【英国:性別問題】女性の看護師を要請したら無精ひげの看護師さんが来た

この問題は、賛否両論分かれるところでしょう。患者さんが、女性特有の検査において女性の看護師さんを指名することは珍しくないと思います。特に偏見をもっていなくても、気になる人、気にならない人、色々いるでしょう。今回のこの事件は、英国で、医者の診断なしに自分で好き勝手に性別を決めることができるという法案を議員が提出していたということが明らかにされ、もっと議論されるべきだという世論を巻き起こしました。平等とは何なんでしょうね。この記事は、サンディータイムズコンサバティブ・トリビュートから紹介いたします。
post 2018/01/06 14:39

The Sunday Times by Nicholas Hellen 2017/12/31  Conservartive Tribute by STEVEN BEYER 2018/01/04】

ある女性が、子宮頸管検査を受けようと女性看護師を依頼した。ところが、呼ばれてきた看護師には無精ひげがあり、低い声の持ち主で、デリケートな医療行為をこの看護師に処置してもらう事に、「恥ずかしさのあまり、苦痛」を感じた。
その患者が、(お願いした女性ではないと)間違いを指摘すると、その看護師は答えた。

「私の性別は男性ではありません。私はトランスジェンダー(性転換者)です」

今週末、変だと思いこの女性はこの検査を受けないと決めた。
「『自分の性別は男性ではない』とあなたは考えています。それはどういう意味ですか?明らかに男性です。男性的な顔と声、多数の入れ墨、顔には無精ひげがありました」と彼女は語った。

女性は彼女の処置について苦情を申し立てた後、正式なNHSの謝罪を受けた。

この事件で、平等大臣で教育秘書官であるジャスティン・グリーティングスが、医師の診断なしで合法的に性別を変更できるようにする提案を検討していることが明らかになった。

サンデー・タイムズは、先週、性別認識法の変更に関する協議が遅れており、グリーンティングス氏が自己証明について怖気づいていると報じた。

患者は「40代の母親にとって我慢できないことですが、このような事件は、17歳の娘にとってはもっと我慢できないことでしょう」

トランスジェンダーの人々との仕事を専門とする心理療法士のジェームス・カスピアンは、自己証明だけの認定が進めば、このような厄介な状況がより一般的なものなるだろうと語った。「政治家は、自己証明を許可することのすべての意味を考え抜いたわけではありません」と述べた。

この患者は、看護師が批判される可能性があるため、自分自身と診療所の匿名を要請した。子宮頸部スクリーニング検査とも呼ばれるこの検査の予約は、昨年9月16日、中央・北西ロンドンNHS(国民健康保険)財団トラストが運営するNHS診療所で起こったことだ。

その後に送られた苦情の手紙の中で、患者は彼女が検査を予約したとき、彼女は女性の看護師または開業医を要求していたと述べた。

彼女は次のように付け加えまた。「このことを不快と感じる人は、偏見を持つ人やそのような気持ちをもっている類の人と言われます」

彼女は、看護師の出身や性別について不満を言ったわけではないと強調した。

看護師は女性として自己認識しているが、その上で女性として雇われていないと理解されている。彼は事務的なエラーでこの患者に出会った。

セントラル・アンド・ノース・ウェスト・ロンドンのNHS財団トラストは、「記録上のエラーについてこの患者に謝罪しました。スタッフが適切に状況を管理していませんでした。患者さんは耳を傾ける気持ちを持つ必要がありました。信頼方針は、特定の性別の臨床医に対するすべての要請を真剣に検討することです」

しかし、この事件は、英国の治安当局が医師の診断なしに性別を合法的に変更できるような提案を検討しているため、より大きな懸念を引き起こしている。この法案の反対者は、望んだ時に性別を変えることを許可すると、上記のような例がより一般的になると主張している。

(海外ニュース翻訳情報局 MK)

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