【米国】WH報道官、米国務省:ロシアの毎度の虚偽主張に警戒。中国はロシアに同調

By Mariko Kabashima

ロシアの虚偽主張がひどいですね。
またフェイクを世界中にまき散らしています。
おそらくなりふり構わずやっているという感じでしょうか。

3月7日にロシア国防省は、危険な病原体を研究している30の生物実験室が、米国防総省との共同プログラムの一環としてウクライナで活動しているとされると発表しました。

そして、9日、中国メディアからも「米国がウクライナで生物兵器を開発」という記事を出しました。今まで中国は、ロシアのウクライナ攻撃については、あからさまなロシア支持を避けていましたが、何らかの形でロシア寄りなはっきりした態度を示す必要があったのでしょう。

これについて、米国務省はこのロシアの主張を直ちに全否定の声明をだしました

「米国はウクライナに化学・生物学研究所を有しておらず、また運営していない。化学兵器禁止条約と生物兵器禁止条約の義務を完全に遵守し、米国はそのような兵器をどこにも開発・保有していない」と米国務省のネッド・プライス報道官は述べています。

今回は、この中でホワイトハウス報道官のサキ氏が米国としての立場を主張し、全否定した公式ツイートを全翻訳の上ご紹介します。

皆さんもロシア、中国のこういう偽情報に惑わされないでください。
それこそ日本がロシアと共に孤立する道を選ぶことになります。


《引用 Jen Psaki 2022/03/10》

※原文については、このツイートのスレッドをごらんください

私たちは、ウクライナにおける米国の生物兵器研究所及び化学兵器開発疑惑に関するロシアの虚偽の主張に着目しました。私たちはまた、中国当局がこれらの陰謀論を同調しているのを見てきました。

ばかげています。これは、ウクライナや他の国々で長年にわたってロシア人から繰り返し行ってきた類の偽情報作戦であり、虚偽であることが証明されています。私たちがロシアが捏造するであろうと警告してきた偽の口実の一例です。

米国は、化学兵器禁止条約及び生物兵器禁止条約に基づく義務を完全に遵守しており、これらの兵器を開発・保有していません。

ロシアは、アレクセイ・ナワリヌイのようなプーチンの政敵の暗殺未遂や毒殺を含む、化学兵器を使用したことや、長く、十分に裏付けが取れている実績があります。

化学兵器の使用を繰り返しているシリアのアサド政権を支援し続けているのはロシアです。国際法に違反して長い間生物兵器計画を長い間維持してきたのもロシアです。

また、ロシアは、ロシア自身がまさに犯した違反行為を西側が行っていると非難してきた実績があります。ロシアは昨年12月、米国が化学兵器を持つ契約要員をウクライナに派遣したとして、虚偽の告発をしました。

これはすべて、ウクライナに対するロシアのさらなる計画的で、いわれのない、不当な攻撃を正当化しようとするロシアの明白な策略です。

ロシアがこれらの虚偽の主張をし、中国がこのプロパガンダを支持しているように見える今、我々は皆、ロシアがウクライナで化学または生物兵器を使用する可能性があるか、それらを使用して偽の旗作戦を起こすことを警戒する必要があります。これは、明らかな(ロシアの行動の)パターンです。

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子 文・翻訳)

この記事が気に入ったらシェアをお願いします。