【Eスポーツ:最新情報】ロシアのテレコム巨大MTSがGambit Esportsを買収

世界でのEスポーツの分野は、著しく発展し激しく動いています。しかしながら、そのことがあまり日本で報じられていません。当サイトでは、これから世界のEスポーツの情報も発信していきます。その第一弾は、エスコートオブザーバーの記事から紹介します。エスコートオブザーバーは、世界的なEスポーツに関するビジネスを発信しています。
Post 2018/01/18  11:15 update 2018/01/19 20:38

The Escort Observer by Angelos   2018/01/16】

ロシアで最も価値のあるブランドの1つ、電気通信大手のモバイルテレシステムズ(MTS)は、ガンビット・Eスポーツ(Gambit Esports)の親会社であるプラリスス・エンタープライズ(Praliss Enterprises)を買収することでEスポーツ事業に参入した。このロシア企業は、将来的な成長の一部するために、Eスポーツ産業への参入は不可避なことであるとした。

MTSグループは、2008年にミルウォード・ブラウン*のブランドZ 、トップ 100の中で、最も価値のあるグローバルブランドに入った初めてのロシア企業である。

ミルウォード・ブラウン*・・・ミルウォード・ブラウン は、ブランディング、メディア、コミュニケーションに関連する事業を行う世界的企業である。カンターグループの一員であり、WPPの傘下にある。ニールセンに次いで、世界で第2位のマーケットリサーチ会社である。

その親会社システマ(Sistema)は、2016年の会計年度で104億ドルの収益を報告した。

MTSはまた、イノベーションセンター内にエスポート部門を立ち上げ、マーケティングイニシアチブを推進し、ゲーマー向けの新製品を開発することを発表した。新しい部門の責任者はヴィルトゥス プロ(virtus.pro)の共同設立者、イリーナ・シメノバ(Irina Semenova)氏である。

MTSグループは、8カ国で事業を展開し、2008年にMillward BrownのBrandZ Top 100の最も価値の高いグローバルブランドに入る最初のロシア企業となった。親会社であるシステマ(Sistema)は、2016年度に104億ドルの収益を計上した。
 Eスポーツの分野への進出は、この産業に投資した最も強力な企業の1つになっている。同社は、Eスポーツエスポー組織を買収することにより、「デジタル革新の限界を押し上げたい」とした。

興味深いことに、このグループの発表には、ガンビットの主な収入源が掲載されている。具体的には、「スポンサーシップ契約、賞品、ブランド属性とデジタル商品の販売、リーグへの参加報酬、譲渡収入」であると述べている。

ガンビットスポーツは、PGL Major Krakow2017の Counter-Strike: Global Offensiveのチャンピョンであり、CS:GO、League of Legends、Dota 2、そしてFIFAロスターにおいて全16人のプレイヤーを抱えている。
コンスタンチン・ピキナー(Konstantin Pikiner)氏が引き続きグループのCEOとなり、MTS初のEスポーツ部門の取締役に任命された。

 

「これは我々の組織にとって重要で象徴的な出来事です。Eスポーツ業界は急速に成長しており、これまで以上に競争の水準が高まっています。世界各地の有名ブランド、有名なスポーツ・エンターテインメント団体がEスポーツ産業に投資を始めています。ロシアの企業も例外ではないことを嬉しく思います。有力な技術企業のいずれかが提供する機会は、競争的な成功と視聴者との交流に集中することを可能にします」とピンカー氏は述べている。

MTSはEスポーツに投資する唯一のロシア系巨大企業ではない。億万長者アリシェル・ウスマノフ氏が所有するUSMホールディングスは、ESforceホールディングスの主要な投資家である。 – ESforceホールディングスは、ESVirtus.proのオーナーでSKゲーミングの大株主である。

(海外ニュース翻訳情報局 MK)

この記事が気に入ったらシェアをお願いします。