【ウクライナ】ウクライナに更に76の大隊戦術群が補充される見込み

By Mariko Kabashima

この記事は深刻な事態を表しています。
ある米国情報筋の話では、このロシアの動きはマリポウを全滅させるつもりではいないか?との見方です。
ロシア軍は化学兵器、小型核爆弾などの手段を選ばない攻撃をし、マリポウを壊滅させる可能性がある可能性さえあります。
ウクライナ国防省報道官が、この「IF」という言葉をあえて使ったのには大きな意味がありそうです。
この記事は、ボイス・オブ・アメリカのロシア語版からご紹介します。

マリポウがこれ以上悲惨なことにならないことを祈るばかりです。


《引用記事 ボイス・オブ・アメリカ 2022/04/19》

この数日間で11BTG*(大隊戦術群)が導入された。
(訳注*:BTGとはロシア軍の編成単位)

ウクライナ国防総省高官によると、ウクライナ北部には約22BTGが存在し、さらに76BTGが補充される見込みだという。

当局者によると、ウクライナでは約12BTGがマリウポリの攻略を試みているという。

同当局者は、 「マリウポリは戦争中というのが我々の見方だ」 と述べた。

現在もロシアの航空機と大砲による砲撃が続いている。

国防総省報道官によると、マリウポリとその周辺にはかなりの数のロシア地上軍が駐留しているという。

米軍は、マリウポリがロシア支配下に置かれれば、ウクライナ東部や南部の他の地域で使用するために、約12BTGを放出するだろうと予想している。

「ウクライナ人はまだマリウポリのために非常に苦労しているので、それは大きな『IF』だ」 と国防総省の報道官は述べた。

米国防総省は、ロシア軍には黒海とアゾフ海での上陸作戦を実施する能力があると考えている。ペンタゴンの代表者によると、ロシアがそれを準備している兆候はないとのこと。

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子 文・翻訳)

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