【トルコ:速報】COVID-19:中国からの薬を使用開始

ニューアラブ 2020/03/24

トルコの保健相コージャ大臣は月曜日、同国は新型コロナウイルスに感染した患者に中国から送られた薬を使用との発表。

同相は記者団に対し、「今朝から中国で使用されている特別な薬を使用します。この薬は集中治療室の患者さんを改善し、治療期間を11~12日から4日に短縮したと言われています。」と述べた。

同大臣はこの治療薬に関する詳しい情報を明らかにしなかったが、抗マラリア薬クロロキンは最近、フランスだけでなく中国でもコロナウイルス患者の治療として使用されている。

クロロキンは非常に有望だと言う研究者もいるが、科学者の間では、クロロキンが本当に有効で安全かどうかを判断するには、さらに多くの臨床試験が必要であるという意見が一致している。

月曜日遅くに発表された数字によると、トルコでは正式に1,529人のコロナウイルスの症例と37人の死亡が記録された。

コージャ大臣が述べたことは次の通り。


・中国からは5万個の迅速検査キットが到着し、すでに使用が始まっており、木曜日までに30万個が使用される見込みである。


・中国政府は、新型コロナウイルスに関する情報をトルコと共有することで合意し、両国が新型コロナウイルス対策で協力していくことを明らかにした。

・感染者がトルコのどこにいるかは明らかにしなかったが、ウイルスはトルコ全土に広がっている。

・被害を受けたイランと国境を接するトルコのヴァン州では、症例が10件未満。また、一部の医療従事者がコロナウイルスを検出したと述べたが、数値は明らかにしなかった。

・さらに32,000人の医療従事者が危機の間雇用される見込み。
・トルコ国内で製造されたマスクは、国内で必要なので「輸出されていない」。


コージャ大臣が非常事態宣言を発表するのではないかと推測されたが、トルコ国民がアンカラによってすでに発表された措置を固守するよう主張し、「独自の緊急事態を発表する」とトルコ国民に促した。

トルコ当局は65歳以上の高齢者や慢性疾患のある人に自宅にとどまるよう命令し、ほとんどの公共スペースは一時的に閉鎖されている。


(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

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