【米国】ナッシュビル爆破事件の容疑者は様々な陰謀論に関心があった!?

ナッシュビル爆破事件の容疑者が、Qアノンを含む陰謀論者だったという証言が警察の記録に残っていたそうです。
爆発したRV車はAT&Tのトランスミッション・ビルの外に駐車されていたこともあり、5G携帯電話の陰謀論で被害妄想にとらわれていた可能性を調べているとのこと。

2016年の大統領選では、Qアノンが流したピザゲートで、銃撃事件が起きました。
(これを拡散したのは、オルトライトメディアやマイケル・フリンの息子など)

FBIが2019年に陰謀論は国内テロの脅威と報告書をだしましたが、同じようなことがまた同じようなことが起きたのではないでしょうか。
ちなみに、この報告書で、国土安全保障省では、トランプ政権下で「国内の過激派グループに焦点を当てている情報分析家のほぼ全員」が排除されたと指摘していました。

この記事は、ABC Newsからご紹介します。

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)


《引用記事 ABC News 2020/12/30》

2019年の警察の報告書によると、ワーナーがRVの中で爆弾を作っていたと主張する女性がいたとのこと。

捜査当局は、テネシー州ナッシュビルで爆破事件の容疑者アンソニー・クイン・ワーナーが様々な陰謀論に興味を持っていた証拠を調査していると、捜査に詳しい情報筋がABC Newsに語った。

その中には「とかげ人間」が関係している説も含まれている。それは、変身する爬虫類のような生き物が人間の姿で現れ、世界征服を企てているという説である。

情報筋によると、ワーナー容疑者 (63) (テネシー州アンティオキア在住) も、近くの州立公園で異星人の生物を探していたとみられる。

捜査員が見つけた、クリスマスのRV車の爆発で死亡したワーナーと関係があるとみられる文書の一部には、様々な陰謀論がちりばめられていると情報筋は語った。

複数の警察の情報筋が今週ABC Newsに語ったところによると、ワーナー容疑者が5 G携帯電話技術について被害妄想を抱いていたかどうかを調査したという。

これらの信念や行動のいずれかが、ナッシュビルのダウンタウンにある2番街の数十棟の建物を破壊し、3人が軽傷で病院に運び込まれたが、爆発に関係しているかどうかは不明である。RV車はAT&Tのトランスミッション・ビルの外に駐車されていたが、そこも被害を受けた。

捜査当局が爆発で見つけた細胞の組織を、容疑者が所有していた車の手袋と帽子から採取したDNAと照合した結果、ワーナーが、容疑者として特定されたと当局者は述べた。

警察当局の情報筋がABC Newsに確認したところによると、2019年にナッシュビル警察はワーナーがRV車の中で爆弾を作っていたと聞いた事を確認していた。

ABC Newsが入手した2019年8月21日付けのメトロ・ナッシュビル警察の報告書によると、女性は警察にボーイフレンドのワーナー容疑者が「自宅のRVトレーラーに爆弾を作っていました」と証言している。

昨年警察が到着した際、一緒にいた弁護士、レイモンド・スロックモートン3世は、当局に対し、その女性とワーナーの代理人であり、ワーナー容疑者が「軍と爆弾製造についての話」を語ったと述べていた。

報告書によると、警察はワーナーの自宅を訪れ、「ドアをノックしたが、返事はなかった。」報告している。また、「裏庭にトレーラーがあるのはわかったが、庭は柵で仕切られていて、警察はRVの中を見ることができなかった。」と報告書に記載されている。

報告書によると、メトロ・ナッシュビル警察の捜査官がFBIに連絡し、ワーナーに関する追加情報がないか調べたという。

FBIは、ABC Newsに提供した声明の中で、「メトロ・ナッシュビル警察から、アンソニー・ワーナーに対する当社の持ち株を確認するよう要請を受けたが、その後、記録は全く見つからなかった。さらにFBIは、メトロ・ナッシュビル警察の要請を受けて、ワーナーに対すして国防総省の調査を依頼したが、これも否定的であった」と述べている。

捜査当局は現在、先週の爆発現場からの化学残留物の分析を続けており、爆発装置の製造に使用された可能性のある化学物質を絞り込む作業を行っている。

また、共犯者がいないことを確認するため、容疑者がどのようにして爆弾製造材料を入手したかについても調べている。

情報筋がABC Newsに語ったところによると、領収書とクレジットカードの口座情報は、ワーナー容疑者が爆弾製造に使用される可能性のある品物を購入したことを示しているという。ただし、一部の一般的な化学薬品には、爆弾製造とは関係のない用途もあるという。関係者によると、当局はワーナーの最近の購入品を精査して、これらの商品が同端末で使用されたか、それとも他の目的で使用されたかを判断しているという。

 

FBIと米司法省のアルコール・たばこ・銃器・爆発物局が捜査を指揮している。FBIの声明によると、同日午後現在、捜査チームは犯行現場のほぼ半数を捜査しており、遅くとも金曜日までには捜査を完了させたいとしている。

https://twitter.com/FBIMemphis/status/1343926182006419456?s=20

FBIとATFの捜査官および行動分析官は、「なぜこんなことが起きたのか理解するために」容疑者を知っていた人々に聞き取り調査を続けていると、FBIは述べた。

容疑者を知っていてまだ捜査官と話をしていない人は、800-CALL-FBIに電話するよう呼びかけている。

https://twitter.com/FBIMemphis/status/1343697054686703616?s=20

爆発の前には、起爆までのカウントダウンとペトゥラ・クラーク氏の歌「ダウンタウン」がRV車から流れる不気味な音声が流れていた。火曜日にクラーク氏は爆発に「ショックと不信感」を表明した。爆発するまで彼女の歌が使われていた。

「何千もの曲の中でなぜこれを?」と彼女はFacebookの投稿に書いた。

「もちろん、オープニングの歌詞は『一人で人生が寂しくなったらいつでもダウンタウンに行こう』というものです。でも世界中の何百万人もの人たちがこの楽しい歌で盛り上がるわ」と彼女は書いている。「もしかしたら、あなたはこの言葉から何か他のことを読み取ることができるかもしれません – あなたの心の状態によっては。そういう可能性はあります」と書いている。

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