【天安門事件:米国】米国務長官マイク・ポンペオ氏、中国に告げる:「天安門広場の大虐殺に対する全容を正式に説明する」必要がある

今日は、天安門事件の起きた日です。米国の国務長官マイク・ポンペオ氏がはっきりと「中国は天安門広場の大虐殺について全容を説明しろ」と述べました。トランプ政権になってから、世界の中で今までうやむやになっていたことがが徐々に明確にされていくようです。
天安門事件が起きた当時、日本イギリス西ドイツなどの西側諸国のテレビ局の生中継は中国共産党によって次々と遮断されていきましたが、当時の米国の CNNだけが、依然として世界各国へ向けた生中継をしていました。当時私は、米国に住んでいましたので、その時の様子は生々しく覚えています。
天安門事件についての記事は、以前発信しました当サイトの【英国・機密文書公開】天安門広場での大虐殺で少なくとも1万人が死亡こちらの記事も併せてご覧ください。

この記事は、ワシントン・エグザミナーの記事を紹介します。

Post 2018/06/04 17:35

Washington Examiner by Joel Gehrke 2018/06/03】

マイク・ポンペオ国務長官は、中国の指導者は、1989年の天安門広場での抗議者に対する弾圧について「正式に全容を説明する」必要があると述べた。

1989年6月4日は、天安門広場の内外で行われた比較的穏健なデモに対する激しい弾圧が行われた日の29年目にあたり、「我々は無実の人々の命を失うという悲劇を忘れない」とポンペオ氏は語った。「劉暁波が2010年、不在のまま届けられたノーベル平和賞の演説で書いたように、『6月4日の亡霊はまだ埋葬されていない』と述べた。

その記念の日の命令は、中国共産党体制による2度にわたる投獄・強制労働である。劉氏は1989年に天安門広場の抗議者と連帯してハンガーストライキを開始した約三十年におよぶ政治的反対の後、昨年中国の留置所で亡くなった。中国の検閲官は、記念日の頃に弾圧された抗議行動に関するどんな発言でも検閲するために、積極的に働いている。

「我々は、中国政府に対し、殺害された人々、拘禁されている人々、または行方不明になった人々についての正式な全面的な説明をするよう国際社会に働きかけている。天安門広場の記憶を残そうと尽力をつくし投獄された人々を解放する事。デモ参加者とその家族に継続的に行われる嫌がらせを終了させる」とポンペオ氏は述べている。

それとは反対に、中国政府は、共産党に対する批判、独裁者・習近平についての批判、天安門広場についての発言などの検閲を強化した。「2年前、我々は約30-40人の職員を抱えていた。現在、我々は1000人近くの職員で審査と監査をしている」とある検閲官が 9月にロイターに対し語った

劉氏の妻、劉霞氏は、北京に住んでいる。「彼ら(当局)は暁波の刑期を私に負わせようとするために私をここにとどめている」「彼らがどこまで残酷で恥知らずになれるのか、この世界はどこまでひどくなるのか見てみたい」
と、先週発表された電話で友人に話した。

この記念日は、トランプ大統領と北朝鮮の独裁者金正恩氏との間の大規模な首脳会談を目前に控えている。
金政権は長い間、さらに大国である共産主義の隣国のクライアントだった。

中国はまた、南シナ海の人工島に軍事施設を配備し、世界で最も重要な海運路の1つの主権を主張している。
「米国は、人権の保護をすべての国の基本的責務として捉え、中国政府に対し、全国民の普遍的な権利と基本的自由を尊重するよう促す」とポンペオ氏は述べた。
(海外ニュース翻訳情報局MK)

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