【米国-イラン】イラン、ドローン撃墜の動画を公開

イラン革命防衛隊は20日午前、イラン上空でアメリカの偵察ドローンを撃墜したと発表しました。イランがこの時の映像をYouTubeで公開しました。
このことについて、ロシア・トゥデイと米国メディアの記事をざっとご紹介します。

引用記事 RT 2019/06/20

米海軍の高高度無人偵察機を撃墜するイランの防空部隊のビデオ映像が、イラン軍によってYouTubeに投稿された。迎撃時のミサイル発射と爆発の様子が撮影されている。

木曜日早朝近くに撮影された短い映像をみると、音楽付きでイランの砲台から地対空ミサイル発射され、標的とされた米国のスパイ・ドローンが爆破されている。

Iran Military Tube 2019/06/20

米国防省も、木曜日早朝撃墜の独自の映像を公開したが、15秒の白黒ビデオで、降下中の航空機からの煙の跡のようなもの以外は、他にはほとんど何も映っていない。

どちらのビデオも、撃墜が公海上で起きたのか、イラン領空内で起きたのかを明確にはしておらず、それはワシントンとテヘランとの間の争点となっている。このイランの映像は、少なくとも海岸から発射されたミサイルが原因であることを確認しているようだ。

米中央軍(CENTCOM)は、木曜日の声明で、この事件を「正当な理由のない攻撃」とみなし、攻撃時にドローンがイラン領空を飛んでいたことを否定した。

ワシントンが同様の対応をするかどうかという記者の質問に対し、トランプ米大統領は、「すぐにわかりますよ。」と答えた。

テヘランは、米国のドローンが領空を侵犯したと主張し、攻撃された場合には身を守るために必要なあらゆる予防措置を取ると明言している。

イランのジャバド・ザリフ外相は、イラン領海内で無人機が墜落した場所の正確な座標をツイートした。同氏は、撃墜された米軍無人機の一部は海から回収されたと付け加えた。


米国メディアの反応

左メディア  NBCニュース
U.S.米当局者によると、イランが公空内でドローンを撃墜したという。
イランの国家安全保障会議は、イランの領空はレッドラインであり、誰が侵入したかにかかわらず、断固とした対応があっただろうと述べた。

 H/T NBCNews

中道メディア  ブルームバーグ
【米海軍ドローン撃墜事件でトランプ大統領、イラン攻撃を再度否定】

・何人かの 「怠け者で愚かな」 人が悪いのかもしれない、とトランプ大統領。

・ドローン飛行が公海上にあるかどうか、イランと米国が論争

H/T Bloomberg

右メディア  フォックスニュース
米海軍のドローンがイランのミサイルでホルムズ海峡上空を撃墜
「正当な理由のない攻撃 」

H/T Fox News

(海外ニュース翻訳情報局 樺島万里子)

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