【中国・分析】中国、第三次世界大戦で北朝鮮と力を合わせる準備を進めると軍事専門家に警告

中国空軍広報官、シェン・ジンケ大佐の発信をもとに、軍事評論家のリー・ジー氏の分析をエクスプレスUKの記事から紹介します。
Post 2017/12/16 12:42

ExpressUK by ByDAN FALVEY 2017/12/07 】

中国は、米国との第三次世界大戦が勃発した場合、北朝鮮を支援するために軍隊の準備を開始したと軍事専門家が明らかにした。

中国人民解放軍は、米国と北朝鮮間の戦争に備えて、韓国国境で軍事演習を行っている。

中国の隣国(北朝鮮)が数回にわたる違法なミサイル実験を実施し、グアムの米国領を核ミサイルで標的にすると脅した後、2か国間の戦争への懸念がここ数ヶ月で上昇している。

中国の新しい軍事訓練に関する発表の後、軍事専門家のリー・ジー(Li Jie)は 、今後の紛争でこの国がどの国の側につくか彼女が評価を下した。

彼女は次のように述べている。
「PLA(中国人民解放軍)による注目を浴びるこの発表のタイミングは、ワシントンとソウルにとって、これ以上平壌を誘発するなという警告である。
『戦闘の準備を改善し、国の戦略的な利益を保護する』ことであると主張し、中国の空軍は、ここ数日間、監視航空機を黄海と東シナ海に派遣した。
空軍の公式マイクロブログの記事で、空軍スポークスマンであるシェン・ジンケ氏(Shen Jinke) によると、中国の空軍は、これまで絶対に飛ばなかった地域への飛行経路をとった。戦闘機、警報航空機、誘導ミサイル戦闘機を連動させたとある。

この動きは、米国が韓国との間で独自の軍事訓練を実施する準備から生じた。

この軍事訓練は、金正恩のならずもの国家との空中戦がどのように起きるかをシミュレートし、同盟国は現在、最大260機の機体訓練を行っている。

両国は数十年にわたって戦争のシナリオを実施してきた。

ロシアと中国は、米韓による合同軍事演習の凍結と引き替えに、北朝鮮は核・ミサイルによる挑発を凍結するという案を出した。

北京(中国)は正式にこの考えを「二重凍結」提案と呼ぶ。

トランプ大統領の軍隊はこれを拒否し、中国が独自の訓練を実施する理由を部分的に判断する可能性があるとした。

ドナルド・トランプ米大統領による金正恩のならずもの国家の取り扱いに、中国はますます不満を抱いている。

米国は、北朝鮮に対する制裁を強化する決議案を9月に国連安全保障理事会に提出した。

しかし、トランプはそれ以来、中国が近隣諸国との全ての貿易を中断するよう要求した。

中国はその要求に怒り反応した。

国営のグローバルタイムズは、次のように述べた。
「北朝鮮を説得することも、ワシントンの意見を揺することもできない」

「朝鮮半島の緊張が新たに高まると、圧力の大部分が中国に移される。

しかし、米国と北朝鮮は、中国を犠牲にすることなく、自分たちの責任を負うべきだ」と述べた。

また、彼らは次のように結論づけた。
「中国が次に行うことができる唯一の事は、その原則をしっかりと守り、緊張を緩和すると同時に最悪の状況に備えることだ。

「北京(中国)は国益を守るために力を発揮する用意がある。中国は誰にも何も借りがなく、他の国々はこれを知っておくべきだ。」

国家の破壊が、難民の危機に対処する役割を果たす責任の恐れがあるので、中国が北朝鮮に忠実であったと長い間考えられていた。

 

(海外ニュース翻訳情報局 MK)

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