【米国：宣言】トランプ大統領：2018年7月15日から7月21日をキャプティブ・ネーションズ・ウィーク（圧政に苦しむ諸国民に思いを馳せる週）と宣言

宣言
2018年7月13日

242年前、アメリカはすべての男女が平等に創られ、政府が尊重し、敬意を払い、そして保護しなければならない固有の尊厳を共有するという基本原則に基づいて建国されました。
偉大なる我々の国の建国は、世界に広がる自由の灯を照らし、人間の可能性開放し、貧困から何十億人もの人々を救い出しました。
今日、我々はこの神聖なる遺産を継承しています。我々は、次世代が継承し、持続するために、自由の絆を強固にする共通の責任を持っています。

同時に、我々は、世界中の多くの人々が圧制と独裁制の暗い影の下で生き続けていることを認識しています。
キャプティブ・ネーションズ・ウィークの期間中、米国で楽しむ権利と特権はすべての人が持てるものではないことを思い起こします。
我々は、基本的な自由を抑圧し、よりよい生活を築くための機会を否定する政府の下で苦しみ続ける人々と共に力を合わせます。

1959年米ソ冷戦の最中に、ドワイト・アイゼンハワー大統領は、最初のキャプティブ・ネーションズ・ウィークを宣言しました。
当時米国は、東ヨーロッパ、アジアなどの全体主義共産党体制に占領された国家の自由を守り、前進させるための終わりなき戦いのこう着状態にありました。これらの体制は、個人の権利という考え方を拒絶しました。
そして、米国は抑圧された人々、自由と正義を愛する者たち、そして法の支配を目指す人々のための希望の光として、今日照らしてきました。

1989年に東ドイツの市民がベルリンの壁を崩したのは、自由への決定的な瞬間でした。
しかし、多くの事が未完成のままです。
今日、多くの国々では、人々は依然として不当な逮捕、拘留、処刑の対象となったままです。
政府に責任を負わせるために必要な表現の自由、結社の自由、集会の自由などの個人的権利は、徹底的に避けられ、完全に否定されています。
米国は抑圧された人々を支持し、独裁政権が権威主義から離れて神から与えられた人生と自由の権利を尊重することを奨励し続けています。

キャプティブ・ネーションズ・ウィークの考察として、1983年に宣言されたロナルド・レーガン大統領の言葉を思い出してみましょう。
「自由な人、自由を保つためには、他人の自由を守らなければならない」
今日、先人達が行ってきた取り組みを続ける決意をしましょう。；
アメリカが世界で最も明るい自由の模範であることを確実にすること。
正義を行うこと。
法の支配を尊重すること。
自由を絶対に諦めないこと。

米国連邦議会は、1959年7月17日に承認された合同決議（73 Stat．212）により、大統領に対し、毎年7月の第3週を「キャプティブ・ネーション・ウィーク」として宣言する権限を与え要請しました。

従いまして、今、米国大統領である私、ドナルド・トランプは、憲法およびアメリカ合衆国の法律によって与えられた権限により、2018年7月15日から7月21日までをキャプティブ・ネーションズ・ウィークと宣言します。
私は、すべてのアメリカ人が自由と正義と法の支配を求め世界中の人々へのコミットメントを再確認するよう呼びかけます。

以上の証として、私はここに宣誓します。

西暦2018年、米国独立243年目の7月13日
ドナルド・トランプ
【White House　2018/07/13】

トランプ大統領は、7月の第3週（7月15日から7月21日）をキャプティブ・ネーションズ・ウィークと宣言しました。
当サイトでは、約1週間前にトランプ大統領が宣言したこの宣言を全文翻訳しました。 
この米国の宣言を読んでみると、今日、私たちが持っている自由な権利というものは、人々が常に大切に意識し考えながら保持していないと、いつの間にかしらないうちに、全体主義共産党体制にすり替わっていく可能性を持っているのではないかと感じました。
この宣言は、米国のものですが、世界中の民主主義の国々は、その国に沿った形で改めてこのことを考えてみてはいいのでは?と思います。

また、当サイトでは、このキャブティプ・ネーションズ・ウイークをどう訳そうかということで、私たちのチームで議論の上、そのままの記載で、意味をお伝えするために（圧政に苦しむ諸国民に思いを馳せる週）と題名で表記いたしました。
米国大使館から正式な日本語名が発表されたら、差し替えたいと考えています。

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