【ウクライナ】ウクライナ軍、ドネツクのロシア軍の化学兵器部隊から書類を押収

By Mariko Kabashima

ウクライナの国営メディア、ウクルインフォルムからの記事をご紹介します。


《引用記事 ukrinform.ua 2022/03/14 》

ドネツク地方で、ウクライナの防衛隊がロシア占領軍の部隊から文書を押収した。ペンザ市のロシア軍の化学兵器安全保管・破壊連邦事務所の軍人の名前も含まれていた。
これは、ウクライナ国防省作戦情報センターのレオニード・マチューキン氏のブリーフィングで発表されたものである。

「ウクライナの防衛隊は、(ロシア軍の)中央軍管区第2軍21個機動歩兵旅団、南軍管区第58軍136個機動歩兵旅団、および化学兵器安全保管・破壊連邦局の軍人の書類を押収した。ロシアファシスト軍の攻撃側歩兵の第一陣の中に後者がいることは、占領軍が大きな人的問題を抱えていることを示している」とマチューキン氏は述べた。

今日ドネツクで墜落したとされるミサイルの問題について、報道官は、ウクライナ軍は無関係だと断言した。

「これは間違いなくロシアのミサイルか弾薬だ。率直に言って、ここで何を言っても意味がない。なぜなら、皆さんそれぞれ、ロシアのプロパガンダが8年間、ウクライナ軍がドネツクや他の都市を砲撃していると言ってきたことを見れば、簡単に分かるからだ。8年後のドネツクがどうなっているか、ロシア占領軍が2週間にわたって砲撃しているハリコフやマリウポルを見ればわかるだろう」とマチューキン氏は述べた。

ウクリンフォルムが報じたように、2月24日、ロシアのプーチン大統領は、ウクライナへの侵攻開始を発表した。ロシア軍は、大砲、多連装ロケットランチャー、弾道ミサイルを使って、ウクライナの市や町の住宅地を大量に砲撃し、主要インフラを破壊している。

ウクライナでは戒厳令が敷かれ、総動員体制が発表され、侵略者を撃退している。

また、ウクライナはハーグの国連国際司法裁判所にロシア連邦を正式に提訴している。

3月13日、ウクライナ軍のヴァレリー・ザルジニー司令官はFacebookで、ウクライナはロシア軍の「無敵神話」を打ち砕いたと表明した。

敵(ロシア軍)
は人員と装備に深刻な損失を被っている。

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子 文・翻訳)


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