Googleがラスベガスの銃乱射事件に関する4Chanのフェイク・ニュースを助長

この記事では、ロシア・トゥディの興味深い記事をご紹介します。
post 2017/10/07

BY RT 2017/10/02

日曜日にラスベガスで行われたコンサートでの銃乱射事件直後の余波が残る中、愛する人の安否情報を切望する人々が、何が起きたのかを知るためにGoogleを調べたが、検索が偽のニュース結果を生み出すのを目にしただけだった。

現場での大混乱の真っ只中で何らかの公式声明が出される前に、悪名高いトロールウェブサイトである4Chanのアマチュア民間調査員が、銃撃者をギアリー・ダンリーと誤認した。Googleは、検索エンジンとYouTubeのビデオプラットフォームの両方を通じて、この誤った情報が広範囲に広まるのを助長した。

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ギアリー・ダンリーとその家族が今まさに出現している危険な左派であるといった話を研究する4chanスレッドが少なくとも6つあります。↓



また、Googleはどうやらそのトップ記事の一群に4chanのスレッドを入れているのではないだろうか? というのも彼の名前が一番ヒットしたのは/ 投稿l / スレッドです。

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ダンリーのFacebook上のプロフィールからは、彼が多くの反トランプのウェブページを好んでいたことが見て取れた。このことはいくつかのソーシャルメディアのウェブページやグループの確証バイアスを供給するのに十分であり、直ちに極左の暴力行為として事件を急展開させた。

唯一の問題はダンリーが実際の銃撃者ではなかったということだった。

Googleや、Facebookのような他の技術系最大手企業は、「フェイク・ニュース」を絶滅させることについての責任にプライドを持っていた。59人の人々が死亡し、500人以上が負傷した現代アメリカ史で最もひどい銃乱射事件を扱うことにおいて、本件では、GoogleとYouTubeがともに大々的に失敗したように思われる。

4Chanにおける「政治家」(政治的に間違った)のメッセージボードへのリンクが、銃撃後の数時間、Googleの検索結果で待望の「トップ記事」の一画を占めた。その数時間とはすなわち、ニュースで事件現場にいた人々の家族や愛する人が情報を切望してGoogleニュースに目を向けるであろう重大な時間であった。

一方、YouTubeでは、ステファン・ペドック(Stephen Paddock)とは?実在する殺し屋か?といった検索結果の最上位は、4Chanによってばらまかれ、Googleによって増幅された陰謀理論ですでに汚染されていた。ここでは銃撃者は「急進的な民主主義者のテロリスト」すなわち「反トランプの極左である可能性が最も高い」者であったとして描かれた。

GoogleとYouTubeはともに、コンテンツの徹底的な悪化や検索結果に特定の出版社を埋め込むことで、独立系メディアと代替メディアをこらしめているとして批判を受けたことがある。

Gizmodoの引用によれば、Googleは次のように述べた。「遺憾なことに、今朝早く我々は、少数の照会に対する検索結果に不正確な4chanウェブサイトを簡単に表出させてしまいました。数時間の内に、4chanの記事はアルゴリズム的に適切な結果によって置き換えられました。」「いかなる照会に対しても今回のような検索結果が表に出るべきではありませんでした。そこで我々は、アルゴリズムの改良を継続的に行い、このようなことが将来起こるのを阻止するつもりです。」

RTは追加のコメントをもらうためにGoogleと連絡を取った。

Googleの極秘のアルゴリズムの脆弱性は、ホワイトハットのブロガーや悪党どもの手によって、複数回暴かれてきた。

しかしながら、この最新のエピソードからは、正しくかつ実証されたニュースや情報だけがそのプラットフォームに表示されることを保証し得るようになるためには、世界中の大手企業でさえもまだまだ長い道のりがあるということが判る。

(翻訳者 K・M)

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