【米国:ホワイトハウス】教皇ヨハネ・パウロ二世の初のポーランド巡礼40周年を記念する大統領メッセージ(全文翻訳)

トランプ大統領が 、故ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世を「人間の尊厳と宗教的自由の擁護者」と称え、教皇様の1979年の母国ポーランドの巡礼は「ヨーロッパの共産主義の鉄のカーテンを破壊するのに貢献した」と述べました。

初のポーランド人の教皇様であったヨハネ・パウロ二世は、母国ポーランドで、ナチスドイツの支配と、コミュニズムの支配、つまり2つの全体主義を経験し、カトリックの信仰を守り抜き、その経験から反戦平和主義を貫きました。
1978年に教皇に選ばれ、その翌年、一党独裁の共産主義体制であった母国ポーランドで、この歴史的なミサを行い、人間の尊厳、神の愛と平和と力強く訴えました。

1979年当時、日本ではあまり衝撃的な印象はなかったかもしれませんが、共産国でのこのメッセージは衝撃的でした。

トランプ大統領が今回出したメッセージは、今の世界の全体主義に対してのメッセージと祈りではないでしょうか。
このホワイトハウスのメッセージの後に、当時のポーランドの様子の動画をアップしましたのでこちらもご覧ください。

Post by Mariko Kabashima 2019/06/03  16:56


教皇ヨハネ・パウロ二世の初のポーランド巡礼40周年を記念する大統領メッセージ

2019年6月2日


1979年6月2日のこの日、ワルシャワで行われた聖ヨハネ・パウロ二世の歴史的ミサの40周年をお祝い申し上げます。この日、歴史の流れを変えたポーランドへの九日間の巡礼が開始されました。

共産主義に反対するポーランド国民の長い闘いがあったことを心にとどめ、私たちはまた、聖ヨハネ・パウロ2世と、イエス・キリストの信奉者であり人間の尊厳と宗教の自由の擁護者としての類まれなる生涯のおかげで、今や何百万もの人々が自由の中で暮らしていることを感謝いたします。


 
聖ヨハネ・パウロ二世は40年前、故郷のワルシャワやポーランド全土、そして世界に向けて、力強い希望のメッセージを送りました。彼の言葉は、ポーランド全体とヨーロッパの他の地域で共産主義の抑圧的な勢力に反対し、堂々たるものでした。彼は何百万人もの人々の心に、より良い、より自由な生活を求める勇気を奮い起こしました。


 
今日、私たちは、この歴史的瞬間をお祝いし、常に自由が勝利することをあらためて確認することを再び明言します。米国と同盟国は、共産主義体制の統制に反対し、世界中の自由と繁栄のかがり火として団結しています。
 
 
メラニアは一緒に、その感動的な演説がポーランド国民の魂を奮い立たせ、最終的にはヨーロッパの共産主義の鉄のカーテンを取り払うことに貢献した聖ヨハネ・パウロ二世を想起しています。
聖ヨハネ・パウロ二世の言葉と、神の豊かな慈悲と励ましと栄光への呼びかけによって、私たちが絶えず勇気づけられますように。

※ 無断転載厳禁

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