【南シナ海:英国メディアの報道 】中国とロシアは軍事と領有権を主張し、日本を脅かす

当サイトでは、日本についての海外の記事をいつもチェックしています。海外の記事から新しい情報を得ることもありますが、知っていることでも、どの国が、どの時に、どういう発信をしたかということにも注目しています。今回紹介する英国エクスプレスの記事では、南シナ海での中国の行動と日本の現状について書かれていて、英国から世界に向けて発信されたということに注目しています。

Post 2018/01/29  11:23

Express UK  by SAM SHOLLI   2018/01/28】

中国とロシアは、南シナ海に関する紛争が激化する中、航空機や海軍の艦隊を日本の領域に送り込むことで、軍事的な脅しを日本に向けて行っている。

南シナ海での中国の領土権の主張がより強硬になっているため、緊張が高まっている。

この共産主義国は、南シナ海のいくつかの島々と海域を支配していると主張し、それぞれ5つの国と対立している。

中国と日本の間の争いの中心に、尖閣諸島に関する紛争がある。

尖閣諸島は、日本の支配下にある一群の無人島だが、中国が領有権を主張している。

中国は、その島を釣魚島と呼んでいる。

ハドソン研究所の政治軍事分析センターの責任者であるリチャード・ワイツ氏は、中国が領空と戦域水域の支配能力を認知させることによって、中国は 「主張を強化する」 ことを望んでいると説明した。

また、ロシアは「米国の軍事活動を監視する」ことに動機づけられていると述べた。

ロシアと日本との紛争もクリル列島(千島列島)に関係している。

クリル諸島は、歴史的に日本の一部であり、第二次世界大戦の終戦日にソ連に奪われた。

 

戦略国際​​問題研究所の上級研究員であるザック・クーパーは、日米同盟と日本自衛隊(JSDF)の優位性により、中国がより大胆な行動が阻止されていると主張している。

米国は、外国の国家によって攻撃された場合、日本を守る義務がある。

クーパー氏は、次のように述べた。「日米同盟が存在しなければ、中国はかなり強硬に攻めてくるだろう」

また、「両国は、中国の軍事近代化の規模とペースを考慮すると、中国が軍事競争のほとんどの分野で日本を追い抜くのは時間の問題だ」と述べた。

米軍関係者は、中国、台湾、ベトナムのすべてが南シナ海の領有権を主張しているが、米軍当局者たちは長期にわたり、この地域を他国に向けて開放すべきだと主張してきた。

中国はこれまで、米国のこの判断を「南シナ海諸国の主権を脅かす行為だ」として主張してきた。

昨年9月、中国外務省のスポークスマン陸慷(Lang Kang)氏は、次のように述べた。
「これまでかなりの期間、航行の自由という口実を使って南シナ海近くに飛行機や艦隊を持ち込む国があります」
「実際、これは南シナ海国の主権を脅かす行動だと思います」

(海外ニュース翻訳情報局 MK)

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