【米国:】トランプ大統領:親友にダン・コーツの排除切望と語る

引用記事 AXIOS 2019/07/13

トランプ大統領は、ダン・コーツを排除することを切望していると親友に打ち分けた。

この件について大統領と直接議論を交わした5人の情報筋によると、トランプ大統領は側近たちに、米国家情報長官//DNI)のダン・コーツ氏を更迭したいと述べたという。


現状:

トランプ大統領は、いつ行動を起こすかについて情報筋に話してはいない。しかし、この問題に関す大統領との議論は何カ月も前から行われており (自発的に頻繁に)、少なくとも2月以降、大統領は交代の可能性について言及している。一週間前にトランプ氏にコーツについて話をしたある関係者は、この動きは「遅かれ早かれ」起こるだろうという印象を持っていると述べた。

・国家情報局長は、米国の諜報機関の統括者であり、大統領と国家安全保障会議 (NSC) の側近でもあり、大統領の最高機密である大統領日報を毎日作成している。

・直接かかわりのある情報筋によると、トランプ大統領は非公式に、国家情報長官室(ODNI)は不必要な官僚層を代表しており、廃止したいと述べたという。大統領は、ODNIの廃止は政治的には不可能だと言われている。それでも「縮小」するだろうと述べている。

・ホワイトハウス当局者は「現時点では、人事の発表はない」と答えた。


全体像

直接的な知識を持つ情報筋によると、コーツ氏は公の場で何度もトランプ氏を怒らせているという。

・昨年のアスペン・セキュリティー・フォーラム (Aspen Security Forum) でNBCのアンドレア・ミッチェル氏が壇上で行ったインタビューの中で、プーチン大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領との関係を批判しているようにとられ、同氏はトランプ大統領を怒らせた。

同氏は1月、上院委員会で北朝鮮が核兵器を放棄する可能性は低いと発言し、再びトランプ大統領の怒りを買った。大統領の上機嫌の時の評価と矛盾している。


別の側面 :

ODNIから提供された声明の中で、コーツ氏 は「私は自分の仕事に集中している。情報機関の批判的な活動や大統領との関係を損なうデマが多い。私は、米国の安全保障を支援するために、トランプ大統領、ペンス副大統領、国家安全保障チームに迅速かつ公平な情報を提供するという極めて重要な使命に焦点を当てたIC(諜報特別委員会)を率いていることを誇りに思う」と語った。

・コーツ氏は以前、インディアナ州選出の上院議員として16年間務めていた。-
2001年から2005 年、ジョージ・W・ブッシュ政権の間に、ドイツへの米国大使を務めた。

彼はまた、フュージャーの仲間であるマイク・ペンス副大統領とも親密だ。(コーツの上記の声明は、元々、ペンスがコーツの辞任を説得したというNBC Newsの3月の報道に対する回答としてODNIから提供されたものである。)


次は何か:

トランプ大統領が後任候補として複数の情報筋に言及しているのは、かつてジョン・ボルトン国家安全保障顧問の首席補佐官を務めたフレデリック・フリッツ氏である。

フリッツは以前、CIAのアナリストで下院情報委員会のスタッフだった。同氏は現在、安全保障政策センターの会長である。

トランプ大統領は人々にフリッツを気に入っており、「素晴らしいことを聞いた」と語った。フリッツは公にコーツを批判し、コーツの上院証言の後、トランプ大統領にルー・ドブスのフォックス・ビジネスの番組プログラムでコーツを解雇するよう要求した。フリッツは、コーツが大統領を侮辱し「あれやこれや言っている」と非難した。

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