【米国:全文翻訳】トランプ大統領の弾劾決議全文:『大統領として不適格』

17日に下院に民主党から提出されたトランプ大統領の弾劾決議全文をご紹介します。
そして 18日、米下院本会議はトランプ大統領を「権力乱用」と「議会妨害」で弾劾する決議案を賛成多数で可決しました。

しかし、デイリーコーラーによると、民主党の中から3名の議員が反対票を投じたそうです。反対票を投じた民主党議員は、以下の3名です。
ジェフ・ヴァン・ドリュー(民主党・ニュージャージー州)
コリン・ピーターソン(民主党・ミネソタ州)
ジャレッド・ゴールデン(民主党・メイン州)

昨日、当サイトで全翻訳紹介した、ホワイトハウスが発表したトランプ大統領の下院議長のナンシー・ペロシ氏宛の書簡もご覧ください。

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NBC ニュース 2019/12/17】

テキサス州選出のアル・グリーン下院議員は、火曜日の夜、下院の議場で次のように述べた。

下院議長、規則9の第2-a-1項に従い、下院の特権についての問題を提起したいと思いますので、決議の形式は以下のとおりです。

米国の行儀の悪い大統領ドナルド・ジョン・トランプを弾劾して、米国大統領ドナルド・ジョン・トランプは大統領に良識、倫理観、品位、礼節、誠実さ、礼儀、高潔さといった米国の価値観を代表とするには不適格と決議しました。

アメリカを偉大なものにした理想を守るには不適格であり、忠誠の誓約で語られるように、すべての人の自由と正義を守るには不適格であります。
独立宣言に謳われているように、すべての人が平等に創造されるという米国の理想を守るには不適当であり、米国憲法の前文に謳われているように、国内の平穏を確保し、一般的な福祉を促進し、われわれ自身と子孫に自由の恩恵を保証するには不適格であります。
ゲティスバーグ演説で明確にされているように、人民の人民による人民のための政治を保護するには不適格であります。重大な軽犯罪で弾劾を求め、次の通り弾劾条項を提出いたします。トランプ米大統領に対する米下院の弾劾訴追案及び米国民の弾劾訴追案です。


大統領として、米国社会に害を及ぼし、米国国民の明白な損害を構成する重大な軽犯罪を犯したとして、大統領に対する弾劾を維持し支持します。

第1条は、2019年7月16日の下院で、ドナルド・トランプ大統領の人種差別的な発言が正当化されました。移民や庇護希望者を侵略者と呼ぶことで他国に戻るべきだとし、移民である我々の同胞や、大統領の目には移民のように映る人々に対し、新しく入ってきたアメリカ人や有色人種に対する恐怖と憎悪を増大させました。

そして、移民である議員や、誤って移民だと思われている我々の同僚の議員は、議会や米国には所属していないと言っていることです。

これらのすべてにおいて、前述のドナルド・ジョン・トランプは、同氏の声明によって、米国大統領の高い地位を侮辱し、あざけり、恥をかかせ、不名誉にし、米国国民の間に不和の種をまきました。同氏が大統領には不適格であることを示し、米国国民の明確な損害を与えることで米国大統領としての信頼を裏切りました。また、在任中に重大な軽犯罪を犯しました。

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

※ 無断転載禁止

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