【米国・#MeToo】シャピロ、『20年間沈黙していた』とオプラのスピーチを酷評(動画あり)

今年のゴールデングローブ賞授賞式では、出席者の多くが黒のドレスで固め、性的暴力を許さないという意思表示を行ったことが話題となりました。式では、「セシル・B・デミル賞」を受賞したオプラ・ウィンフリーのスピーチで、その連帯感が最高潮に高まったようです。以前にも紹介した、(セクハラ被害を告白する)#MeToo運動の件で左翼コメディアンをやり込めベン・シャピロは、逆にこれまで沈黙を続けてきたオプラを批判しています。本記事は、米国デイリーコーラーからの紹介です。

Post 2018/01/11  10:00

Daily Caller by NICK GIVAS 2018/01/08】

デイリーワイヤー編集長のベン・シャピロは、月曜のFOXニュース番組「The Story With Martha MacCallum」で、先週日曜に行われたゴールデングローブ賞でのオプラ・ウィンフリーのスピーチについて、「過去20年間もセクハラ問題に関して沈黙」しており、今さらスピーチでその問題を語るのは「遅すぎる」と女優である彼女を非難した。

「彼女が大体、何のリスクを取っていたというんだ?彼女は性的虐待者やハラスメント加害者たちであふれる業界全体の最前線にいたけれど、20年間何も語らなかったじゃないか!」と、シャピロは語った。「20年間何も語らなかった彼女が称賛され、自分が(セクハラ問題の)先頭にたっていたといわんばかりだ。どんなふうに彼女が先頭にたっていたっけ?」

シャピロは、オプラのスピーチがエンターテイメント界に与える影響はゼロだと考えており、彼女はすでにある大勢の意見を表に出したに過ぎないと感じている。

「昨夜、彼女が何か言ったからというだけで、物事が実質的に変わるとは考えていない」と、彼は語った。「オプラの後に何が変わった?オプラはたくさんのことを語った。そうだね~、我々の多くが同意するようなことだったという印象を持ったよ。」

シャピロは、セクハラ疑惑を調査しなかったとして、ハリウッド外国人記者協会も糾弾した。そして彼は、ハリウッドの性的な過ちについての最近の暴露はずっと前に表に出てくるべきであったと考えている。

「[オプラは]ハリウッド外国人記者協会を褒めちぎったが、過去20年間、セクハラや性的虐待のスキャンダルがどこで報道されただろうか。文字通り、ハリウッドを報道するのは彼らの仕事だ。だが、明らかにしたのは(雑誌の)ニューヨーカーと(ジャーナリストの)ローナン・ファローだった」*と、彼は締めくくった。

(訳注)ハリウッドの有名映画プロデューサーであるハーベイ・ワインスタインのセクハラ行為について、ローナン・ファローがニューヨーカー誌に記事を掲載したことが一連のセクハラ暴露のきっかけとなった。

ベン・シャピロについて
米国の保守的な政治評論家、コラムニスト、作家、ラジオ・トークショー司会者、弁護士。7冊の本を執筆。 米国最年少17歳で企業連合のコラムニストとなる。The Daily Wire編集長、Creators Syndicateコラムを執筆、メディア・ウォッチドッグ・グループのTruthRevoltの共同創設者兼元編集長。2012~2016年までブライトバートの編集者。

(海外ニュース翻訳情報局 渡辺 つぐみ)

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