【ウクライナ】クレバ外相:キーウ地方におけるロシアの戦争犯罪の原因を研究するよう世界の学者たちに要請

By Mariko Kabashima

ウクライナのクレバ外相が、ウクライナのキーウ地方で起きた悲劇の原因について世界中の学者たちに研究するよう要請しました。
この呼びかけは、世界をウクライナの味方に促すよい試みだと思います。
こういうウクライナのパブリックリレーションズの手法は、とても参考になるのではないでしょうか。
国を守るためには、まず国民が自国のために戦い、世界の味方を増やし、同調してもらうということがいかに重要かということです。
この記事は、ウクライナのRadio Libertyからご紹介します。


《引用記事 Radio Liberty 2022/04/10》

4月10日、ウクライナのドミトロ・クレバ外相は、世界中の学者に対し、キーウ地方でのロシア軍による戦争犯罪に至った原因を研究するよう呼びかけました。

同外相によると、数百人の民間人の死体が発見されたブチャは「一夜にして起きたことではない」という。

ブチャ(の悲劇)は一夜にして起きたわけではありません。長年にわたり、ロシアの政治エリートとプロパガンダは、憎しみを扇動し、ウクライナ人の人間性を奪い、ロシアの優位性を育み、これらの残虐行為の基盤を築いてきました。私は世界中の学者の方々に、ブチャ(の悲劇)が生まれた原因を研究するよう強く要請します。

長年にわたり、ロシアの政治エリートやプロパガンダは、ウクライナ人に対する憎悪を煽り、非人間性を煽り、ロシア至上主義を煽り、こうした残虐行為の下地を作ってきたのです」。私は世界中の科学者に、ブチャに至った原因を調査するよう強く要請します」と大臣はツイートしている。

4月2日、キーウ地方はロシア軍から解放された。ロシアの撤退後、解放された町や村では、民間人の大量死が記録された。まず第一に、我々はブチャについて話している。ウクライナ内務省のヴァディム・デニセンコ顧問はラジオ・スボボダに、ロシア軍によるキエフ州ブチャの占領期間中に少なくとも400人が死亡したと語った。

ウクライナと一部の西側諸国代表は、キエフ地域で起こっていることを理由に、ロシアに戦争犯罪の責任を問うよう要求している。

ロシア占領下の民間人殺害の事実が衛星画像で確認されているにもかかわらず、クレムリンは「民間人殺害の非難を断固として拒否する」という。

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子 文・翻訳)

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