【米朝:注目外交】ポンペオは金正恩に トランプからの’Rocket man’のCDをプレゼント

朝鮮日報によると、ハイレベル協議のため平壌に到着した米国務長官マイク・ポンペオ氏は、金正恩最高指導者にエルトン・ジョンの歌「ロケットマン」のCDをプレゼントしたという。
朝鮮日報は、6月に開催されたシンガポールでの2人の指導者による歴史的会談がきっかけとなりCDを送ることになったのではないかと述べた。

金氏は、昨年の北朝鮮の核実験とミサイル発射後、米国と北朝鮮の関係が最悪の状態になった時、トランプ氏が金氏のことを「小さなロケットマン」と名前を付けたと述べた。
朝鮮日報は、「トランプが、金氏に、『その歌を知っているか』と金氏に尋ねたところ『知らない』」と答えた」という米国当局者の言葉を引用した。

その報道のよると、米国大統領は(ロケットマンの)そのCDにメッセージを書いて署名したという。

昨年数回にわたりトランプは、金に「小さなロケットマン」と言い、金は大統領に「精神的に狂った老いぼれ」と憤慨し言い返した。それでも、扇動的な米国のリーダーは、北朝鮮の統治者とのやりとりをスムーズにしようと努めた。

2017年、トランプ氏は、数回前から平壌を訪れたNBAスターのデニス・ロマン氏を通じて、ゴーストライターによって執筆された同氏の1987ベストセラーベストセラー 「The Art of the Deal」 を贈った。

その他の贈り物は、金の娘への「ウォーリーを探せ」というパズルや Jerseysという高級石鹸の束だった。

最新の贈り物 は、 エルトン・ジョンの1972年に発表された最初のアルバムにあるヒットソングだった。その曲では、「宇宙で孤独になった」と感じている男の話で、次のような歌詞の内容である。

「僕は、地球にいた時のみんなが思うような男ではないんだ。ああ、そうじゃない、僕はロケットマン、ロケットマンは、ここで孤独の中でヒューズが燃え尽きるんだ」

そのリフレインは、北朝鮮の非核化について米国が感じている皮肉を言っている。
「そして、私はそれが長い間続くだろうと思う」と歌っている。

ポンペオの広報担当者ヘザー・ノアート(Heather Nauert)氏は、核兵器を放棄するという北朝鮮のコミットメントについて、「若干の詳細を満たす」ことを求めると述べた。「北朝鮮は、同様の準備ができていると期待している」と以前ノアート氏は述べている。

 

以前のツイッターでポンペオ氏は、金氏は北朝鮮人のために「異なる、より明るい未来」を望んでいると考えているとトランプは考えているとツイートした。
「我々は両者未定のまま、私は大統領と話をした。大統領は、金最高指導者が北朝鮮の人々にとっては異なる明るい未来を見ていると信じている。我々はそれが真実であることを願っている」と彼は言った。


その他の裏話

 

北朝鮮は、世界から隔離されていると思われているが、明らかにトランプのツイッターを読んでいた。
伝えられるとこによると、北朝鮮のガイドが、今回のポンぺオ米国務長官の平壌入り前にフェイクニュースについて記者を厳しく尋問したそうだ。

CNNの国際特派員であるウィル・リプリーによれば、北朝鮮のガイドは、金曜日にマイク・ポンペオ国務長官の平壌訪問に先立ち、アメリカのメディアと少し楽しい時間を過ごした。
「ポンペオ長官と一緒に旅行している代表取材記者は、北朝鮮が何を会議で期待するかについて北朝鮮のガイドに尋ねた」とリプリーは木曜日に北京からツイートした。

彼の返事は次の通りだった。
「あなたがたの大統領が言うように、我々は見なければならない」
そして、彼は「この先陣取材では、フェイクニュースはないの?」と反撃した。

RT 2018/06/06】 引用ここまで

外交には色々な側面があります。あの手この手で事態を収拾する姿が見えますが、この記事についてのトランプ行動を非難するメディアの記事はあまり見られません。
もし、同じようなことを日本の指導者が行ったとしたらどうなるでしょうか。一斉にマスコミがたたき、反体制派がたたき、バラエティーでたたき、国民がたたくことになるのではないかと思います。
あの手この手で有利に外交を進める事について、国益に即したものを非難するという事がどんなに愚かなことか、また、そのことを国益に即してないと言葉のマジックでそう見せたりすることに気をつけないと改めて思いました。
Post by MK  2018/07/07 12:22

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