【スウエーデン】ストックホルム−テヘラン間のイラン行航空便を停止と各国の対応

引用記事 Al Arabiya  2020/01/10

スウェーデンの運輸当局は、同国とイランを結ぶイラン航空の運航を一時停止したことを明らかにした。ウクライナのテヘラン付近で起きたウクライナ航空機墜落事故で、搭乗していた176人全員が死亡したため、という。

IEAは声明で、「事故と民間航空の安全性について不確実なため」と理由を述べた。

金曜日、スウェーデン外務省は、事故でスウェーデン国民7人と北欧諸国に住んでいた合計17人が死亡したと発表した。

この発表は、ルフトハンザがテヘラン行きの便を1月20日まで休止すると発表した後に行われた。


その他の国の対応は次のとおり(1/8現在)
(注意)記事の発表から変更されている場合もあります。

・オーストラリアのカンタス 航空、マレーシア航空は イラン空域を回避。

・カザフスタンを本拠地とするエアアスタナとSCATは 再ルーティングまたはキャンセルを検討 。

・ ロシア連邦航空輸送局の Rosaviatsia は、ロシアの航空会社に、イラク、イラン、湾およびオマーン湾の空域での飛行を避けるよう指示。

・ カタール航空は、イラク行きの便は正常に運航されている。

・ アラブ首長国連邦の航空会社、エミレーツ航空「運用上の理由」は、イランが米軍の基地に弾道ミサイルを発射したことを受け、それを理由に、バグダッドへのフライトをキャンセル。同社はまた、前日に予定していたバグダッド行きの便をキャンセルし、バスラとナジャフ行きの便を運航。

・ルフトハンザは、イランとイラクの上空通過を停止すると発表。同社はその後、イランとイラクの領空を引き続き飛行すると発表。ロイター通信によると、ルフトハンザ航空は、テヘラン航路を再開する計画。

・ バーレーンのガルフ・エアは、追って通知があるまで、バグダッドとシーア派の聖地ナジャフを発着する便を停止。

・クウェート航空はツイッターで、同社が運営する唯一のイラク路線であるナジャフ行きの便が、「安全」を理由に暴力的な抗議行動が発生してから四週間にわたって運航停止となったと述べた。

・米連邦航空局 (FAA) は、米国のパイロットや航空会社がイラク、イラン、ペルシャ湾の一部の空域を飛行することを禁止すると発表した。IEAは、米国とイランの間の緊張が高まる中、民間航空機に対する「判断ミスや誤認の可能性」を警告した。

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

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