【米国：2020年大統領選】第1四半期のキャンペーンに参加した女性の数は、どの民主党の大統領選候補よりも多い

米国のトランプ大統領は、2016年の大統領選のキャンペーン当時から、民主党を中心としたアンチ・トランプから「女性差別者」とか「女性蔑視だ」というような批判をずっと浴びてきました。当時の民主党の対抗馬がヒラリー・クリントン氏という女性の大統領候補だったことも少なからず影響が少ならずあったと思いますが。
しかし、2020年の大統領選キャンペーンにおいては少し様子が違うようです。
米連邦散居委員会(FEC)の現在のデータによると、どの民主党候補者よりもトランプ大統領を支持する女性の寄付者の数が多いという結果になりました。しかも、その一人当たりの寄付の平均金額は、141ドルとどの民主党候補よりはるかに低いのです。
富裕層だけではなく、いかに庶民のトランプ支持者が多いかということを物語っているのではないでしょうか。
ただ、現役大統領は他の候補者よりも時間が長くキャンペーンができるという利点がありますが、それでも今後、女性からの支持がますます増える傾向であるという事実は、主流メディアのニュアンスと違い、トランプ大統領に満足している女性が増えているということではないでしょうか。
こちらの記事は、デイリーコーラーから紹介します。

Post by Mariko Kabashima 2019/05/08 14：04

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【Daily Caller 2019/05/07 】

FECのデータによると、2020年大統領選でのドナルド・トランプ大統領の再選キャンペーンに寄付した女性の数は、民主党の全ての候補者よりも多かった。

2019年の第１四半期には10,375人の女性がトランプ氏に寄付をしたが、最も接近した民主党候補者の倍以上である。2番目に女性の寄付者の数が多かったのは、カリフォルニア州のカマラ・ハリス上院議員 (3,850人) だった。

トランプ氏の女性の寄付者1人当たりの平均寄付額も、彼の最大のライバルである候補者の女性寄付者1人当たりの寄付額よりはるかに低い。女性寄付者の一人当たりへの平均寄付額は、ニューヨークのカーステン・ジリブランド上院議員が1,321ドル、ハリス上院議員935ドル、トランプ氏141ドルだった。

Center for Responsive Politicsがまとめたこのデータは、米連邦選挙委員会(FEC)の公開された利用可能な寄付金情報を使用。個々の寄付者は、特定の候補者への少なくとも200ドルの寄付に達した場合にのみ、FECによって詳細が明示される。

候補者別女性寄付者の数（2019年第1四半期）：

ドナルド・トランプ：10,375

カマラ・ハリス：3,850

バーニー・サンダース：3,271

ベト・オルーク：2,289

コリー・ブッカー：2,020

ピート・ブーテジェッジ：1,335

エリザベス・ウォーレン：1,330

エイミー・グロブチャー：1,321

アンドリュー・ヤン：964

カーステン・ギリブランド：960

ジュリアン・カストロ：563

ジェイ・インスレー：473

ジョン・ディレイニー：451

ジョン・ヒッケンルーパー：362

トゥルシー・ギャバード：164

トランプ氏は、寄付者の男女別内訳を見ると、民主党のライバルと比べて特に優位である。

各候補者の寄付者の人口構成の内訳をジェンダーパリティ（男女均等）で見ると、トランプ氏は第三位にランクされており、同氏への寄付金の45.45%は女性からのものである。寄付金の52.48%を女性から受けているニューヨーク上院議員カーステン・ジリブランド氏、寄付金の49.27%を女性から受け取っているカリフォルニア州上院議員カマラ・ハリス氏に次いでトランプ大統領は三位となる。

候補者別寄付金の女性寄付者の割合(2019年第1四半期)

カーステン・ギリブランド：52.48％

カマラ・ハリス：49.27％

ドナルド・トランプ：45.45％

エイミー・クロブチャー：45.20％

ベト・オルーク：44.86％

ジュリアン・カストロ：42.25％

エリザベス・ウォーレン：41.48％

ジョン・ディレイニー：39.45％

ジェイ・インスレー：39.04％

コリー・ブッカー：38.30％

ジョン・ヒッケンルーパー：35.05％

ピート・ブーテジェッジ：33.53％

バーニー・サンダース：33.29％

トゥルシー・ギャバード：29.34％

アンドリュー・ヤン：23.10％

2020年の第1四半期だけでなく、トランプ大統領の資金調達のすべてを含めると、20,363人の女性が大統領の再選キャンペーンに7,592,966ドルを寄付した。つまり、トランプ氏は民主党の候補者全員を合わせた額よりも多くの女性から寄付金を受けとっている。ただし、民主党の候補者よりも寄付金を集める時間をかけているが。

大統領のドナーの男女別内訳は、時間の経過とともに良くなっている。2020年の資金調達全体で、トランプ氏の寄付の36.3%は女性からのものでした。しかし、2019年の第1四半期だけを見ると、その数字は45.45%と9ポイント以上跳ね上がっている。

(海外ニュース翻訳情報局　樺島万里子）