【米国】新型コロナウイルスの全米の各企業の対応

新型コロナウイルスは、わずか一週間前に中国、イラン、イタリア、および韓国に分離され、現在では53カ国に広がっています。

米国全土でコロナウイルスの感染例が増えているというニュースが流れる中、全米の企業が従業員を守るため、企業でのウイルスのリスク管理に必死です。

リスクに対する対応の速さが、その企業の強さを示しているかもしれないですね。

主な企業の対応は次の通り。

・T-Mobil(ワシントン州ベルビュー):ハグやキス、ハイタッチの回数を減らす。職場での個人的な距離感を取るよう促進、あらゆる種類の衛生用品が入手できるように手配。

・ハリウッドセレブによるレッドカーペット・プレミアを再考:CNNのジェフ・ザッカー会長は、個人的な大陸間旅行を再検討。


・Facebook(カリフォルニア州メンローパーク) :オフィスでのソーシャルメディアの「ソーシャル」な部分を排除。ビジネス以外の訪問者のオフィスへの出入りを禁止。
50人以上の参加者が集まる会議をすべて中止。
求職者はわざわざオフィス来なくてよい。この計画に詳しい情報筋によると、面接は可能であればテレビ会議に変更されるそう。
年次開発者会議を延期し、中国、韓国、イタリアへの旅行も制限。

・米国ツイッター社は、社員に在宅勤務を強く奨励。

・Alphabet Inc.のGoogleは、月曜日、サンフランシスコで来月開催予定だった同社最大のクラウドコンピューティング顧客向けカンファレンスを、先週金曜日に行われた二つのイベントの中止に続いて中止。

・ホーム・デポでは、アジアおよびイタリアへの旅行を禁止するだけでなく、過去二週間以内にこれらの地域から帰国した従業員に対して14日間の自宅待機させる方針を実施。


大手IT企業が業界の大規模イベントから撤退しつつある。

ツイッター社のジャック・ドーシーCEOは、今月テキサス州オースティンで開催されるサウス・バイ・サウスウェスト・フェスティバルには参加しないと述べた。
月曜日の夜に、Facebookはイベントに参加しないと発表した。

ウォール街では、少なくとも2つの大手銀行が、数週間のうちに在宅勤務やオフサイト勤務を求められる可能性のある従業員に備えて、技術とコンプライアンス (法令遵守) システムをテストしている。

ハリウッドでは、すでにコロナウイルスの脅威が、映画の制作方法や上映者に影響を与えている。映画製作会社は、中国やイタリアの映画館が閉鎖されている地域では映画の公開を延期せざるを得ず、コロナウイルスの感染者が多い地域では映画の撮影場所を変更することを検討している。

ViacomCBS Inc.のパラマウント・ピクチャーズは、トム・クルーズの次回作「ミッション・インポッシブル」のためのイタリアでの三週間にわたる撮影を延期。

米娯楽大手ウォルト・ディズニーの幹部は、中国での劇場公開の時期を検討。中国のヒロインを描いたアクション大作映画「ムーラン」を3月27日に海外で上映するとみられている。

H/T ロイター

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

(トップ写真: カリフォルニア州メンローパークにあるフェイスブックキャンパス)

この記事が気に入ったらシェアをお願いします。