【米国】一体誰?BBCが米上院議員のなりすましにインタビュー

Post by Mariko Kabashima 2021/03/07

BBCが、26日に米国のコーリー・ブッカー上院議員(民主党・ニュージャージー州)を名乗る男のインタビューを放送しましたが、その人物がなりすましであったことについて、ウェブサイト上で訂正と謝罪を次のように発表しました

金曜日のラジオ番組「ニュースター」で、コーリー・ブッカー上院議員と名乗る男が、意図的に騙してインタビューを受けました。私たちはブッカー上院議員に謝罪し、何が間違っていたのかを調査しています。このインタビューは、2月26日金曜日20時のNewshourで一度だけ放送され、他の場所には放送されていません。

とはいえ、オーディオクリップやビデオはネットで放送された後のことでした。

 TwitterのユーザーはニューヨークのWNYC公共ラジオ局でのインタビューを聞いて、不審に感じる人もいました。

その後、BBCは、アメリカの上院議員を名乗る偽物とのラジオインタビューを放送した後、コーリー・ブッカーに謝罪を発表しました。

このインチキインタビューは、先週金曜日の夜、イギリスの放送局のインターナショナル・ワールド・サービスのニュースター番組の一部として放送されました。

このインタビューでは、上院議員を装った人物が、バイデン大統領がイランを支持する民兵を標的とするために空爆を命じた翌日、サウジアラビアと米国の関係について語ったとのこと。

びっくりしますね。

ところがこういうことはたまにあることらしいのです。

ちょうど2ヶ月前、動物愛護活動家が、食肉会社スミスフィールド・フードのCEOになりすまし、マリア・バーティロモのフォックス・ビジネス・ネットワークの番組に出演しました。

この活動家は生放送で食肉業界を挑発し、1,300人以上の従業員がCOVID-19に陽性反応を示したスミスフィールド社を攻撃しました。

しかし、これだからといって、主流メディアは信用できないと思わないでください。
主流メディアの場合は、多くの人がみているので、チェックされ、間違いがあれば必ず訂正します。信用に関わるので。

しかし、そうでないメディアの場合は、チェックされることが少なかったり、デマを出すことが目的だったりするので訂正されることがない場合もあります。

ラジオの場合は気をつけた方がよさそうですね。
もしかしたら、私達も気が付かないだけで、すでにそういうことに遭遇している可能性もありますね。

H/T Mail online  BBC The Guardian The Hill

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