【編集長の独り言】新型コロナウイルスの対応について

アメリカ国営ヴォイス・オブ・アメリカによると、新型コロナウイルスによる死者が中国本土で六人を除いて2,000人を超えたことを受け、世界保健機関は、中国政府がCOVID-19の感染拡大を効果的に抑制するために適切な「戦略的・戦術的アプローチ」措置を取ったと発表しました。

この発表の動画をみていると、医療関係者たちは中国の徹底したウイルスへの対応を称賛しています。

この動画をみてちょっと思ったことを書きますね。

岩田健太郎氏の発言が炎上しているようですね。
当サイトでもFB、ツイッターで同氏の動画を考える材料としてシェアいたしました。(2/20削除)

当サイトとしては、実際に現場に行ってみた人の言葉は、全てとはいいませんが、聞く価値があると思っています。勿論、同氏の発言に主観が入っていたとしてもですね。

それよりも、当局のやり方を批判すると、SNSを中心に一斉に人格否定するほど袋叩きにする方が問題だと思っています。袋叩きされたり、削除に追い込まれる意味がわかりません。(後に、ご自身で動画の役目は終ったので削除したと説明ありまりたね。21日加筆)

寧ろ、こういった問題が起きた場合、一人の人の意見を批判するよりも、その批判を精査し、生かし、国民が一丸となって問題を解決する方が先ではないかと思っています。

批判されたポイントを改善すると、もしかしたら大きく解決できるのではないだろうか、とか。

御存知のように、当サイトのメンバーは、あらゆる国の海外メディアをいつもチェックしています。

新型コロナウイルスが発生した当初から、中国の国内外、SNSもチェックしていました。

共産国である中国でさえ、医師たちが当局の問題を指摘したり、中国国内メディァでも現場の当局の対応のまずさをあちこちで告発しています。

こういった告発は消されることもありますが、それでも後をたちません。
黙っていない人が多いのです。

こういったことを聞いて、驚かれる人も少なくないのではないでしょうか。

今回の中国政府はいつもの中国とは違いました。
中国政府は、他国から批判的にみられていることを意識して、海外諸国が納得してもらうことも踏まえ、徹底的に対処する姿を見せています。

そして、中国国内メディアでは当局の情報の「公開」を繰り返し訴えています。

そのせいか、海外メディアからの新型コロナウイルスについての中国の対応について批判する記事は少なくなり、同国への同情に変りつつあります。

日本はどうでしょうか。

対応について海外から注目されているということを意識しつつ、当局は情報を公開し、適切に動いているのでしょうか?

新型というだけあって、未知のことだから、当局としても初めから完璧に対応することは難しいと思います。
だからこそ、現場をみてきた人からの批判を、素人が一方的に糾弾し、封じ込めることはやってはならないことではないでしょうか。

当局は、批判を受けても、さらに上手く対応できるよう改善できるはずです。

それよりも心配なのは、もしかしたら気が付かないうちに、この国は当局のやり方を批判もできないほど、言論の自由がない国になっているのではないかと、今回特に感じてしまったことです。

(海外ニュース翻訳情報局 編集長 樺島万里子)

※当サイトは、主流メディアで取り上げない視点や情報をとりあげることによって、読者の皆さんに考える材料を提供するという立場ですので、情報についての判断は各自それぞれにお任せします。

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