【JFKファイル速報6】オズワルド殺害犯ジャック・ルビーのJFK暗殺日の発言:『花火を見たいか』

また新たに、JFK暗殺に関する文書が米国国立公文書館から公開されました。大統領を暗殺したとされるオズワルドを殺害したジャック・ルビーは、事件当日に不可解な言動を残していたことが明らかとなりました。本記事は、ロシア・トゥデイからの紹介です。

Post 2017/11/20   6:00

RT 2017/11・19】

新たに公開されたFBI記録は、リー・ハーベイ・オズワルドを殺害したジャック・ルビーが、FBI情報提供者に「花火を見たいか」と尋ねたことを示している。これは、1963年のジョン・F・ケネディ大統領暗殺が起きるわずか数時間前のことであった。

その文書は、米国国立公文書館が金曜に公開した10,744個のファイルの中にあり、FBI情報提供者がルビーについて当局者に伝えたことを概説しており、ナイトクラブのオーナー(ルビー氏)はケネディ氏が標的にされていることを知っていたかもしれないとほのめかすものである。

JFK暗殺から14年近くが経った1977年3月に、米国内国歳入庁の情報局長であったロバート・J・ポトリクス氏は、FBIダラス事務所の捜査官であったテッド・L・ガンダーソンに手紙を手渡した。その手紙は、大統領が命を落とす銃撃があった日の朝、ルビーが情報提供者に電話をし、大統領のパレードを見に行きたいか尋ねたと概説していた。

「情報提供者は暗殺日の朝に、ルビーが彼に連絡し『花火を見に行きたいか』と尋ねたと述べた」と手紙には書いてある。

「彼は、ジャック・ルビーと一緒におり、銃撃の時間に(オズワルドが6階窓から銃撃した)テキサス教科書倉庫ビルに面する郵便局別館ビルの角に立っていた。銃撃直後にルビーは立ち去り、ダラス・モーニングニュースビルの方に向かった」。

追跡調査した文書では、情報提供者とはダラスのボブ・バンダースライスであったことを明かしている。1977年、彼はルビーが暗殺直後に何も語らなかったとFBIに伝えている。しかし、ルビーがオズワルドの殺害で逮捕された後、バンダースライスもそれとは別の容疑で逮捕され、ルビーのことをダラス郡拘置所でより知ることとなった。

元海軍兵であったオズワルドは、1963年11月の暗殺からわずか2日後、郡拘置所に移送されているときにルビーに射殺される前、公式に大統領殺害の罪で告発された。ルビーは後に獄中で死亡した。

大統領の死亡について調査するために設置されたウォーレン委員会は、ケネディ氏はリー・ハーベイ・オズワルドにより暗殺され、オズワルドがすべて単独で行ったと結論付けた。また、ジャック・ルビーも単独でオズワルドを殺害したと結論付けた。

米国国立公文書館は、複数回に分けてJFK暗殺記録を公開している。以前の公開では、オズワルドとCIAとの関係を明かすものがなく、オズワルドがCIA工作員であったという有力説を揺るがしていた。

(海外ニュース翻訳情報局 渡辺 つぐみ)

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