【米国:スポーツ】米連邦政府：コネチカット州のトランスジェンダー競技参加による女子限定スポーツ廃止の方針を調査

<引用記事　CBN ニュース　2019/08/08＞【右派メディア】

連邦政府は水曜日、コネチカット州の10代の女子スポーツ選手3人が提出した、トランスジェンダー・アスリートに関するコネチカット州の方針に対する差別の申し立てを調査すると発表した。

米国教育省公民権局は、この少女たちの調査要請を承諾したことを認めた。

コネチカット州インターハイ協議会（CIAC)が、女性のアイデンティティを主張する生物学的男性が女子スポーツ競技に参加することを認める方針を採択して以来、男子たちがセリーナ・ソウルをはじめとする2人の女子アスリートの栄誉と機会を常に奪ってきた。

CBNニュースが昨年6月に報じたように、女子のスポーツ選手たちは、女性として認識されている男性が、競技の最終結果に影響をあたえるとし、女子選手たちは、トランスジェンダーである相手に対して不利な立場で競争していると主張している。

女子アスリートの代理人である保守系団体アライアンス・ディフェンディング・フリーダム (ADF)の弁護士は正式に調査を要請した。

CIACの方針により、コネチカット州全域で行われる高校の競争的な陸上競技では、生物学的男子が女子を上回り、女子に取って代わっている。

2018-19年度のトラックシーズンを通して、生物学的男性は、女子選手より多くのメダルを獲得し、より高いレベルで競争する機会を得ることができ、大学での採用や奨学金の獲得に不可欠な公的評価を得ることができるなど常に女子選手から奪っていった。このことが女子選手の不満となっている。

訴状によると、CIACの政策とその結果は、女性と少女のための平等な運動機会を保護するために作られた連邦法の第9章の要件に直接違反していた。

ADFの法律顧問クリスティアーナ・ホルコム氏はプレスリリースで、「女性選手たちは平等な運動場で競争する資格があります。彼女たちを男子と競争させると、彼女たちは自身のスポーツの見物人になってしまいます。そのことは非常に不公平で、彼らの運動の機会を打ち砕きます。」と述べた。
「このような理由で、私たちはOCRが調査に同意したことを嬉しく思います。第9章は、教育及び運動における女性に対する差別を撤廃することを目的とした連邦法であり、女性は、第9章が提供する平等な運動の機会を得るために、長く、懸命に戦ってきました。男子が女子スポーツで競技できるようにすることは、女性にとって50年近くにわたって前進してきたことを後退させることになります」

ADFの訴状は、CIACの新たな政策や同様の他の政策が第9章の利点において、具体的な脅威となっていることを示している。

「思春期以後の男子と女子の間には、基本的な生理学的な差があり、その結果、運動能力とパフォーマンスには統計的に有意な違いがある。学校が女子の陸上競技への参加のための平等な機会を提供する義務を満たしていると、誰もが納得できるよう主張しているとは言えない。例えば、男女共学の陸上競技やレスリングチームや競技で、成績に厳密に基づいた性盲のトライアウトや資格認定を行う場合など」

訴状にはまた、2018年の冬シーズンに男子の室内陸上競技で、ある中位の男子の二年生の選手が結果を残せず、その後、2018年春のアウトドア・トラック・シーズンの女子の種目で突然競技を始めた方法が記されている。その後、その学生が出場した州のエルミネーショントラック競技全てにおいて「女子が州レベルの競争に出場する機会が奪われた」とある。その学生は現在、コネチカット州内で10以上の記録を保持している。かつて10人のも別々の女子学生が保持していた記録である。

「セリーナと仲間の女性アスリートたちは、個人的な勝利の満足感、州や地域の大会に参加する機会、大学の奨学金を得る機会を求めて、数え切れないほどの時間を練習しています。」とホルコム氏は続けた。「しかし、男子と競う女子は、レースが始まる前から結果がわかっています。男子は女子より身体的にずっと有利です;それが、女子スポーツが存在する理由であり、OCRの調査を期待する理由でもあります」

(海外ニュース翻訳情報局）

上記写真
調査を訴えたコネチカット州内スポーツ競技大会で出場の高校生アスリートセリーナソウル（画像クレジット：Alliance Defending Freedom）