【米国】議会議事堂警察は、陰謀論者たちの『3月4日のソブリン市民運動』を警戒

Post by Mariko Kabashima  2021/03/04

今日は3月4日。 何の日かご存知ですか? 確かトランプ陰謀論にとっては重要な日です。 トランプ前大統領が正式に大統領に就任する日らしいのですが😅どうなんでしょうね。
これは主にQアノンの人たちで語られている陰謀論で、その概念は、「ソブリン・シチズン運動」というものから発しています
 
これは、1871年に制定されたある法律が密かにアメリカを国家ではなく企業に変えたと信じ、それをもとにアメリカ人は一連の連邦法の支配下にはないとする概念です。
 
その結果、彼らはそれ以降に就任した大統領は全員、正統でないと見なしていいます。つまり、彼等は1869年のユリシーズ・グラント以来、正式なアメリカ大統領は一人も誕生していないと主張しているんですね。
この運動では、現在の連邦政府は非合法であり、主権を持つ市民は税金を払う必要がなく、首長はどの郡でも最高の法的権限を持つと主張しています。
 
ソブリン市民は、こういう概念をそれぞれ独自に信じている陰謀論者の集団です。
 
そして、トランプ大統領のを支持しているQアノン信者たちの主張によると、トランプ大統領こそが1869年のユリシーズ・グラント以来の正式な大統領となり、3月4日に就任するといっているわけです。
もちろん、この動きを警察も予めキャッチしていて、右翼メディアのワシントンエグザミナーも次のように報じています。
 
警察は、「3月4日(木)に『特定された民兵グループによる議事堂突破の陰謀の可能性を示す情報』を入手」しており、あらゆる脅威に備えていると述べた。

議会議事堂は、警察に加えて 何千人もの州兵によって守られており、 キャンパス全体は有刺鉄線で覆われた 非伸縮性のフェンスで囲まれている。
一方、この議事堂から数ブロック先のトランプホテルは、この日に支持者達が押し寄せることを想定したのか、宿泊料が通常の3倍にアップされたとフォーブスが報じています。
 
この陰謀論を信じている人達の今日の動きに注目です。
 
ソブリン市民運動についての詳しいレポートはこちらをどうぞ
 
 
 

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