【ベラルーシ】ベラルーシのKGBが銃撃戦で殺害した男性は米国市民だったとの報道

By Mariko Kabashima 2021/10/01

今週初め、ベラルーシの諜報機関によって殺害された男は、米国のソフトウェア会社に勤務しており、米国市民であった可能性があると一部複数メディアで報道されています。

ベラルーシのメディアは、火曜日遅くに、首都ミンスクで起きた銃撃戦で武装した男が死亡したと報じました。この男は、KGBとして知られるベラルーシ国家安全保障局のメンバーに対し、猟銃で発砲したとされています。男が射殺された後、男の妻が身柄を拘束された模様です。

火曜日の深夜、国営テレビは、KGBの私服警官がアパートに突入し、敷地内から激しい銃撃を受けている様子を撮影した映像を放映しました。

KGBは木曜日に発表した声明の中で、「31歳のテロリスト」と述べた男性の身元を明らかにせず、ミンスクで逮捕に抵抗してKGB職員に発砲した後、「報復攻撃で清算された」と述べています。

しかし、西側の一部の報道では、《地元メディアが野党リーダーSviatlanaTsikhanouskayaの上級顧問が、死亡したのはアンドレイ・ゼルツァーと特定し、アメリカのソフトウェア会社「エパム・システムズ」に勤務していたと述べた》と、亡命した野党のメンバーの言葉を引用して報じています。

別の報道でも、ゼルツァー氏は米国の市民であるとされていますが、これは確認されていません。

また木曜日、ベラルーシの国営通信社Beltaは、死亡した男性は野党運動のメンバーであり、同国の権威主義者のアレクサンドル・ルカシェンコ 大統領を非合法と見なしていると主張し主張しました。

同日遅く、KGBが少なくとも50人を 「政府高官を侮辱した」 あるいは 「社会的憎悪を煽った」 として逮捕したと報じられました。

野党側は、これらの逮捕はソーシャルメディアに掲載されたゼルツァー氏を支持するコメントに関係していると主張しています。

H/T The Guardian  The Time

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