【フランス】ロシアの秘密工作を暴露、6人の外交官を追放

By Mariko Kabashima

フランス外務省が11日、公式ホームページで発表しました

外務省広報は声明で、次のように述べています。

非常に長時間の調査の後、内部安全保障総局 (DGSI) は、4月10日(日)に、わが国の領土でロシアの諜報機関によって行われた秘密工作が発覚しました。ロシア外交官として活動し、その活動がわが国の国益に反することが判明した6人のロシア人諜報員は、ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)と認定しました。ロシア大使が不在のため、ナンバー2は今晩、この決定を通知するために、 Quai d’Orsay (外務省)に呼ばれました。

フランス外務省

OBOZREVATELによると、すでにロシアのウクライナ侵攻戦争で、世界の先進国が440人以上のロシア人外交官を追放したとのこと。

特にヨーロッパ諸国の中で、ポーランドは、殆どのロシアの外交官を追放 (45)。ドイツ(40)、スロバキア(38)、フランス(35)、スロベニア(33)、イタリア(30)が続きます。また、ロシア連邦の19人の外交官は、EUでの活動を停止し、さらに12人は国連での活動を停止しました。

この動きは、ウクライナとの連帯を示すものであり、ロシアの世界的孤立を継続させるものです。

すでに国連人権理理事会では、ロシアの資格は停止されていますが、この時もロシアは加盟国を脅すメモを配布したという工作を行っています。

以前、リヴィウのCNNニマ・エルバギル、バーバラ・アルヴァニティディスが次のように報じています。

国連人権理事会の複数の情報筋によると、ロシアは、米国主導の国連人権理事会からのロシアの資格停止を求める投票に先立ち、加盟国に対して「結果」を脅すメモを配布していたことがわかった。

CNNが共有したメモには、”このようなイニシアチブへの支持だけでなく、投票における等距離の立場(棄権または不参加)も非友好的なジェスチャーとみなされることを言及する価値がある “と記されている。

この時の国連総会の投票で、ロシアを人権理事会から停止することを決議されました。投票結果は賛成93、反対24で、棄権は58でした。

H/T OBOZREVATEL

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