【世論調査会社編集長激白:必見】嘘つきたちが、我々のことを「外れ値」とまた呼び始めた!

2016年の大統領選での主流メディアの報道において、米国に限らず日本でもトランプ氏が大統領になると予想した論調はほとんどありませんでした。これは、米国の3つの世論調査会社のうち2社の結果がそうだったことも関係しているでしょう。実際、ラムッセン・リポートの結果だけがそうでない世論調査の結果を報じていました。
現在も、主流メディアでは、トランプ氏に対する米国民の支持率は史上最低ということを報じています。しかし、ラムッセン・リポートではそうではありません。このことについて、ラムッセン・リポートの編集長が激白していますので紹介します。
Post 2018/04/23   10:59

Rasmussen Report by By Fran Coombs 2018/04/17】

またか!

典型的なパックファッションの反トランプメディアは最近、ラスムッセンの報道を批判し始めている。なぜか?トランプ大統領は、我々が報じている彼の仕事についての支持率を気に入っているからだ。

我々が実施しているデイリープレジデンシャルトラッキングポーリング(日々の大統領の世論調査)は、他の世論調査よりもトランプの公務に対し高い支持率を示してことがよくある。同様のことが、晩年のバラク・オバマ大統領の大統領在任中にも起きたのも事実だが、何らかの理由で大手メディアはそのことを問題にしなかった。

現在、我々がニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、CNNのニュースルームだけを調査した場合、トランプの仕事についての支持率は低いと言えるだろう。しかしながら、読者にとっては幸運にも、我々は、ニュースルームの外、そして米国政府中心部を取り囲む環状道路の外の実際のアメリカを調査している。彼らは、トランプ大統領に彼の業績についてより高い評価を与えている。

(我々に対しての)アンチトランプからの批判は新しいものではない。ラスムッセン・リポートは、2016年の選挙周期全体を通じて、その大半がトランプとヒラリー・クリントン大接戦だったというリポートを占めていていたため常に批判されてきた。
我々の調査結果では、ホワイトハウス行きの高速列車でクリントンがトランプ氏を圧倒的に差をつけていること示さなかったので、我々の調査は「外れ値」と烙印を押された。

選挙の2日前に、著名な民主党員が、「年中(世論調査)非常に間違っている」として、「いつ謝罪するつもりなのか」を尋ねる電子メールを我々に送ってきた。しかし、実際アメリカ人が投票すると面白いことが起きた。トランプはおそらく米国史上最大の選挙での混乱の中でクリントンを破り、我々の世論調査では2人の候補者の間の正確なマージンをとらえていた。

誰が正しかったか?

3つの日々の世論調査がある。 – Investor’s Business Daily、Los Angeles Times、Rasmussen Reports。
我々は、一日ごとに有権者の温度差を測ったものであり、他の業者のように、通常、議論の末の一般的な意見の断片のほんの一握りの日々で判断することはない。

他の世論調査会社は、2016年の選挙結果での予想は大きく外れた。デューイ-ビーツ-トルーマン以来の最悪の業績に対して数週間の謝罪を行った。しかし、すべて自分たちが悪いと謝罪し、国民の大げさな騒ぎにもかかわらず、彼らの数を数える方法はそれほど変わっていない。

ちなみに、ラスムッセン・レポートからの謝罪を望んでいた民主党党員は、選挙結果について自らの謝罪はなかった。

大手メディアは、すぐにトランプ氏の選挙を止めようとし、大統領の任務を妨害しようと動き、そして、世論調査業界は足並みをそろえた。ラスムッセン・レポートでは、選挙結果に基づいて人口統計のマージンの一部をシフトしたが、それも主に平常どおりのままだ。その違いは、2016年おいて我々は正しかった。

それで有権者の気が変わることをあてにしているアンチトランプたちは、「外れ値」であり共和党に傾いているとしてラスムッセンのレポートをまたもや非難している。これは2年前に聞いたものと同じものである。

これまでの政権と同じように、我々は、大統領や共和党主導の議会の主要なコメントや行動のほとんどについて鋭い質問をする。しかし、トランプは「日々の大統領職の世論調査」において他の世論調査よりもいい結果である。

なぜか?

まあ、ギャラップ社が今年の初め、このフィールドを去って以来、ラスムッセン・レポートは大統領の業績を毎日追跡している唯一の世論調査会社である。我々が毎朝午後9時30分に投稿し発信する数字は、1,500人の有権者の意識調査の回答に基づいている。毎週日曜日から木曜日までに500件の新しい回答を受け取り、最も古い500件の回答を削除する。

有権者の意識調査では、回答が有効であるという人だということを明白にするため、追加の審査の質問を行ってる。そこが選挙では肝心な点である。この人達は、回答しようとしている。多くの他の世論調査会社が登録有権者を調査しているが、何人のアメリカ人が回答さえしないかについて考える。登録された有権者を対象とした調査では、選挙がどのようになりそうなのか本当のことを話さない。

他の企業は、基本的に18歳以上の誰かが電話に出てくる「アメリカ人」を調査することで、さらに広いフィールドを得票する。それが、時々大きな見出しを生み出すが、来るべき選挙にはほとんど役に立たない。

それから、いわゆる 「ロボコール(訳注:選挙運動などで自動電話をかけ、録音済のメッセージを伝える電話装置)」”という問題がある。

ラムッセン・リポートは、完全に電子測量方式を使用していると批判されることがよくある。我々が電話する人はみな、厳密に同じ抑揚で、厳密に同じ声で、厳密に同じ質問を聞く。

競合他社の多くは、人間の発信者を利用し、そのことが、人に傾きを与えると考えている。しかし、特に我々のように政治的に意地悪で対立を生じる世代において、我々の結果は、実際の人間(特に少し異なる口調での質問をしている人)よりも自動音声のほうが真実を伝える可能性が高いことを示唆している。おそらく、回答者は、相手の誰かが判断していないと思うと真実を伝える可能性が高いのだろう。

面白い方法で、ラムッセン・リポートは2016年の8月下旬に次のような意識調査を行った。

・以前の大統領選挙と比較して、今年はどのように投票しようとしているかを他の人に知らせる可能性が高いですか?
・それともほぼ同じであると感じますか?

共和党員の17%(約5分の1)は、2016年にどのように投票しようとしたかを誰かに伝える可能性が低いと答えた。それは民主党員のほんの10%にすぎない。
もし、世論調査機関に反してトランプ氏が番狂わせの勝者だったという理由を探しているのなら、ここから始めるのがいい。

他の多くの世論調査機関と同様に、増大するもはや固定電話を持たない層に意識調査を行うために、我々は現在、人口統計的にバランスの取れた特別なインターネットパネルからの調査結果をかなりの割合で活用している。これらのパネルは投票所のように個人のプライバシーを維持しながら若い有権者の意識調査に繋がるため、ますます重要になっている。

多くの競合他社とは異なり、我々が掲示するすべての分析の最初の2〜3段落には、各調査の質問へのリンクがある。我々は、ラムッセン・レポートで誘導的な質問はしていないので、隠すものは何もない。

それぞれの世論調査会社は、自分たちの分析を「特別なソース」というナンバー・クランチングに持ち込む。我々は2016年の選挙の直前に、回答者にこのことを説明しようとした。なぜ世論調査会社は反対したのか。

それで2018年だ。トランプに反対する勢力は、我々のことを再び「外れ値」と呼んでいる。当然のことながら、大統領は、我々の数字を気に入っており、競争相手を怒らせるような数字を自慢する。我々はトランプチームではない。我々は反トランプチームでもない。ラスムッセンのレポートでは、ただ、アメリカが何を考えているかを伝える誠実な仕事をしようとしている。

*フラン・クームス氏は、ラムッセン・リポートの編集長である。

(海外ニュース翻訳情報局 MK)

 

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