【北朝鮮：現地リポート】北朝鮮の核実験工場爆破では、放射線測定機器を持たせなかったとスペインRTが報じる（動画あり）抄訳

トランプが北朝鮮との首脳会談をキャンセルした後、スペイン語版ロシア・トゥディ（RT)がこの記事を報じました。
スペイン語RTは、豊渓里（プンギリ）実験場爆破を支援した唯一のスペイン語メディアだと書いてあります。

今回この記事を出したのは、スペイン語版RTが英語版のRTと違う記事を出してきたからです。
西側諸国は、日本も含め英語版RTと同じような爆発動画ではないでしょうか。

スペイン語RT現地リポートによると、3つの実験施設の爆破が不意に始まったそうで、実験施設について「まったく新しくて現代的なものであったが、全く使用されなかったもの」と言っています。

現地からの発信というのは、チェックされたものなのでしょう。

また、この記事からみると、ジャーナリスト達をかなりの好待遇だったことがわかります。

しかし、記者たちが懸念した放射線については、北朝鮮は「問題ない」とし、北朝鮮側は放射線を図る機器を持たせなかったとあります。それで、心配したジャーナリスト達は旅行の後、服を全部ゴミ箱にいれて離陸したということです。

このことからしても、本当に核実験施設だったかどうか、当然米国はつかんでいたのではないかと思いました。

あまり他では報じられていない内容もありますので、あえてこのスペイン語RTの記事を紹介します。

Post 2018/05/25 13:32

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【RT 2018/05/25】

北朝鮮は 6日、6つの核実験を行った豊渓里（プンギリ）核施設の解体を実施した。RTは、3つの実験施設のトンネルを解体した歴史的イベントを目撃するスペイン語の唯一のメディアである。

「それは本当の光景だった…。多くの爆発が」と我々の特派員セミオン・センデロフ（Semión Sénderov）は言った。

センドロフ氏は、破壊されたトンネルの中の核実験施設は、「まったく新しくて現代的な」ものであったが、全く使用されなかったと語った。彼は、RTチームが不意に訪れた地域の施設や建物もまた爆発したと付け加えた。

Regresamos a Wonsan desde Punguery en Corea del Norte tras presenciar el historico desmantelamiento del poligono de las pruebas nucleares pic.twitter.com/fPEyldlarv
— Semión Sénderov (@Senderov_RT) 2018年5月24日

我々は、多角形の核実験の歴史的解体を目の当たりにし、北朝鮮の豊渓里から元山に戻る。

北朝鮮政府は、この措置をとって、その約束を果たしていることを示したがっていると強調した。「平壌は、対話を継続し、平和への踏み出し方を続けたい」と述べた。

豊渓里への旅
豊渓里に到達するために、RTチームは他の国際ジャーナリストとともに列車、車、そしてウォンサンの沿岸都市から徒歩で数時間の旅をしました。センドロフ氏は、記者のためのサービスは、ファーストクラスの車と “贅沢な”夕食であり、非常に良質であると報告している。

El vagon restaurante en un tren norcoreano, a los periodistas ofrecieron un menu de 10 platos, las ventanas tapadas para que nadie pueda ver por donde pasaba pic.twitter.com/1VV81IfWtB
— Semión Sénderov (@Senderov_RT) 2018年5月24日

しかし、特派員やジャーナリスト達は、列車の車から外を見ることができなかった。「（窓は）完全にカバー」され「（外を見ることを）禁じられた」としてしている。

一方、北朝鮮の当局者は、危険性がないと主張していたが、ジャーナリストたちは、放射線について懸念があった。

「彼らは放射線を測定する機器を持たせなかった、我々は、旅行のあと服をゴミ箱に捨て、彼らの言葉を信じるしかなかった」と我々の特派員はのべた。

このイベントは歴史的な南北首脳会談の 1ヶ月後に始まり、その後、北朝鮮の金正恩氏が朝鮮半島を非核化し、ドナルド・トランプ氏と会談することを誓った。

しかし、シンガポールで6月12日に合意された首脳会談は、豊渓里の解体と同じ日に米国大統領によって取り消された。

セノドロフ氏は、「北朝鮮はいかなる形でも首脳会談を行う意思がある」と述べ、アジアが大統領の決定に失望していると指摘した。

トランプ氏は、米国が「不法かつ不法行為」を続けた場合、ワシントンとの予定された首脳会談を再検討すると警告した平壌の最新声明の「激しい怒りと敵意」を引用して、彼の決定を正当化した。

具体的に言うと、「北朝鮮はリビアのようになり、それに対する軍事的選択肢は終わっていない」という、米国の副大統領マイク・ペンス氏の最近のコメントに対し、「無知と愚か」と呼んだ。さらに、北朝鮮は米国の非核化要求を受け入れるよう抗議した。米国は、軍事演習や朝鮮半島における核の存在をもって「侵略裁判」を行っている。

米国国務省は、トランプによる首脳会談解除に続き、引き続き北朝鮮に圧力をかけ、同盟国との共同軍事作戦を実施すると述べた。彼はまた、北朝鮮の挑発に対応するために用意された米軍が「ボクサーの立場」にいることを示した。

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