【ロシア：注目】プーチン大統領：満杯のスタジアムでロシア国歌を歌う(英語の歌詞あり)

Post by Mariko Kabashima 2019/05/17　　23：59

日本では、丸山議員のロシアに対する失言が問題になり、国内の世論も真っ二つに分かれているのではないでしょうか。 今回は、プーチン大統領が、ファシリエーターとしてロシア国民を一つにした動画を紹介します。

2018年3月、モスクワのルジニキ・スタジアムであるフェスティバルが行われました。それは、2018年の平昌オリンピックでメダル受賞者を祝う為です。

2018年の平昌オリンピックで、ロシアは、ドーピング問題で、 ロシアの国内オリンピック委員会（NOC）が国際オリンピック委員会（IOC）制裁下となり、国家を代表しない「ロシアからのオリンピック選手（Olympic Athletes from Russia）」として出場することとなりました。

ロシアのアイスホッケーは、金メダルを取ったにも関わらず、国旗掲揚も国歌斉唱もされませんでした。

なぜなら、制裁として、表彰時には、国旗・国歌の代わりに、五輪旗と五輪賛歌が使われ（独立参加選手団に準じた扱い）、IOCコードも通常のロシア選手団と区別するために「RUS」ではなく「OAR」が用いられたためでした。

こうしたことから、平昌オリンピックでは歌えなかった国歌を、帰国した選手を集めてスタジアムで皆で歌ったのです。
この時、プーチン大統領はファシリエーターとしての役目を果たしています。
プーチン大統領については賛否両論ありますが、このフェスティバルの様子は、トランプ大統領のキャンペーンの盛り上がりに似ています。
ホッケー選手の赤い毛糸の帽子が、トランプ氏のMAGAハットのようです。

このビデオは、パイラルビデオとして世界中に拡散されました。

プーチン：

親愛なる友よ
ここルジニキ・スタジアムに来てくださった皆さん、ようこそ。
数年前は、ここはルザ（Luza）と読んでいましたが、もはやルザ（訳注：ロシア語で水たまり）ではありません。
我々が誇れる有名なルジニキです。強いロシアのためにこの集会に来ている皆さん、よくいらっしゃいました。
しかし、今モスクワの中心にいる人たちだけでなく、私たちの広大な国中のすべての我々のサポーターを歓迎したいです。
何十万、何百万もの沢山の人々がいます。
モスクワでのフェスティバルでの晴れた凍てつく日に、我々はみなさんの息、肘、肩を我々のそばで感じていると言いたいです。
我々は、共にいます。我々はチームです。
 我々はチームですよね。
そのとおりです！
我々の目標は明確でシンプルで高潔です。
我々の国を明るく未来志向にしたいのです。
我々の先祖はここに住んでいて、今我々はここに住んでいます。
我々の子供たちや孫だけでなく、彼らに幸せな未来を提供するために最善を尽くします。
そうでしょう？
その通りです！
我々以外に誰も、我々のために、そして我々の代わりにそれをするつもりはありません。
しかし、我々がそうすれば、今後数十年で、21世紀全体が我々の輝かしい勝利を祝うでしょう。
そうしますか。
我々はやります！
親愛なる友よ、才能あふれる、我々の素晴らしいアスリートたちが今ここにいます。
オリンピックのメダルを獲得した後は、みんな、ホッケー選手、国歌を歌っています。
しかし、どういうわけか我々は、その国歌を聞くことができませんでした。
我々の国歌を一緒に歌いましょう。いいですか？
さあ、始めましょう！

――国歌斉唱――――

ロシア！ロシア!　ロシア！　ロシア!　ロシア!

ご支援ありがとうございます！

みなさんに主の平安がありますように！

ロシア国歌の意味はこちらから

各国の反応

私はロシアに対してある種の民族的精神的親近感を持たなければならない。これを聞いて涙ぐんだ。素晴らしい感動の瞬間です。ロシアに栄光あれ！

71才のカナダ人の私もそう思った。

70歳キウイからです。本物の歌手の歌です。ファイブ・アイズ*の国歌にあります。くだらない低俗な言葉よりも優れているに違いない。 (訳注：ファイブ・アイズ・・ アングロサクソン系5ヵ国（米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド）の諜報機関で構成される国際諜報同盟（intelligence alliance）

これはロシアとロシア国民が素晴らしい国への愛を示しているところです。
常識的な国に対する国民の愛情に匹敵する西側諸国の国はない。
願わくは、西側によるロシアへの中傷が止まり、彼らを生かしてくれることを願う。

ロシアは1917年以来、西側が彼らに課した戦争と戦ってきた…。1940年にナチスを一掃するために中断しました。
私たちに対して恨みを持たない彼らの能力について、私を驚かせることは決してありません…。彼らは、西洋を支配している盗賊こそが真の敵だと理解しているのかもしれません。私たち全員に…。

ロシア最高、プーチン大好き、そして、あなたがこのままでいることを願っています(より良い新しい世界をリードする上で)。少なくとも私の耳の中では、あなたは私の国歌であるポーランド語とカナダ語の両方が負けていますので、私は少し嫉妬していますが、あなたを許します(笑)

群衆の中には、黒ずん黒い顔でも蒼白な顔でも、ピンクの髪をしたホモやトランスジェンダーやレズビアンもいない。同じような優越感を持ち、外見があなた方の民や指導者と同じ、つまり、道徳的な義務を果たし、同じ国籍で、同じ人種で、白人でければならないのです。

その通りだね。白人が自分たちの国の文化を批判されることなく、堂々と祝うことができる素晴らしい光景だよ。それを理解すれば、君は本当に精神的にオープンマインドな人だね。

「スター・スパンド・バナー」(訳注：米国の国歌）」を聞いても、20代前半のころと同じような愛国心を吹き込むことはできないだろう。米国が支援した政権の歴史は、1945年以降から1953年にイランへ、そして現在のイラン、ベネズエラなどへと変遷しているが、まだ十分ではない。

何百万人もの外国人を殺したことは、ますます軽蔑されるようになったことを裏付けるだけだった。ロシア人には歴史と文化の感覚がある。

米国の大学教育を受けた(インドクトリン)無知な人々が、米国の最も優れた側面を一掃しようと躍起になっている。

この点ではトーマスと同意見です。63年間、何十年も何十年も何十年も彼らの資源のためにお金を払うのではなく、盗みたいと思っている誰からでも爆弾を落とす指導者/暴漢の国で、全国的な「誇り 」を見つけるのは難しい。
指導者や暴漢たちは、毎月10万人もの違法者が国境を越えて押し寄せてくるのを国に許し、労働許可を与え、聴聞会を待つ間、6〜10年間、彼らを滞在させ続けている。
指導者/暴徒の国は、基本的には、彼らの利益と追求に適用される法律が存在しないように、私たちの法律を軽視し続ける。
指導者や暴徒が米国人から税金収入を強要し続け、それを、実際に私たちの土地を植民地化している前述の違法者に即座に引き渡す国だ。
かつては何かを支持していたが、今では1920年代のカリグラやベルリンの支配下にあったローマを思い起こさせる国だ。
おそらくロシアは世界への道標としてより良い役割を果たすだろう。地獄にボールを落としてしまって、今は絶対にもう戻ってこないよ。

ざっとこのビデオの各国の反応を見てみても、ロシアを支持する人は保守的な白人が多いですし、彼らの意識の中には有色人種は眼中にありません。
日本人でもプーチン大統領に比較的親近感を持つ人がいますが、絶対越えられない壁、それは日本人のほとんどが白人ではないということを分かったうえで評価するべきではないかと思います。

H/T Russia Insider

（海外ニュース翻訳情報局　樺島万里子）