【米国】トランプ大統領がグリーンランドを購入したい4つの理由

引用記事 エクスプレスUK 2019/08/19

ドナルド・トランプ大統領はグリーンランドを本当に購入したいのはなぜだろうか? 明らかになった4つの理由

ドナルド・トランプ米大統領は、グリーンランドを購入しようと考えていることを認めたが、なぜデンマーク領土を購入しようとするのか。これには次の4つの理由が考えられる。

ドナルド・トランプ大統領は、グリーンランドの購入を考えていることを認めたが、「最優先事項ではない」と述べている。

このアイディアが最初に報道されたとき、ソーシャルメディアで大統領の費用についてジョークを飛ばしたり、グリーンランドやデンマークから怒りを買ったりした。デンマークの半自治領土であるグリーンランド政府は、売り物ではないと述べ、デンマークの首相は購入についてのいかなる言及も「ばかげている」と述べた。

日曜日、デンマークのフレデリクセン首相は、エルミシアック新聞に対し、 「グリーンランドは売り物ではありません。グリーンランドはデンマークのものでもありません。グリーンランドはグリーンランドに属しています。」

「私はこれが本気ではないことを切に願う。」とフレデリクセン首相。

同日、トランプ大統領は記者団に対し、次のように語った。

「我が国はデンマークと良好な同盟関係にあり、世界の大部分を守るのと同じようにデマークを守っています。」

「戦略的には興味がありますし、興味もありますが、少し話をしてみましょう。」

「それは最優先事項ではありません、本当ですよ。」


では、なぜドナルド・トランプ大統領はグリーンランドを購入したいのか?

1.資源に恵まれた土地

グリーンランドの氷床は溶けており、土地が豊かで貴重な資源があることが明らかになる可能性がある。

金、銅、ダイヤモンド、かんらん石、大理石、ルビー、石油などが、グリーンランドの氷床の下に埋まっている可能性がある。

この島には、ウランのほか、プラセオジム、ジスプロシウム、ネオジム、テルビウムなどのレアアースメタル(希土類金属)の最大の鉱床もある。

氷が溶けることでこれらはより身近なものになるだろう。

 

2.「大規模な不動産取引」

日曜日にニュージャージーで、トランプ大統領は 「多くのことができる。」、「基本的にこれは大型の不動産取引です。多くのことができます。」と語っている。

米国の4分の1の大きさのこの島を購入すれば、アンドリュー・ジョンソン大統領やトーマス・ジェファーソンと並んで、トランプ大統領は、歴史書での地位が確立されるだろう。

ジョンソン大統領は1876年にロシアからアラスカを確保し、ジェファーソン氏は1803年にフランスからルイジアナを購入した。

 

3.デンマークへの支援

日曜日、米国大統領は、次のように語った。

「グリーンランドは デンマークに毎年ほぼ7億ドルのという大きな損失を与えています。」

「ですから、大きな損失を補い、米国にとって戦略的に非常に良いことになるでしょう。わが国はデンマークの大切な同盟国であり、デンマークを守り、デンマークを支援します。」

この事業にいくらかかるかは不明だが、1946年にハリー・トルーマン大統領が島の購入を申し出たとき、彼は1億ドルを提示した(8236万ポンド)。

これは現在の約13億ドル(10億70億ポンド)に相当する。

 

4.同島における中国の存在感の低下

チューレ空軍基地は、現在、グリーンランドの北西海岸に位置し、米国に属している。

この基地は、第12航空宇宙警戒隊所属の空軍将校がレーダーでミサイルを探知し、宇宙空間を監視するための基地だ。

北極圏に位置するグリーンランドは、大陸間ミサイルや衛星を追跡するのに理想的な場所である。

中国はこの島の購入に関心を示しており、実際、盛和資源控股(Shenghe Resources Holdings)はオーストラリアのグリーンランド・ミネラルズという会社の最大株主であり、11%の株式を保有している。

盛和資源は中国のレアアースの主要生産者であり、この産業における中国の支配に貢献している。

このことは、現在進行中の貿易戦争における中国と米国の間の争点となっている。

ヘルシンキ大学のラッシ・ハイニネン名誉教授は、 「中国企業はグリーンランドのさまざまな企業、特に鉱業に多くの投資をしている。中国は今やグリーンランドで非常に注目すべき存在です。」

「(グリーンランドの購入)は中国と競争する上で、中国企業がグリーンランドで活動することを非常に難しくする簡単な方法かもしれません。」

(海外ニュース翻訳情報局)

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