉妹の多くはそれほど幸運ではなく、何千人ものヤジディが今も行方不明になっているか、ISISに拘束されています。
ナディアさんに申し上げます。我々は、あなたがご出席していただいたことを光栄に思います。
我々はあなたの勇気に心を動かされています。
そして、アメリカ合衆国はお約束します。
ISISの残虐性を、常に本当の意味で残虐行為と呼ぶでしょう。それは単純明白な大量殺戮です。(拍手)
ナディアさん、我々と共にいること、そしてあなたの勇気に感謝いたします。

ヤジディの人々の苦しみとISISのすべての犠牲者の苦しみは、アメリカ国民を動揺させ、この大統領とこの政権を行動に駆り立てました。

トランプ政権が発足した当初から、トランプ大統領は米軍に対し、同盟国とともにISISに対抗するための断固たる行動をとるよう指示しました。
そして、我々の勇敢な軍隊のおかげで、ISISは逃亡中であり、カリフ国家が陥落したことを報告できることを誇りに思います。
そして、約束します。ISISがこの地球上から追い出されるまで、我々は休止したり圧力を弱めたりすることはありません。(拍手)

しかし、戦闘での勝利は戦闘の半分に過ぎません。
だからこそ、現政権は、迫害を受けた宗教団体が中東全域を再建するのを支援するために、すでに1.1億ドル以上を充てました。

米国はまた、宗教の自由と宗教多元主義が中東全域で繁栄することを確保することにコミットしています。
そのためにも、米国は、最も弱い立場に置かれている地域社会にさらなる支援を提供するだけでなく、将来的には市民社会を勇気づけることが、暴力を止めることにもつながると信じています。
そして、本日、副大統領として、米国は本日からジェノサイド復興・迫害対応プログラムを開始すると発表することを光栄に思います。(拍手)

この新しいプログラムの下で、国務省と米国国際開発庁は、イラクをはじめとする迫害された地域社会に迅速に援助を提供するため、地域の信仰や地域社会の指導者と緊密に協力いたします。
極めて重要なのは、この支援が、最も援助を必要としている個人や世帯に直接行き渡ることです。
そしてこのプログラムは、米国政府だけでなく、米国の慈善家や信奉者の広大なネットワークからも資金を集めることになるでしょう。彼らは、長年の苦しみと戦争の後に再建される我々の兄弟姉妹を支えたいという願いを共有しています。
そして、このプログラムは、米国政府だけでなく、何年もの苦しみと戦争を経て再建する兄弟姉妹を援助したいと強く願うアメリカの慈善家と信者の広大なネットワークから基金を集めるでしょう。

米国は、すべての宗教が中東と古代世界をまたしても繁栄できるよう、ISISの犠牲者が土地を取り戻し、生活を再建し、彼らが古くから住み続けてきた土地に彼らのルーツを再現するのを支援いたします。(拍手)

米国はいつも宗教の自由を支持し、それが脅かされた時はいつでも、どこでも正々堂々と意見を言うでしょう。
そのためにも、米国はまた、宗教の自由と闘い、宗教的迫害で苦しむ人々を支援するために、他の国々と共に我々のリソースを活用するための新しいイニシアチブを開始しています。
そして、本日、副大統領として、米国が新しい国際宗教自由基金を設立することを発表できることを私もうれしく思います。(拍手)

アメリカはこのプログラムを立ち上げ支持することを誇りに思っています。
我々は、皆さんがこの基金に参加してくださることを、世界中に集まったすべての国々に心から訴えます。
我々は共に、これまでにない自由の理念を擁護し、我々の統合されたリーダーシップは、信仰の自由のために、次世代のために変化をもたらすと信じます。

我々は宗教的自由の、真の重要性を決して見失うことはないでしょう。
それは信念、それは信仰、そして真理を発見することであり、その真実を人生の中で生きていく能力です。
それはまた、地域社会と共同体の責任についてもあります。それは、私たちが望むものを信じ、その信念のために邪魔されないという、奪うことのできない権利についてです。
それは、非常に現実的な意味では、最初の自由、世界のすべての人の最初の自由です。

本日我々と共にいる迫害の犠牲者の方々は、私が知らなかった話や私が話す機会のあった話を沢山知っています。
我々は、あなた方と共います。米国の人々はあなた方の証言とあなたの強さとあなたの信仰に心を動かされました。
そして、今後数年間、あなたがたの宗教の自由を支持するという私たちの決意を強めます。

しかし、本日我々が集まる中で、一人の宗教的迫害の犠牲者がいらっしゃいます、
そのことについても言及しなければなりません。
ここにいらっしゃらない迫害の犠牲者、アンドリュー・ブルンソン牧師です。
アンドリュー・ブルンソン牧師は、トルコに20年以上住んでいるアメリカ人で、家族を養い、牧師として、イエス・キリストの福音を忠実に伝えています。

2016年、ブルンソン牧師はクーデター未遂事件後の大規模な弾圧の一環としてトルコ当局に逮捕されました。
数万人のジャーナリスト、活動家、裁判官、陸軍将校、教師などが逮捕され、今日まで投獄されたままです。
ブルンソン牧師は1年以上起訴されずに投獄されました。
そして、トルコ政府が彼を最終的に起訴したとき、彼らは同牧師を、単にキリスト教の信仰を広めることによって、トルコを「分裂、分断させた」容疑で告訴しました。

アンドリュー・ブルンソン牧師は無実の男です。
彼に対する確かな証拠がありません。
ブルンソン牧師の釈放を確保するために、我々の政権全体がたゆまぬ努力をしてきました。

昨日、トルコはブルンソン牧師を刑務所から釈放しましたが、自宅軟禁にしました。
これは歓迎すべき第一歩ですが、十分ではありません。(拍手)

私は昨日、ブルンソン牧師と彼の妻ノーリーンと話をしました。
私は彼の信仰が彼を支えてくれるということを知っていますが、そうする必要はありません。
アンドリュー・ブルンソン牧師は自由であるべきです。(拍手)

今日、我々は彼の家族、娘のジャクリーンが参加してくださったことを光栄に思っています。
ジャクリーン、あなたに約束します。
昨日、あなたの父親に言ったように、トランプ大統領と私は、あなたの父親がアメリカに戻るまで、完全な解放を確保するために戦い続けます。(拍手)

アメリカ全土の信仰を持つ者に、私はこう申し上げます。
ブルンソン牧師のために祈りましょう。
彼は刑務所から出ていても、まだ自由ではありません。

そして、エルドガン大統領とトルコ政府に、アメリカ大統領の代理としてメッセージを送ります。
アンドリュー・ブルンソン牧師を釈放するか、さもなくば、その報いを受ける準備をしてください。(拍手)
もしトルコが、この無実の信仰者を釈放して米国に帰国させるために直ちに行動を起こさなければ、米国はアンドリュー・ブルンソン牧師が釈放されるまで、トルコに重大な制裁を科すだろう。(拍手)

今日、みなさんがここにいることを、もう一度感謝いたします。
ここにいる全ての著名なアメリカ人、80カ国の代表者のみなさん、そして世界における宗教的迫害の現実を直視するためにここに参加してくれる並外れた勇気ある皆さん。
我々はここで多くのことを議論してきました。

我々はこれからやるべき沢山の課題があることを知っています。
しかし、我々が努力しているうちに、この場所で聞いたことと、宗教の自由の大義を前進させるためにここに集まった各国の決意から、信頼をもって向き合うことができると思います。
我々の大義は、正しいことです。
我々は、すべての国と世界の人々に不可欠な最初の自由を推進しています。

アメリカでは日々、宗教の自由が他のすべての権利を支えていることが証明されています。
そのことが、社会が繁栄できる基盤になっています。

ここアメリカでは、あらゆるバックグラウンドを持つ信仰者が共存しており、その独自の声を米国のコーラスに加えることで、宗教の自由が一つの信仰を実践する権利だけではないことを証明しています。
無限の機会、繁栄、安全保障、そして平和の基礎を築いています。

アメリカ人はいつでも信教の自由を大切にしています。
そして我々は、世界中の人々が自分たちの信仰を守るために、常に立ち向かっています。

それでは、今日、最後に信仰を持って締めくくりたいと思います
信仰のあるこの国の善良な人々、アメリカ合衆国の信仰。そして創設以来大切にしてきた、その信念の基礎を大切にしてください。

大統領の信仰は、内外の宗教の自由への深い献身が、この政権で連日明らかになっています。

ここにいる皆さんとここに代表される国々の信仰と、皆さんの国と世界の宗教的自由の理念への新たな決意。
そして最後に、今日から新たになったこの日から、我々は今後何年も、宗教の自由のために前進すると信じています。
そして、私の信仰は究極的には私の心にあるものから来ています。

フィラデルフィアで展示されている自由の鐘に刻まれた古代の言葉にはレビ記の「全地上と住む者全てに自由を宣言せよ」と書かれています。
我々は歴史を通してそうしていました。

そして、我々一人一人が、全ての土地で自由を宣言するという誓いを新たにするにつれて、聖書にあるように、「主の霊があるところには自由がある。」ということです。
ですから、信仰が大切にされると、自由は常に勝利するのです。
皆さんありがとうございました。皆さんのリーダーシップに感謝します。皆さんのご協力に感謝します。
皆様と皆様の国に神の祝福がありますように。
迫害の下で自由と労働を求めてやまないるすべての人に、神の祝福がありますように。
そして、米国に神の祝福があらんことを!(拍手)


引用ここまで
White House 2018/07/26 】

先日、ワシントンDCで行われた「宗教の自由を推進するため」の閣僚におけるペンス副大統領の所見は、米国がチベット問題を言及したとしてご存知の方も多いと思います。
当サイトでは、この所見の全文を翻訳しました。
とても長い文章で、骨の折れる作業でしたが、ここに書かれているペンス副大統領の所見は、非常に感動的なものです。
ぜひ、皆さんに読んでいいただきたい内容です。
この大義で国を舵を切っている米国だと思うと、トランプ政権がどれほど、今まで誰も手を付けず、見て見ぬふりをしていたことに取り組んでいるかということが分かります。
この大義がいつまでも続くように、私達も「信教の自由を持てる国こそすべての権利を持てる」という言葉を大切にしていかなくてはと思いました。

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