【パレスチナ・呼びかけ】ヒズボラ議長、エルサレムを巡る戦いが今の最優先事項と語る

トランプ大統領が、エルサレムをイスラエルの首都と認定するという発表を行い、イスラム圏を中心に反発を招いています。レバノンのイスラム武装組織であるヒズボラも、エルサレムを最優先事項であると宣言し、インティファーダを呼びかけています。トランプ大統領は、現在テルアビブにある在イスラエル米国大使館をエルサレムに移転すると言っているようですが、実現できるのでしょうか。本記事は、ロシア・トゥデイからの紹介です。
Post 2017/12/13 8:29

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【By RT 2017/12/12】

レバノンの（シーア派イスラム主義の政治・武装組織）ヒズボラは、同志らと協働しイスラエルに対峙すべく「野戦」作戦を立てるだろうと、ヒズボラの指導者、ハサン・ナスララが語った。彼は再度、パレスチナの第3次インティファーダ（民衆蜂起）を月曜のベイルートでのデモ行進で呼びかけた。

「今日、ヒズボラを含む抵抗の枢軸は、極めて重要な優先事項に立ち返る。エルサレム、パレスチナ、パレスチナの国民、およびあらゆる派閥のパレスチナ抵抗だ」というナスララの発言を、ロイターが引用している。

南ベイルートにあるヒズボラの要塞において、数万人が参加したデモ行進で、ナスララは動画リンクで語りかけ、エルサレムおよびパレスチナ独立は、今やヒズボラの最優先事項であると誓った。

ナスララによると、シリアのイスラム国（IS、以前のISIS）に対する地上作戦で主要な役割を担った、イランが支援するこの集団（ヒズボラの意）は、地方で勝利したことで、改めて焦点をパレスチナに移すことができるだろう。

また、彼はヒズボラと盟友に、統一「野戦」戦略を立て、イスラエルに対峙するよう呼びかけた。また、米国がイスラエルの首都としてエルサレムを認定したことを覆すべく、パレスチナによる第3次インティファーダを唱えた。

デモ参加者は、「パレスチナ永遠の首都エルサレム」、「エルサレムは我々のもの」と書かれた横断幕を掲げ、ヒズボラのベイルート要塞を行進して練り歩いた。