【米国】トランプ陣営弁護団正式メンバー、リン・ウッドもQアノン信者?

トランプ陣営の弁護団が一部の保守系の人達から英雄視されているのですが、これは、米国本国の普通の人からみると非常に奇異に感じるようです。

先日、弁護団の一人とされていたシドニー・パウエル弁護士が外されましたが、トランプ陣営の説明によると、パウエル氏はもともとトランプ陣営のメンバーでもなく、個人の弁護士だと言っているのですが、これは非常に苦しい後付けであることは明白です。
なぜなら、トランプ自身がこのようにツイートし、自分の弁護団を称賛していたからです。
「ルディ・ジュリアーニ、ジョセフ・ディジェノバ、ヴィクトリア・トーセンシング、シドニー・パウエル、ジェナ・エリスが、他の素晴らしい弁護士や代表者に加わり、本当に素晴らしいチームです。」

そして、パウエルが去ったトランプ陣営の正式弁護団の一人、リン・ウッド弁護士。 この人もQアノン信者との見方。 これについてインサイダ―が記事にしていますのでご紹介します。

なんだかこの弁護団、Qアノン信者だらけですね。
トランプ大統領は、Qアノンに米国の未来を委ねるつもりなのでしょうか。

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)


《引用記事 インサイダー 2020/11/24》

ケノーシャの銃撃犯カイル・リッテンハウスの弁護士はQアノン信者のように見受けられる

・L.リン・ウッド弁護士は、ケノーシャ銃乱射事件で起訴された10代のカイル・リッテンハウスを弁護しているが、Qアノン陰謀論の信者であるように見受けられる。

・ウッドのツイッターのプロフィールには、根拠のない極右の陰謀論運動であるQアノンへの言及がいくつか含まれている。

・同弁護士は、2020年の選挙ではQアノンとリンクした根拠のない有権者による不正投票の主張を広めている。

・また、トランプ氏の弁護団からパウエル弁護士を追放したのも計画の一環だと主張している。


カイル・リッテンハウスを代表する弁護士の1人で、ウィスコンシン州ケノーシャでのBlack Lives Matter抗議運動中に3人を射殺したとして起訴された10代の少年は、Qアノン陰謀説を支持していると見受けられる。

​アトランタに拠点を置く弁護士で、リッテンハウスの弁護士チームの一員であるL.リン・ウッドは、この前の木曜日にソーシャルメディアに、Qアノンにリンクされたドミニオン投票システムの陰謀論について投稿した。

​ウッド氏は金曜日に、俳優のリッキー・シュローダー氏とマイピロ―社のマイク・リンデル最高経営責任者 (CEO) からの寄付で、200万ドルの現金公債でリッテンハウスを保釈するのに十分な資金を集めたと発表した後、ニュースの中心人物となった。
​17歳のリッテンハウスは、8月に2名を殺害した銃撃事件で第一級殺人罪で起訴された。

​ウッドはドナルド・トランプ大統領の支持者であり、2020年の選挙で有権者の不正投票について、Qアノンとの関連陰謀説を広めた。​トランプ大統領が小児性愛者の「ディープステイト」と戦っていると主張する根拠のない極右の陰謀論を展開するQアノンは、ここ数週間、架空の有権者の不正投票の申し立ての普及に焦点を当てる方向にシフトしている

​ウッドのTwitterでの経歴には、Qアノン・ムーッブメントのキャンペーンのスローガンである「#WWG 1 WGA」が含まれており、これは「我々は一致団結して進んでいく(Where we go one, we go all)」を意味する。

ジョー・バイデン次期大統領の勝利を受け入れることを拒否して、トランプの支持者たちは、ドミニオン投票システムがバイデンに有利になるように選挙を不正に操作したという荒唐無稽な主張を含む、大統領の耳に届いたQアノン関連の陰謀説を広めた。

共同謀議説についてウッドは、木曜日、ツイッターに代わる極右層の間で非常に人気があり、殆ど規制されないパーラー(Parler)の投稿の中で、国民は「ドミニオン」という名前を「忘れてはだめだ」と明言した。​記事にはParlerに関する691,000のビューがあり、月曜日の朝の時点でウッドは344,000のフォロワーを持っている。​(彼には56万人以上のTwitterフォロワーがいる。)

​この論調を支持する証拠はなく、トランプは親トランプのニュースネットワーク、OAN(One America News Network)の番組に基づく主張をしているようだ。One America News Networkは、この掲示板の元管理者を「サイバーアナリスト」とし、この主張を擁護している​NBC Newsの分析によると、ドミニオンの陰謀説はQアノンによって広く知られるようになったという。

サイバーセキュリティおよびインフラ安全保障局 (CISA) は、選挙が何らかの形で不正操作されたというすべての主張を全面的に否定した。​CISAは11月12日の声明で、「11月3日の選挙はアメリカ史上最も確実なものだった。現在、全米各地の選挙管理委員会が、選挙結果を確定する前に、選挙プロセス全体を見直し、二重にチェックしている。」と述べた。

​この声明は、2020年の選挙での有権者の不正投票の主張の拡散を食い止めてはいない。

ウッドはまた、日曜日にトランプ陣営に追放されたQアノン信者の弁護士のシドニー・パウエル氏を支持するツイートもしている。トランプ氏の顧問たちが、トランプ氏個人の弁護士であるルディ・ジュリアーニ氏でさえも陰謀論が「行き過ぎていた」パウエル氏から離れるよう大統領に促したと、ニューヨーク・タイムズ紙が日曜日に報じている。

多くのQアノン信者は、ツイッターやパーラーで、トランプチームによるパウエルの見かけ上の解雇はQAnon支持者によって一般的に使われている「計画」の一部であると主張して、ニュースに反応した。​ウッドは、トランプ陣営がパウエルを公然と否定したのは「計画されたもの」だと信じていいる人々の中にいるようだ。

ウッドは日曜日のツイートで、「怖い」というフォロワーの投稿を引用し、「偶然はない。すべては計画されている。信仰心を強く持ち続けなさい。忍耐強く。主を信じなさい。」と投稿している。

https://twitter.com/LLinWood/status/1330669456519991297?s=20

ウッドはまた、COVID-19に関する陰謀説を展開しており、7月12日付けの自身のツイートで、ウィルスから保護するためにフェイスマスクを着用することは「マスクを着けている人に害を与える」というデマを拡散した。この陰謀説はQアノン信者の間で広く支持されており、陰謀説の最も熱心な支持者によって拡散されている。​ウッドはこのツイートにQアノンのスローガン「WWG 1 WGA」を付け加えた。

​この弁護士はまた、Qアノン信者で下院議員に選ばれたマージョリー・テイラー・グリーンとつながりのあるスーパーPACであるStop Socialism Now PACに、8月に1万ドルを寄付した。

​インサイダーは、ウッド氏にコメントを求めたが、回答は得られなかった。


【おまけ】リッテンハウスについてはこちら。

https://twitter.com/RawheaD/status/1330606665612337158?s=20

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