【米国：セレブ】カーク・ダグラス夫妻：カークは102才、妻のアンが誕生日で100才になった

映画ファンの多くは、往年のハリウッド俳優、カーク・ダグラス氏が102才であることを知っています。
そして、2019年4月23日にダグラス氏の妻のアン・バイデンズさんが100才を迎えました。
日本でも益々100才超えの長寿カップルが増えるでしょうね。

Post by Mariko Kabashima 2019/05/26 12:40

二人は結婚して64年になり、インタビューの中で、ダグラスさんは彼女を彼のソウルメイトだと述べています。

カークの長男マイケルと妻のキャサリン・ゼタ=ジョーンズが住む有名なダグラス家では、アンがそれほど話題にならないかもしれませんが、彼女の人生は興味深いものでした。

アン・バイデンズさんは1919年にドイツのハノーバーで生まれ、家族とともにベルギーに移住。教育熱心で、英語、ドイツ語、フランス語も堪能で、1953年にカーク・ダグラスという俳優からデートに誘われてパリに住み働いていました。

バイデンズさんはパリで映画広報の仕事をしていたときにダグラスさんに紹介され、その後『ラスト・フォー・ライフ』を撮影したと、2人の共同回顧録『カークとアン』に書かれています。映画関係者の間では「The lion’s den 」の予告編であったと語られています。

彼らの回顧録によると、次のような出会いでした。

「ダグラスは私を見て、それから『私の友達とどこかシックなレストランで夕食を食べませんか?』と言ったわ。私は 『いいえ、結構よ。私は、家に帰ってスクランブルエッグを作ろうと思っているの』その答えは彼が期待していたものではなかったの」

ダグラスは彼女の拒否に腹を立てましたが、後に広報担当として彼女を雇いました。2人の始まりは、プラトニックなものでした。「映画ではロマンスがないので、アンを感動させようとするのをやめました。私は自分のことを話すのをやめ、彼女の話を聞き始めました」と彼らは著書に記しています。

素敵ではないですか？

彼らは1954年5月29日に結婚し、二人の子供を授かりました。ピーター、エリック。
ちなみに、長男のマイケル、次男ジョエルは、カークの前妻、女優ダイアナ・ディルとの子供です。
そのうち、2004年に2人の子供である三男のエリックは他界しています。

ダグラスは「カークとアン」の中で、リタ・ヘイワース、パトリシア・ニール、ジョーン・クロフォードの娘クリスティーナ・クロフォードといった女優と不倫していたことを明かしています。
そのことについて、アンは次のように述べています。

「カークは自分の浮気を隠そうとはしませんでした」

「ヨーロッパ人として、結婚に完全な忠誠を期待するのは非現実的だと理解していました」

アン・バイデンズは、尊敬すべき慈善家で美術品収集家です。彼女はカークよりも金銭感覚に優れており、1950年代の彼のお金の管理がうまくいっていないことを彼に見せる手助けをすることから始めたと回顧録に書いています。

「それで私は貧しい男と付き合っているの?」と、彼女はUSAトゥデーに、ボーイフレンドで有名な俳優のカーク・ダグラスがほとんど無一文であることを知ったときの彼女の感想を語っています。
彼女はカークがマネージャーを変えるのを手伝いました。
アン・バイデンスは1970年からインターナショナル・ベスト・ドレッシング・リストのメンバーです。

二人は付き合ってから結婚するまで、心のこもった手紙を交わし合いました。

USA Todayのインタビューで、彼女は手紙とメールは同じではなく、テクノロジーに対して複雑な感情を抱いていると語っています。

「100歳の誕生日にiPadをプレゼントしました」

「毎晩、私たちはいわゆる 「ゴールデンアワー（6時か6時30分から7時30分まで）をすごし、そして夕食まで食べます。そして、このゴールデンアワーに、私たちはそれぞれお酒を飲み、日中に何が起こったかについて話します」

「最近では彼は私があげたiPadを使って、私はiPadでCNNか何かを見ています。それで会話はありません!」と彼女は嘆いた。

昨年のカークの誕生日のために、二人は明るいピンクの服を着て、車椅子に並んで両手をつないでポーズをとった。

素敵なカップルですね。いつまでもお元気で。
この動画は昨年のインタビューです。

H/T 　The Vintage News、 IMdbs

（海外ニュース翻訳情報局　樺島万里子）