【米国:世論調査】若い女性は若い男性よりはるかにリベラルな傾向

こちらは最新の調査結果に関する情報です。
若い世代の政治的傾向や性別による違いについて知りたい方におすすめの記事です。
2024年の大統領選について、若い有権者たちたはどう判断するのでしょうか。
この記事は、メディア・バイアスが中道のThe Hillからご紹介いたします。
ぜひご覧ください。


《引用記事 The Hill

新しい世論調査によると、若い女性は政治的にリベラルである可能性が高く、若い男性は保守的であったり、MAGA共和党である可能性が高いことが明らかになった。

Change Research社によって調査が実施され、ティーン・ヴォーグ誌に掲載された内容によると、全体的に、若い女性、トランスジェンダー、ノンバイナリーは、若い男性よりも政治的に左の傾向があることが判明した。

女性回答者のほぼ2/3、64%が進歩的またはリベラルであると回答し、13%が穏健派、11%が保守派であると回答した。トランスジェンダーとノンバイナリー有権者の4分の3が進歩的と回答し、さらに11%がリベラルと回答し、7%がどちらとも言えないと回答したと同誌は報告している。

一方、男性は右寄りの傾向が強く、調査対象の男性の13パーセントがリバタリアン、18%が保守派、11%がMAGA(トランプ前大統領の「Make America Great Again」という選挙スローガン)共和党と回答した。さらに24%が進歩的、15%がリベラルと答えた。

来年の大統領選を見据えた場合、若い女性有権者の間ではバイデン大統領が65%の支持を得て断トツの人気だった。また、トランプ氏に投票すると答えた女性も25%いた。

バイデンもトランプも、若い男性の間で過半数の支持を獲得できない状況で、現在選挙が行われるとしたら、43%がバイデンに投票し、41%がトランプに投票すると回答した。

この世論調査は、18歳から35歳までの1,033人の登録有権者を対象に、8月25日から9月1日にかけて行われ、誤差は3.4%である。

この調査の結果は、他の調査とも一致し、若い女性が若い男性よりもますます左派の傾向にあることを示唆している。サーベイ・センター・オン・アメリカン・ライフが分析した昨年のギャラップ世論調査のデータによれば、若い女性の44%が自らをリベラル派と認識していた。

この傾向を、#MeToo運動や中絶政策など、さまざまな政治的・社会的問題に起因するとする専門家もいる。昨年公表されたデータによれば、若い女性の61%が中絶を重要な問題と考えており、これは全米の人口全体の36%と比較して高い数字である。

他の研究も、全体として、若者が政党との関連性を減少させており、多くの若い有権者が政党の体制に対してますます懐疑的になっていることを示している。

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子 文・翻訳)

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