モリッシー 、ニューシングル「Spent the Day in Bed」でメディアに毒づく

元スミスのフロントマンが2014年以来の新曲で「ニュースは君を怖がらせようとたくらんでいる、君をちっぽけで孤独な気持ちにさせようとしている」と歌う。

モリッシーが2014年以来となる新曲「Spent the Day in Bed」をリリース。これは彼のニューアルバム『Low in High School』からのファーストシングルとなる。

元スミスのシンガーが歌う、陽気なオルガンとかき鳴らされるギターに乗せた、典型的な実存主義でイーヨーっぽい(訳注:クマのプーさんのキャラクターから。ひねくれて悲観的な、という意味?)この歌の中で彼は、出世競争における“去勢”や“骨抜き”を否定し、代わりにベッドにこもってニュースを拒絶することを提案している(“だって、ニュースは君を怖がらせようとたくらんでいる/君をちっぽけで孤独な気持ちにさせようとしている/君の気持ちが自分のものじゃないように思えるようにしているから”)。

だが、モリッシーは今週ツイッターのアカウントを開設し、みずから24時間ニュースのサイクルに足を踏み入れたばかりだ。最初のツイートはこのシングルのタイトル、続いてアメリカのいくつかの州の略号(訳注:OR WA CA AZ UT CO MO IL MI DC NY PA MA)で、おそらく近々行われるであろうアメリカツアーをほのめかしている。

彼は近年、ドナルド・トランプやサディク・カーン(訳注:ロンドン市長)に対する酷評から、動物の権利に関するキャンペーンまで、おびただしい数の政治的な意見を表明している。アルバム『Low in High School』のジャケットには、バッキンガム宮殿の前で「君主政治を叩き切れ」と書かれたプラカードと斧を持った少年が写っている。彼のレコード会社の発表によると、このニューアルバムは「変わり続ける世界の時代精神を反映している」とのこと。

(翻訳 浅岡寧)

 

サービス提供側の視点、お願い

 

この記事が気に入ったらシェアをお願いします。

コメントを残す