【米国・分析データ】アフリカ系アメリカ人の失業率が歴史的な最低記録を更新

アメリカン・シンカー誌に掲載されたこのデータと記事を読んで、トランプ大統領のことを今でも人種差別主義者・白人至上主義者だと主張する人はどう思われるでしょうか。彼が行ってきた数々の規制・税制改革、それに悪評の高い(不法)移民排斥はむしろ、アフリカ系アメリカ人に多くのベネフィットをもたらしているのではないかというレポートです。

Post 2018/01/08  18:01

 【American Thinker By Thomas Lifson   2018/01/05

今朝発表されたばかりの就業データによれば、トランプの規制緩和と税制改革の見通しによって、アフリカ系アメリカ人の就業率見込みが歴史的な高さに達するのに、1年を要しなかった。アソシエイト・プレスのクリストファー・ルガバー(Christopher Rugaber)のレポートによると、「失業率は3か月連続で4.1パーセントにとどまり、これは2000年以来となる最低基準だと、労働省は金曜日に語った」

アフリカ系アメリカ人の失業率は12月に6.8パーセントの最低記録に達した。

確かに、黒人の失業率と全体のそれとの間にはいまだに差があるが、それはわずか2.7パーセントだ。残念なことではあるが、これまでの記録よりもずっとましなものだ。

 

この良いニュースを最小化するための冗長な文章にもかかわらず(就業率の上昇を形容するのに「控えめな、あまり大きくない(modest)」という言葉が3回も使われている)、トランプ政権によって既に実行済みの処置を考慮すれば、アメリカ人労働者にとっての、その文章には隠された事実や将来の展望は無視できるものではない。

工場の管理者は2004年以来のどの月と比べても多くの新規発注をこの12月に受けた。小売業者は年末セールの成功を報告し、建設業者は増加する需要に応じて住宅建設を強化している。

既存の住宅の売り上げは11月にほぼ11年ぶりの早いペースを記録した。消費者マインドはおおむね17年来の高水準だ。そして、ダウ工業株平均は木曜日に史上初の2万5千に達した。

白人至上主義者と称されるトランプ大統領は、アフリカ系アメリカ人の生活をかくも向上している。オバマ大統領が行ったよりもはるか上に。

トランプ政権の減税策が、すでにかなりの水準に達している経済成長を更に加速すると、多くのエコノミストは見ている。2018年の終盤には失業率が3.5パーセントにまで下落すると予想する者もいる。そのような失業率は過去半世紀で最低水準となり、労働者を募集し、更につなぎとめるためには、企業に賃金上昇を余儀なくさせるものとなるだろう。賃金上昇はこれまで、好調な求人市場にもかかわらず、多くのアメリカの労働者にとっては不思議なほどに緩やかなものだった。

繰り返そう。トランプ大統領による、これまで事業投資を阻んできた規制や税制による拘束の撤廃は、働き口を増やし、活気のない求人市場を整理することによって、人々を労働力として呼び戻す見込みがある。それは必然的に、賃金ピラミッドの底辺に居る人々にも影響する。より良い賃金と労働条件によって、彼らは喜んで労働力に戻り、あるいは新しい仕事に就くだろう。

別の言い方をすれば、伸び行く需要と競争率の低い求人市場は、弱く傷つきやすい層を大いに利する。

メディアにはこの現実を無視し続けさせていればいい。いずれにせよ彼らはトランプを助けるいかなる努力をも拒むだろうから。人々は自分たち、もしくは友達や家族が、新しい仕事に就くか、あるいは今の職場での給料が上がったときに、その現実に嫌でも気づくことになるだろう。トランプ大統領は黒人社会が直面するこの大きな利益を宣伝することができ、またそうするだろう。

追記:トランプによる不法移民の締め出しが、最も技能が低い層のアメリカ人の就業を大いに助けており、それらの層は主に黒人であると、エド・ラスキー(Ed Lasky)は指摘している。


海外ニュース翻訳情報局追記:

「トランプ大統領は黒人社会が直面するこの大きな利益を宣伝することができ、またそうするだろう」と締めくくられたこの記事を掲載した数時間後に、まさしくトランプ大統領は次のようにツイートしました。

「アフリカ系アメリカ人の失業率は我が国において最低記録を更新した。ヒスパニック系の失業率も昨年1パーセント改善し、歴史的な最低値に近づいた。民主党は貴方たちのために何もしなかったのに、貴方たちの票だけを得ていたというわけだ!」


(海外ニュース翻訳情報局 浅岡 寧)

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