【米国:ホワイトハウス】2019年イード・アル=フィトル(ラマダン明け): 大統領メッセージ

トランプ大統領が就任し、2017年の2月に、 通称「ムスリム・バン」と呼ばれる大統領令 が発令されたことが、はるか過去のことのようです。
世論調査機関ピュー・リサーチ センターによると、米国内でのイスラム教徒は増え続け、2040年には、イスラム教徒の数はユダヤ教徒の数を追い抜き、米国では2番目の信徒数になるそうです。とはいっても、人口全体に占める割合は2.1%ほどとのこと。

今回は、トランプ大統領が、イスラム教徒のラマダン明けのお祝いを述べたホワイトハウスで発表されたメッセージを翻訳しました。
イスラム教徒へのラマダン明けのメッセージは、昨年に引き続きですが、ムスリムバンの年の2017年にはありませんでした。おそらく2020年の再選を意識して、昨年から発表されたのだろうと思います。しかし例えそうであっても、イスラム教徒への素晴らしいメッセージであることには間違いありません。

Post by Mariko Kabashima 2019/06/04  22:27

White house

2019年イード・アル=フィトル(ラマダン明け): 大統領メッセージ


Issued on: June 3, 2019


メラニアとともに、イード・アル=フィトルへの心からのお祝いを申し上げます。


聖月ラマダンの終わりに、イスラム教徒は祈りと黙想を通してイードの日をお祝いします。
この聖なる日は、米国と世界中のイスラム教徒に、恵まれない人々を助け、神への信仰を強め、神を賛美し、他者との交わりを深めるという決意を新たにする機会を与えます。

私たちは、この祝日が、お祝いをするすべての人々に喜びと平和をもたらすよう心から願っています。そして、世界中の地域社会が、神の愛、神の赦し、神の善意の豊かな祝福を感じるようお祈りいたします。


イード・ムバラク(イードおめでとう!)


※ 無断転載厳禁

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