【フィリピン:ドゥテルテ大統領】「西側の模倣は無駄」:フィリピンのドュテルテ大統領は、アジアは独立した外交政策を達成するべき

フィリピンのドゥテルテ大統領は、「フィリピンは西側諸国の真似をせず、独自の外交政策を推進するべき」と述べました。日本人にとってこの言葉は、いくらか共感できることもあるのではないでしょうか。しかし、同氏は一年前に、金正恩のことを「私のアイドル」「いいヤツだ」と言っていました

このような独特な言葉は、フィリピンが独自の軍隊を持っているからこそ、色々な形で外交を戦っているように見えます。それとも軍隊がないほうがもっと上手くいくのでしょうか?
ともあれ、国の状況もフィリピンならではの事もありますし、その結果が吉とでるか凶とでるか、同氏の言葉を額面どおり受け取るべきではないですが、アジアのパワーバランスが変化していることはわかります。こちらはRTから記事を紹介します。
Post 2018/05/06 15:59

RT 2018/05/06】

フィリピンのリーダーは、アジア太平洋地域コミュニティのメンバーに示唆しているように、アジア諸国は、自国の開発目的を達成するため、西側諸国を模倣したり、西側諸国に賛同したりすることをせず、独自の外交政策を推進するべきであると述べた。

ロドリゴ・デュテルテ大統領は、マンダルヨン市で開かれた第51回アジア開発銀行(ADB)の年次総会の閉会式の晩餐会で、「アジアの開発については、単に西側を模倣するのは無駄だ」と述べた。

「我々は、この時代の課題を解決する独自の方法を見つけなければならない。我々は、アジアの心に合った政策に焦点を当てる。我々のやり方で多くの事柄や課題に焦点を当てる」

「今後数年間は、この地域にとって面白い時代になるだろう。アジアが世界をリードし、他の開発途上国に例を示す時代がくる」

73歳の指導者は、アジア諸国の経済的安定を確保する必要性について演説で次のように述べた。
「ADBが約7%の安定した経済成長率に貢献し続けていることを強調し、国の国内安定のための機会だと認識した」

「この持続的な経済成長は、ミンダナオ島を発展させるために用いられることになるだろう」

ミンダナオ島は、昨年、フィリピンの軍隊が、地元のモーテ武装組織(IS、以前はISIS/ISLに属す)と衝突したところである。
ドュテルテ大統領は、マラウィ市は、貧困率が最も高く、人間開発指数が低かったことから、不安の中心になったと説明した。

「マラウィ市の状況は、開発の成果を島にもたらす緊急性を強調しているだけでなく、開発の条件として治安を維持することの重要性を強調する」

「私の政府は、法と秩序の維持において妥協しないだろう。我々は、過激派やテロリストの脅威に対し負けるこことはない。我々は、治安が弱体化すると、もはや進歩が不可能であることを完全に認識している」

今のところ、彼は数多くの巨大なインフラやその他の開発プロジェクトを通じて国を導くと約束し、ADBに援助を求めることに尻込みしなかった。

「私は、あんなに多くの金を見たことは今までみたことがない。もっと貸してくれる?そうだね。病気にはポジティブではないが、経済的継続性に関してはポジティブである」と ドュテルテ大統領は演説の初めに群衆に切り出した。
「無駄に冗談じゃない」ドュテルテ大統領は、自分は「強盗」ではないと述べた。

歯に衣着せぬ大胆不敵な指導者は、独立した外交政策を追求することが同氏の在職中の特徴であると宣言した。

「私はアメリカ人のファンではない…。フィリピン人は皆、最初にそうなるべきだ」彼は、2016年に着任したときの言葉を引用した。

「我々は、主権、主権平等、不干渉、そして紛争の平和的解決へのコミットメントの尊敬の原則を遵守しなければならないと主張しなければならない」と主張した。
(海外ニュース翻訳情報局 加藤雅章)

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