ハンガリー:難民をヨーロッパに連れてくる悪魔ソロスの計画と闘うのはクリスチャンの義務だ

億万長者ソロスは、オープンソサエティ財団の創設者で、世界的な社会運動などの主な資金的提供者です。抗議運動の裏にソロスありと言ったところでしょうか。彼の母国、ハンガリーではソロス追放のための法律を導入し、プロ・グローバリズム主義への抵抗が強まっています。当サイトでは、世界のキーマンであるソロスについて、世界中で起きたソロスの情報を定期的に紹介しています。 今回は、彼の母国ハンガリーの出来事についてのロシア・トゥデイ(RT)の記事を紹介します。 ロシア・トゥディは、モスクワを本拠地にした欧州最大の地域視聴者を持つ世界的なニュースチャンネルです。
post 2017/10/13 11:34

RT 2017/10/10

ハンガリーの国会議員が酷評したところによると、億万長者のジョージ・ソロス(George Soros)とその支持者が「何千万人もの難民の強制移住」を唱えて、ヨーロッパの精神を希薄化しようとしているとのことだ。彼は、クリスチャンにはいわゆる「悪魔ソロス」の計画と闘う義務があると主張した。

ブダペストビーコン(Budapest Beacon)紙が引用したように、当の議員、キリスト教民主人民党(KDNP)の代表アンドラーズ・アラドスキ(Andras Aradszki)は、「ソロスと彼の同志は、国家の独立と価値を破壊しようとしている」と主張したとのことだ。

アラドスキによると、この計画は「何千万人もの移民を強制的に移住させて、ヨーロッパのキリスト教精神を骨抜きにする目的で」持ち上がっているとのことだ。

「それはもう、悪魔に対する闘いはクリスチャンの義務です。ええ、悪魔による攻撃について話しているのです。彼らは否定の天使でもありますから。というのも、その計画を実行に移す準備ができていることを彼らは否定しているからです。疑う余地などまったくないのに。彼らは、(難民)割当がないこと、強制的な移住はないこと、ソロスの計画は存在しないことを必死で証明しようとしているのです。」とアラドスキは指摘した。

「全国協議会は、悪魔ソロスの計画について私たちの意見を知らせる絶好の機会です」と彼は断定した。日曜日に、首相の主任安全保障担当補佐官を務めるギョルジー・バコンディ(Gyorgy Bakondi)は、「ソロスの計画」の裏の意味を警告した。

「この計画はEU加盟各国の主権、国家自体、そして欧州市民の安全保障に関しても深刻な影響を及ぼす可能性がある」と彼は指摘した。

ソロスは2015年に「EUは近い将来に少なくとも年間100万人の難民申請者を受け入れなければならない」と述べた。そして、その受け入れを行うためには、公正に負担を分配しなければならない」と明言した。

この億万長者は、「適切な資金調達が重要だ」「EUは、住宅費、医療費、および教育費をカバーするため、また難民受け入れについて加盟国を惹きつけるために、最初の2年間、難民申請者1人当たり1万ポンド(15,000ユーロ)を提供すべきだ」と著述した。

ハンガリー生まれのソロスがヨーロッパの難民危機を煽ったことを繰り返し非難しているヴィクトル・オルバーン (Viktor Orban)首相は、「ブリュッセル(EU)はジョージ・ソロスの影響を受けている」と述べた。

金曜日に首相は、「我々はソロスの計画の存在を明らかにし、それに起案者自身がその存在を認めた。よって我々はこの問題を政策の中心に据えた」と公共ラジオのインタビューで述べた。

AP通信によると、オルバーン首相は7月、ソロスが「新しい、種々雑多なムスリム化されたヨーロッパ」を創造するために欧州連合(EU)を利用したと非難したとのことだ。そして首相は、ソロスは今やワシントン(USA)やテルアビブ(イスラエル)よりもブリュッセル(EU)においてより影響力があると述べるとともに、欧州の機関は彼の影響を抑えるために闘うべきだと論じた。

首相は、欧州改革はEUへの不法移住を阻止してこそようやく始めることができ、ハンガリーの国境防衛がその労に資すると指摘した。

先月下旬、オルバーンは、「ソロスの計画」に関する政府の世論調査に参加するようハンガリー国民に求め、国を移住から護るのに役立つだろうと指摘した。国家協議と称するその調査は、ハンガリー国民に対し、ハンガリーが移民国になるべきかどうかについての考えを問うことになろう。

我々はハンガリー人のハンガリー、ヨーロッパ人のヨーロッパを望むのだ、とオルバーンは秋の国会の初日に述べた。

ヨーロッパにおけるソロスのオープンソサエティの責任者であるゴラン・バルディオスキー(Goran Buldioski)がAP通信に先週語ったところによると、ソロスと彼の財団は「母国での圧制と暴力から逃れようとする移住者が再定住するためのより一貫した人道的政策」を支持しているが、「ハンガリーに対する世界的な陰謀のようなものはない」とのことである。

ハンガリーは、ポーランド、スロバキアとともに、難民移住割当をめぐってEUとの苦々しい論争に携わっている。この問題は2015年に策定されたEUの決議文にまで遡る。すなわちそれは、ギリシャとイタリアからの約16万人の難民に2年間にわたって新居を与えるためのものであったが、そのうち約27,700人がこれまでに定住したに過ぎない。

ハンガリーは9月、クロアチアとセルビアとの国境にあるフェンスが、2015年以降、移民の流入を99.7%削減するのに役立ったと主張した。小さな内陸国は現在、国境の長さの4分の1が柵で保護されている。ハンガリーの国境のフェンスは、EUの政治家ばかりでなく他の欧州諸国からも繰り返し批判されているが、ブダペスト(ハンガリー)はそれを取り除こうとする圧力に抵抗している。

(翻訳 K・M)

 

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